『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』東京予選最終日
芸歴16年以上限定の漫才トーナメント『THE SECOND』
出場者は130組以上。
東京、大阪で計5日間に渡り行われる予選で選ばれた32組が決勝トーナメントに進む。
出場資格は芸歴16年以上、決勝戦は1対1のトーナメント制、予選のネタ時間は6分と言う点がM-1グランプリと大きく異なる。
芸歴制限で賞レースに出られなくなった後も舞台に立ち、観客を笑わせ続けて来た漫才師達。
磨き上げられた芸をただ消費するだけでなく、じっくりと見せたいということだろうか。
予選最終日のトップバッターは…
私が行ったのは東京予選最終日の夜の部。
出場者は以下の14組で約2時間。
MCはキクチウソツカナイさん。
目当は三拍子。
芸歴16年以上の漫才の大会が始まると言うニュースを見た時、まだ御本人が出るともなんとも言ってないのに「決勝戦のチケット取れるかな…」とそれだけが心配だった。三拍子が優勝する瞬間を生で見たい。
昨年、別の団体が主催した芸歴15年以上ならジャンル問わず参加できる「G-1グランプリ」という大会があった。
その時も三拍子は出場し予選から決勝戦まで見に行ったのだが、なぜか観客の私は毎回大緊張。
毎回神社に寄ってから見に行っていた気がする。
が、今回は「おもしろい漫才を見に行く」という気持ちが強かった。
先週、月曜日から土曜日まで毎日三拍子が出演するライブを見に行った。そのどれもがおもしろく、予選でやる漫才を見に行くことが日に日に楽しみに。
日記ではこんなふうに書いたが、予選当日は「三拍子の漫才で笑わせてもらいたいという欲求」の方が勝ってしまったようだ。(先週は週6で観たのに今週は予選を含めて2回だったせいもあるかもしれない。)
さて予選当日。会場は茅場町の東京証券会館ホール。なぜここ?という気もしないでもないが綺麗な会場だった。
MCのキクチウソツカナイさんが大会の概要を説明し、拍手で盛り上げ、出場者を出番順に紹介する。
聞いたことのないコンビ名が多かったけどどんなネタをやるんだろう。三拍子はやはり最後の方だろうか。
などと思っていたが…
「それでは最初のブロック。まずは三拍子…!」
三拍子トップバッターかい!!!
思わず「えええ」と声をあげて驚いてしまった。
ライブでは大体トリか、ブロック毎のトリになることが多い三拍子さん。
だから今回も最後のブロックだと思っていた。
暗転、出囃子が鳴り水色とピンク色の2人が登場。
トップバッター三拍子に慣れてないので前菜飛ばしてメインディッシュが出て来たような、珈琲が来る前にケーキが来たような、転職したばかりなのに月々の給料が振り込まれる前にボーナスをもらうような、そんな感じの喜びと動揺に数秒間とらわれる。心の準備がまだ…。
が、いざ漫才が始まったら一気にその世界に引き込まれた。
ここ最近幾度となく見たネタだが、昔からあるネタにアレンジを加えていてこれがまたおもしろいんだ。全国放送の決勝トーナメントでこのネタをやるかどうかは分からないけどみんなに見てほしい。
何度も見ている私でものけぞって笑ってしまうほどなので初見の人は更に笑うと思う。初めて見た時はおもしろすぎて興奮して熱狂して感動すらしてしまうほどだった。
久保さんがツッコミを毎回微妙に変えてくるので何回見ても楽しめるというのもすごいところ。
昨年のG-1グランプリでも何度も感じたが、同じ6分間でもコンビによって体感が異なる。
三拍子の6分はあっという間だった。恐らく無駄な部分が一切無いのだと思う。お笑いの詳しいことよく分からないけど。
あの漫才を全国の人にじっくりと堪能してもらいたいので決勝トーナメントに進んでほしい。そして生で見たい。観覧に当選しますように…!!
三拍子は2026年に武道館で単独ライブを開催するという目標を掲げている。
THE SECONDで優勝したらその予定が前倒しになる可能性もあるというような話もどこかでしていた。
この大会をきっかけに三拍子の漫才を見る人、好きになる人がますます増えますように。武道館が埋まるくらい、ファンが増えますように!!
何もできないけど応援の気持ちだけは携えて2月27日の予選結果発表を待ちたいと思います。
そして、3月5日(日)は三拍子拍子単独ライブ『うんたった』の開催日。あと約2週間。
新ネタばかりの単独ライブらしいので開催発表から毎日楽しみで仕方がない。どんなネタが見られるのか、ワクワクが止まらない。
老若男女誰でも笑わせてくれる三拍子。
昨年は屋外イベントでお年寄りから小さいお子様まで三拍子の漫才を見て笑っている姿を見た。
お笑いライブに行ったことがない人でも楽しめるのでこの機会に是非。
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