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【前年比2倍】つくば市で3度目のネット投票実証

こんにちは!パイプドHD広報の久保です。
パイプドHDグループの株式会社VOTE FORは、2018年からつくば市と協力し、ネット投票の実証実験を毎年実施しており、先日3回目となる実証実験が終了しました。
実証実験の結果、今年は昨年の2倍以上の投票数がありました!

過去の実証実験での問題点

過去には、本人認証にマインバーカードや顔認証などを活用したPCでのネット投票システムを構築しましたが、以下の問題が浮き彫りになりました。

① マイナンバーカードのパスワード忘れで投票できない
② ICカードリーダーやWebカメラを備えたPCが必要
③ 限られた投票所のみでの投票

今回はスマホ投票による実証実験

そこで、今年はデジタルIDアプリ「xID」と連携し、スマホでの投票が可能な投票システムを構築し、場所と時間の制約を受けないネット投票を実現しました。

実証実験の結果

投票数は昨年の2倍以上に
スマホと専用アプリがあれば投票できるため、投票者の負担を軽減し、結果的に354票(前年度:150票/前々年度:119票)と大幅増となりました。

国内だけでなく、海外からの投票も
スマホ投票の実現により、アメリカ合衆国在住の方からの投票も確認され、「いつでもどこからでも投票できる」ことを実証できました。

投票の利便性向上だけでなく、行政の窓口業務への活用にも期待
マイナンバーカードと連携できるデジタルIDアプリ「xID」を活用しているため、スマホ単体での厳正な個人認証を行いつつ、スムーズな投票を実現できました。これにより、行政の窓口業務の電子化等でも活用が大いに見込まれることが実証できました。

▼実証実験の詳細はこちら(VOTE FORのHP)
https://votefor.co.jp/info/747/


政治とITは、もっと仲良くなれる

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実証に携わったVOTE FORの取締役 村尾さんに、今後の展望を聞きました。

今回は、日本で唯一の公的個人認証と連携したデジタルIDを活用し、利便性を上げつつ厳正な個人認証を実現し、スマホでどこからでも投票ができる...という「新しい生活様式」に合った実証でした。

VOTE FORは経営理念に「政治とITは、もっと仲良くなれる」を掲げ、公職選挙におけるオンライン投票を早期に実現することにより、行政のDXを推進し、より多くの方が行政・政治に参画しやすくなることを目指して、取り組んできました。

政府のデジタル庁立ち上げやスーパーシティ構想の進行によって、動きが活発になってきたなかで、投票という領域で様々な日本初の実証を行なった唯一の企業として、引き続き行政のアップデートに貢献してまいります。

「誰もが主体的に政治に参加できる社会」を目指し、公職選挙におけるインターネット投票の研究・推進に日々邁進するVOTE FORとネット投票の動向を引き続きウォッチしていきたいと思います。

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