ふじさわ

1999年生まれ、岩手~宮城~東京、とりとめもないおしゃべり

ふじさわ

1999年生まれ、岩手~宮城~東京、とりとめもないおしゃべり

最近の記事

「当事者」を考える

(久しぶりに、石沢麻依さん『貝に続く場所にて』を読んだ。2020年夏の芥川賞受賞作) 主人公は、東日本大震災を仙台の山側で経験している。津波で友人が行方不明になっていること、あの日から9年が経つことを受け止めきれずにいる。 この作品の舞台はドイツで、美術や宗教、街の歴史といった、震災とは異なるテーマについても深く語られている。 が、主人公はどこで何をしていても、「私は津波を経験しなかった」「友人はまだ見つからない」ということが頭から離れない。当時、自分だって大変な経験を

    • 12月24日

      この日だけはまだどうやってもさみしい。 今日は父の三回忌です。 大きな法事をしてもらうわけでもないし、家族とだって父がいなくなってからについてちゃんと話すこともない。 普段人と父について話すときはいつも笑い話やいい思い出だし、夢に出てくる父もいつもふざけてるか笑ってる。 でも、やっぱりこの日は沈む。 この一年は、父に相談したいと思うことがさらに増えた。 父に話したいことも紹介したい人もたくさんできた。 勉強のおかげで、今なら父の相談に乗れたかもしれないのに、と思うようにな

      • 10月11日-15日、日記

        月曜日 通院。体調が最高という日は果たしてやってくるのだろうか。 最近はカフェインにもたたきのめされている。 大学の課題で、4年間の学生生活を振り返り、学んだことや成長したことをまとめた。いろいろあった。なんとなくとった免許でも必然かと思うような大事なことを勉強できた。嬉しい。 火曜日 びびっていた研修の本番が始まる。 OJTのような、実際にボランティアスタッフとして取り組む形。 めちゃくちゃ緊張した、就職活動の面接よりも心臓がバクバクでさすがにうけた。 始まると終わる。無

        • 10月4日-8日、テンション-50→+100

          月曜(-50) インプット多めの研修。まったくついていけなかった、文面では読み上げるも頭の中には何もインプットされず。終わって泣く。 ・初めてのコミュニティに入るたび、毎度落ち込んでいる自分 ・分からないながらもやっていく、が苦手な自分 ・ぶっちゃけ全体像より現場のリアルな様子が分かると理解しやすい自分 ・会話できるとものすごい安心できる自分 を発見する。 火曜(±0) いろいろな課題を終わらせる。予定より進んで大満足(超珍しい)。 『海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳

        「当事者」を考える

          10月1日、透明内定式

          (↑チーズベーグル大好き人間) 10月だ、早〜〜〜。 今週は丸一日の授業が続いていて(大学四年にとってはこれが当たり前じゃない・ハードモードであるというヤバさ)、今日はそれが全部終わった〜という日。 完全にゆるりとしていた。 卒論やら授業課題やら、やることはあるけど、もう今日だけは疲れと低気圧のせいにして伸びてた。 が、21時半。 友達のSNSで気付く。 今日10月1日って、一般的に【内定式】をやってる日じゃん……! 私もありがたいことに、就職先は決まっている。 だけど

          10月1日、透明内定式

          9月27日、授業に感動して泣く

          心打たれる授業がまた一つ、増えた。 教育(とくに社会教育)について学んでいると、「人の人生に向き合うとはどういうことか」という、すげー問いをいただくことがとても多い。 今日の授業では、「学びの場を作る者にも、たくさんの課題がある」という話の中で、 「人の人生にわたる成長を見取り・伴走するものとして、どんな『デリカシー』やプロフェッションが必要か」 という投げかけを先生からいただいた。 この前後一連の流れすべてが素晴らしく、心打たれ、涙が出た。 自分の経験を振り返り、気持

          9月27日、授業に感動して泣く

          9月20日

          忘れたくない〜〜〜と思う出来事や、会話や、景色ばかりの2日間だった。 このまま真空パックにして、大切にとっておけたらいいのに。 いつか忘れちゃうのかなあ。 いつか、忘れてしまいたい、って思う日が来るのかなあ。 過去は、現在と未来によって意味が変わっていく、というのは平野啓一郎さん『マチネの終わりに』のいうところですが、 過去も、現在も、未来もずっと地続きなんだというのは『海獣の子供』で学びました。 そして、言葉に表すことや、目に見えているものが全てではないということも。

          9月14日

          今日しみじみと嬉しかったこと、湯気のたつコーヒーを注いでもらった。 カフェでコーヒーのおかわりをいただいたのだけど、レジが混んでいたので、店員さんに気付いていただくまで時間がかかった。 お忙しいところ申し訳なくマグカップを渡したら、大きなポットを鮮やかに傾けてコーヒーを注いでくれた。 注がれてる間際から湯気がもわもわたってる。 久しぶりに、実家で、家族にお味噌汁を注いでもらった時のような気持ちになり、涙が出そうになった。人間がいる、という実感。笑 人の作るご飯のありがた

