日記①〜訓練〜

はじめに

ものすごく区切りの悪い今日という日だが、思い立ったが吉日ということにして、日記的なものをはじめてみることにした。

ちなみに私は幾度となく日記というものに敗北し続けている。

もともと「何かひとつのことを毎日続ける」ということがひどく苦手で、なんでも3日坊主で終わってしまうのが基本だし、奇跡的に続いたとしても1年未満で放り出してしまう。

なので、今回も続けていける自信はこれっぽっちも無いのだが、まあなんせやってみないと分からないのでね。(謎ポジティブ)

とりあえずやってみることにした。

しかし自分にべらぼうに甘いため、毎日じゃなくても2〜3日おきくらいに書ければ花丸ということにしようと思う。



2024.5.8(水)

今日という日もいつも通り仕事しかしていない一日だった。

しかしながら怖かったのはお昼ご飯を食べていたら、突然ボキッと箸が折れたことである。

箸が折れるというのは、昔からあまり良い気持ちがするものではない。

しかもあまりにも突然折れた。

前触れもなくボキッといきなり折れて、白ごはんに刺さったままの半分になった箸に、異様な不気味さを感じてしまう。

そのおかげで、せっかくの貴重な昼休み中にわざわざ「箸 折れる 不吉」で検索をかけるという無駄な時間を追加してしまった。

しかも検索結果で出てきた記事にはやっぱりいいことなんて何にも書いていない。

だがしかしその中に、

「悪い意味だけじゃなくて、箸が折れるのは何かの警告ってことだから、気をつけてねって言ってもらえたって思って、前向きに捉えれば大丈夫!」

というような、こじつけポジティブな記事もちらほらと見つられたので少し救われた。

しかもそこで「箸折れたうわ〜最悪」とはならず、サッと当たり前のように自分のお弁当袋から予備の箸を出すことができた。

そして何事もなかったかのように、私は飯を食い続ける決心ができたので、「箸が折れたという不吉」への不安はより薄まることとなった。

ありがとう、予備の箸入れとけって言ってくれた母。

これらのおかげで、そのよく分からない不吉に対する恐怖は無くなりつつも、やっぱりそれなりに警戒して今日を過ごした。

でも、大好きなバンド好きの先輩に「今年もうフェス行った?」って声をかけてもらえてお喋りすることもできたし、払いたかったネットショッピングの支払いも忘れずできたし、仕事もこなしたし、これといって不吉そうなことは一日中無かった。

「何、所詮ジンクスなんてこんなもんなんだな。」

完全にそう思った。

いや、私は基本現実主義なくせに、こういう占いとかジンクスは無駄にビクビク信じてしまうところがあるようだ。

なんかアホだな。

女一人。

そんなものに怯えず生きていこうとしよう。

「箸に寿命が来て、ただ折れた」

それだけのことで、その寿命が今日だっただけなのである。
このことはそれ以上でも以下でも無いのだ。

という結論に1日を終えて辿り着き、さっき仕事から家に帰ってきたのだが、先ほどからなんだかどうも寒気がして鼻水がすごく出る。

花粉のピークはすぎたはずなのに。おかしい。

と思ったら、頭も痛くて喉も痛くなってきた。

でも熱はない。


「風邪」だ。


これは確実なる「風邪」だ。

正真正銘疑いようの無い「風邪」である。


なるほど、これが箸が折れて知らせてくれた「不吉」だったのなのだろうか。

「お前、風邪ひくよ」
って警告だったのだろうか。


折れた箸は、私が5年ぶりに大風邪をひくことを警告してきてくれていたのだ。

なんてこった…。


とりあえず今日は、警告に従い、あったかくして寝るとする。


いや、それにしてもしょうもない不吉を知らせる箸である。


エピソード弱いて。



おわり


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