配管の耐用年数を大幅に超えて延命を可能にするNMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆効果
現在、一般的には建物の寿命は60年以上といわれますが、建物の各設備には個別に耐用年数が異なり、給水配管や空調冷温水配管で一般的に使われている亜鉛メッキ鋼管(SGP管)の耐用年数は20年程とされています。これは建物寿命と比較し3分の1ですが、配管劣化への対策として実施される配管更新は、建物に必要な修繕の中でもかなり高額な費用が必要なものとなる為に、出来れば避けたいところです。配管内の主な劣化原因である赤錆腐食を、配管内赤錆防止装置「NMRパイプテクター®」によって対策した場合、配管更新の5~10分の1の費用で配管耐用年数の2倍の40年以上の配管延命が可能となります。
給水配管の長期延命事例 築55年の「大手DPE工場」
NMRパイプテクター®の導入によって、配管の長期延命が行われている建物に東京都調布市の大手DPE工場があります。DPE工場では築35年となった平成12年に、配管の劣化診断で給水配管内の赤錆腐食が進んでいる為に、今後の使用可能期間は約2ヵ月と診断がされ、早急な対策が必要な事が分かりました。実際にDPE工場内では給水配管からの漏水が多発し、配管内の赤錆により毎朝、赤水も発生していました。その為に、赤錆腐食の対策や、配管延命を目的として緊急にNMRパイプテクター®を導入しました。
DPE工場の配管内の赤錆腐食による水中の鉄分値の確認の為に、採水検査を実施しました。給水配管の夜間滞留していた水を、朝一番に採水したところ、その水中の赤錆による鉄分値はNMRパイプテクター®の導入前は0.5㎎/ℓと、水道法水質基準値の0.3㎎/ℓよりも高い数値である事が確認されました。NMRパイプテクター®導入から6日後の水質検査では、水中の鉄分値は0.05㎎/ℓ未満まで減少し、その後も複数回の水質検査が実施されましたが、水中の鉄分値は毎回0.03㎎/ℓ以下である事が確認され、NMRパイプテクター®の防錆効果により赤錆腐食は完全に停止し、導入前まで多発していた漏水や赤水も無くなりました。その後20年間、本給水管は延命しました。
空調冷温水配管の長期延命事例 築54年の「帝劇ビル」
先程のDPE工場では、給水配管の長期延命の事例でしたが、東京都千代田区の帝劇ビルでは空調冷温水配管の長期延命を実現しています。帝劇ビルでは築34年となった平成12年に、空調冷温水配管の老朽化よる赤錆腐食によって、一部漏水が発生していた為に、赤錆対策としてNMRパイプテクター®を導入しました。
その後、2020年の現在まで漏水はなく、築54年となりますが防錆効果により赤錆腐食の心配がない為に、配管更新をせずに今後も空調冷温水配管を使用していく事が可能となりました。
空調冷却水配管の長期延命事例 築55年の「八重洲口会館」
東京都千代田区の八重洲口会館では、空調冷温水配管、および空調冷却水配管で長期延命を実現しています。八重洲口会館では、築50年となった平成27年に赤錆腐食の防止と配管延命を目的として、NMRパイプテクター®を導入いたしました。
採水検査では、NMRパイプテクター®導入前の冷却水配管内を循環している冷却水中の赤錆による鉄分値は、11㎎/ℓと非常に高い数値でしたが、NMRパイプテクター®の導入1週間後の水質検査では、水を入れ替えないで同じ水中の鉄分値が0.1㎎/ℓ未満とわずか1週間で大幅に減少し、配管内の赤錆腐食を完全に防止しました。空調冷温水配管でも同様に赤錆腐食は完全に停止し、現在まで継続して赤錆の発生が完全に防止されている事が確認されています。
建物寿命まで配管を延命する唯一の技術 NMRパイプテクター®-NMRPT-
今回の3つの建物はいずれも、築年数50年以上で配管耐用年数を大幅に超えていましたが、NMRパイプテクター®による防錆効果で、2020年の現在まで配管の延命がされています。赤錆腐食が停止しただけでなく、既存の赤錆の黒錆化により配管内は黒錆被膜で強化されており、赤錆が発生しない配管内環境となっています。この事により、建物寿命までの長期配管延命をNMRパイプテクター®は可能としています。このようにNMRパイプテクター®は、配管の長期延命が実証されていますので、配管更新を行わずに建物管理を進めるには、是非NMRパイプテクター®についてお問い合わせください。
関連リンク
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?