          9月13日

          今日は、街がちょっとそわそわしていた。 今日から緊急事態宣言が開けて、まん延防止等重点措置になった。 まだまだ規制はあるし大変な状況はそんなに変わらないけど、 キャリーケースを引いて歩く人がぐっと増えたし、 謎のロケ班もどこからか来ていた。 陽気に「仙台の気候、最高っすね〜」って話す人たちのテンションは、冬眠明けのクマだった。 確かにいい風が吹いててお出かけ日和だった。 私も、いつもは行かない道を歩いてみたら、イチョウの木に青いギンナンの実がたーくさんできていた。 最寄

          9月12日

          プロに任せることは、大事だなあ〜〜〜。 確かに、DIYとか、こだわり食材のおうちごはんとかだったら、自分たちでやるから気づけることや、それによって作れる関係性は、別として、ある。 私も家の漆喰を塗ったり、野菜を育てたり釣りをしたりしたし、生きるに直結する暮らしを追体験することは、今改めて目を向けられてもいる。 「自分の機嫌は自分で取れ」的なビジネスマインドや、人に迷惑をかけるのはみっともないって自制心も、今は当たり前。 けれど、自分を客観視して、本当に自分に合ったものを見

          9月10日

          イヤホンなくした。 昨日買ったイヤホン。 昨日寝る前に枕元に置いて、朝起きて、作業して、出かけようとしたら、見当たらない。 ひととおり探しても出てこない。 完全にお気持ちが叩きのめされた。 なくしものなんてしないタイプなのに。 いや、なくしても秒で見つけるタイプなのに。 置き場所決める前になくなるなんてことある? もうだめ。 悲しくなってきた。 涙目でごみ袋ひっくり返した。 イヤホン探すアプリを試しても、ずっとロードしてる。 呪。 もう何をする気力もなくなり、疲れ果て

          9月9日

          教育は、国のためか・個人のためか。 国は、誰の何のためにあるのか。 個人は、何のために働いて何のために生きているのか。 今日は、最近聴いてるラジオでも、最近読んでる本でも、政治の話をしていた。 勉強していることとも重なって、ううむ、となった。 とてもぼんやりとした着地だけど、 自分はどこに所属していても「個人」であること、そして自分を構成する要素?は、いくつものマイノリティの重なりであることを覚えていたいなあ。 今日の体は不思議だった。 出かける準備をして、バッグを肩か

          9月7日

          ここ最近触れるデータや資料。 「不登校は全体の◯%」とか、「学力の正規分布曲線」とかを見ていると、ひねくれた気持ちがしゃしゃり出てくる。 データで分かることはたくさんあるし、全体を見渡すのはとても大切だと分かる。 けれど、「そこ」にいる人たちはどういう状況でどんな気持ちなんだろう、そうなった背景にはどんな環境や人生があるのだろう、ってうざい問いが湧いてきてしまう。 長期スパンで考えるのが苦手なのと、人の役に立てない=自分の価値がないと考えるところから、目の前の無力感ばかり

          9月6日

          昨日の深夜?今日の未明?久々に夜更かしした。 早起きした日に限って、つい夜更かししてしまうことってありませんか。あれってなんなんだろう。 今回も、気がついたら深夜1時半。 いつもはお隣さんのいびきが聞こえてくる時間帯だけど、このときは鼻歌うたってた。 私は漫画を読んでいた。 五十嵐大介さん『海獣の子供』全5巻。 普段漫画は読まないし、なんとなくで読み始めたら、これが素晴らしい作品で。夜更かしするしかなかった。 「この世界は目に見えるものが全てじゃない、言葉じゃない、 大

          9月4日

          最近Podcastをきいてる。 クローゼットを整理しながら聞いていたら、ほんとそう…となり、そのままメモしたこと。 motion gallery crossingの第8回、演劇のゲスト中村茜さんをお招きしたお話。 (どの話も発見があって、興味深いテーマばかり) 作品を、商業的/芸術的の二項対立にしないこと。 劇場の公共性/商業性、 小劇場の生み出す価値の希少さ。 作品、とか劇場、に限らず、考えていたい視点「二項対立に仕上げないこと」「公共性と商業性」だー…! 中長期

          9月3日

          今日の記憶はほとんどない。 できたことといえば、 ・忘れずに薬を飲んだ(昨日忘れかけたのでセーフ、習慣になりつつある) ・全力お風呂掃除した(やろうやろうと放置してた) ・コンサルの教科書みたいな本を開いてみた(抵抗感強すぎて1年近く買い渋っていた) ・授業の準備&課題を片付けた(1ヶ月近く溜めてた) ・明日のお弁当と朝ごはんのために、卵焼きとひじき煮とポトフを作った(ローリエの匂いが好きになってて嬉しい) いつも起きる前からよくないことを考えて、いつも何かしらに不安だ〜