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今の気持ちを書き殴るだけの記事

すっかりご無沙汰してしまってる。

なんとか、かろうじて生きてる。
今日は半日以上寝たけど。
そのせいで寝れなくて、その勢いにまかせて久々にnoteを書き綴る。

この夏は暑すぎて、生き延びるのに必死で
それが功を奏してなんとか悲しみに暮れすぎずに活動できた。
オットは北の人間で暑いのが苦手だったから、この夏過ごさなくてよかったね、ってちょっとだけ思った。

死別直後は、まるでぼんやりとした霧にいるみたいで、ずっと夢を見ているような、頭が回らなくて変なかんじだった。
悲しみが鋭くて、トゲトゲで、ずっと痛かった。

小さい日常の「もう2度といっしょにできないんだな」ってことを感じては
たくさん泣いて、傷になって、ちょっとずつかさぶたができては、それが剥がれての繰り返し。

それを繰り返すことで、痛みの感じ方も
少しずつ大きな緩やかな波みたいになった。

とげとげから、どーん、というか。
じわじわ、あー、これ、現実なんだぁ。と少しずつわかってきて
ちょっとずつ、うまく目を逸らしたり、他ごとするのが上手になったりしてきた。

オットがわたしに残したものをかきあつめたい、代わりになにかせねばという使命感で動き回ったり
かといえば突然ガソリンがなくなって無気力になったり。その繰り返しをずっとしてる。

仕事もがんばったし、それなりに新しい趣味を始めたりなんかして、あたらしい友達もできたりなんかした。

それでも、オットのことを思い出さない日はないし、いまだにオットの死を口に出すことができない。
特に、死別前から夫婦で親交があったひと、とりわけ結婚式に来てくれたようなひとには、
いまだに口から、「亡くなりました」が
どうしても、
どうしても

出てこない。

頭ではわかっている。
もうオットはこの世にいない。

だってあの日、冷たくなったオットの横でしがみついて3日寝たし、

それでも生き返らないんだな、
ってしみじみ思ったし

お骨も拾ったし、
手ですくったし、
お墓に入っていくのも見届けた。

なのに、どうして、言えないんだろう。

言ったら、ほんとうに、オットは死んでしまう。
そんな気がしている。

生きていてほしい、
あのひとたちの中だけでも。

幸せな結婚式をした、あの日のままのふたりでいさせてほしい。

たぶん、そう思うから、言えない。

わたしが言えるようになるまで、
それはそれで、あきらめて、置いておこうとおもう。


死別してあっという間に日が経ってしまった。
もうすぐ300日が経とうとしてる。

こんなに長いおっとの不在ははじめてだ。
でも、こうやって会えない日が続いていく。
どれだけ会いたくても、夢でも、会えない。
それが死んでしまうっていうことなんだろう。


***


オットの同僚のことをふと思い出して、先週気まぐれに連絡を取ってみたら、手書きの履歴書が出てきたから送ってあげると言ってくれた。

数日前に受け取ってレターパックをあけたら
懐かしい字に、久々にくらってしまった。

丸くて、おおきくて、優しい文字。オットそのもの。
でも、とっても綺麗で、
やっぱり亡くなる2年前くらいから
ペン上手に持ててなかったんだなぁって思った。
指が、拘縮しはじめてたんだなぁ。

そんな指でもわたしにいっぱい、ラブレター書いてくれた。嬉しかったな。

でもわたしは、その10倍くらい、手紙書いたなぁ。

できることはなんでもしたかった。

できれば、助けてあげたかったなぁ。


レターパックには、オットの写真が何枚も同封されてた。どれも、みたことのないオット。

いっぱい笑って、楽しそう。
飛んだり跳ねたりしてる。
生徒を見る目は、なんて優しいんだろう。

オットが私に見せる顔は、私だけのものだったように
オットが学校にいるときの顔は、みんなの先生の顔だったんだなぁ。

私と出会う前、ちゃあんと、
動けてて、幸せそうで、よかった。

今日はそれが知れて、すごく良かった。

ついつい思い出すのは、闘病の、辛かった時で。
でも、オットには、顔がとろけるくらいに、幸せなときも、ちゃんとあった。

わたしも、たくさん泣いたけど
ほんとはもらった愛や幸せなことのほうが
多いはずなんだよな。

私は元気な頃のオットを知らない。

弱って、ぼろぼろになっていくオットしか知らないのに、
これだけ好きだったってことは

やっぱり条件でもなんでもなくて
本当に心の底から、オットのことがたまらなく好きだったんだとおもう。

歩けなくても
さわれなくても
しゃべれなくても

とても、とても、大好きだった。

そのことを忘れたくなくて

今でもずっと変わらず大好きで


いろんなことを忘れたくなくて

今の気持ちをありのまま書いとく。

また夢で会えますように。

おやすみ。

サポートありがとうございます。 大好きなオットのために、使わせていただきます🙏