すみません、お名前なんでしたっけ

カフェ横のレコードショップから、永遠と米津玄師のlemonが流れている。
lemonが収録されているCDではたしか、次は『クランベリーとパンケーキ』って曲が流れるはずだ。
あっちの曲の方が結構好き。
米津さんのおちゃらけさが全面に出てる気がして。

けど、それは流れることはなく、米津の有名な曲メドレーが続く。
3曲くらいでまたlemon。

正直イヤホンが欲しくなるけれど、あいにく1週間程前から紛失中だ。
そろそろ見つかっても良い頃だけれど、見つかる気がしないので多分本当に、どこかに落としでもしたんだろう。
耳から発生する些細なストレスを許しながら、本を読む。

終盤だ。やっぱり小説の終わりは興奮する。うわーこれどうなんの!

今日は絶対に外に出るべき日だった様だ。
夕焼けが綺麗だったから。
夕焼けって言っても、太陽は雲で見えなくて、その代わりに雲間から真っ赤なオレンジ(?!)が見えた。

道ゆく人たちはあまり気づいていない様だった。
みんな、誰かと話している。
イヤホンが無いって辛いな。
会話が全部耳に入ってくる。

耳もそうだけど、鼻も過敏になる。

本を読んで、じわっと出てくる感情、思い出すトラウマに近いもの。
とっくに打ち勝ったと思っていた。
その時の匂いを思い出して、空気と混じって鼻に来る。

秋の匂いが苦手だった。
昔嫌な事をされていて、1番やな事をされた所が秋の公園だった。
そこから三年程は秋の木の匂いが苦手すぎて、通ると辛くなるから迂回しながら登下校していたな。

プルースト現象というんだっけか。

だからその期間は秋自体が苦手になっていた。今はもう、大丈夫。早く芋が食べたいまである。


人が人を忘れる順番は
視覚、触覚、嗅覚らしい。

触覚って何やねんと思うけど一旦放っておいて、まじ嗅覚残りすぎる。全然消えない。元々鼻が効くっていうのもあるかもしれない。

一瞬で私にまとわりついて、うんざり。うざいなぁ。

本当に自分でもキモいってわかってるんだけど、一回しか会った事ない人でも、強い香水つけてたりするとマジで覚えるし、街で同じ匂いの人とすれ違った瞬間

「あ、◯◯さんの匂い」

ってなる。
で、こうやって思い出しちゃう。
これが恋愛テクというやつですか?
まんまと嵌められている。

人とハグする時に、その人の匂いで囲まれるのもすき。

人の名前覚えるの苦手だけど匂いは覚えるの得意だし、私と関わる人全員くっさいほど香水ぷんぷんさせて欲しい。

もう最終的には匂いの名前で覚えちゃうかもしれない。そして本名を忘れる。

あちゃ〜

フリージアさん、甘いドーナツさん、ベルガモさん…えーちょー可愛い!!

うん。冗談ですヨ。

1人で居る日は無限にnoteが書けるな…本日4つ目です。
もう全然課題やりたくないから、もう一冊本、読んじゃおうかな〜

またね。

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