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【5e】海外モンスターデータ利用のススメ:Monstrous Menagerie【世界で最も偉大なRPGの第五版】

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この記事はモンスターデータ活用のススメの続きです。


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モンスターマニュアルのリファイン版:Monstrous Menagerie

さて、海外のD&D5eのヘビープレイヤーの間では、「公式のモンスターマニュアルのアップデート」と呼ばれている本がある。それが EN Publisher が出版している「Advanced 5e」という5e SRDをベースに様々なルールを加えた別のゲームがあるのだが、そのゲームのために書かれたモンスターデータ本Monstrous Menagerie(奇怪千万展覧会)だ。

この本に載っているモンスターは、ゴブリン・オーク・バグベア・ドラゴン・アウルベア…と言ったD&Dでも出てくる定番モンスターなのだが、そのデータが少しリファインされ、更にモンスターの振る舞いや戦術、小隊の構成などの、マスターが遭遇を作成する際に有用な情報も目一杯詰め込まれているのだ。

例えばゴブリンだが、モンスターマニュアルの場合どんなことが書いてあるかというと…

  • ゴブリンというモンスターの解説。主に文章で記述されている

  • ゴブリンのデータ2種(ゴブリンとゴブリンのかしら)

DMのイメージを膨らませるには十分な記述ではある。
これがMonstrous Menagerieではどのような記述になっているかというと

  • ゴブリンというモンスターの説明

  • ゴブリンの伝説と伝承(〈自然〉で判定したDC別に用意されている)

  • ゴブリンを中心とした遭遇例(CR 0-2,CR 3-4,CR 5-10の3種)

  • ゴブリンが登場する前徴(Sign):D6 のチャートで記述されている

  • 単独行動のゴブリンの振る舞い例:D6 のチャートで記述されている

  • 砂漠あるいは草原での集団行動例:D4 のチャートで記述されている

  • 丘陵あるいは山岳での集団行動例:D4 のチャートで記述されている

  • 氷原での集団行動例:D4 のチャートで記述されている

  • 森・ジャングル・沼地での集団行動例:D4 のチャートで記述されている

  • 砦での集団行動例:D4 のチャートで記述されている

  • 地下での集団行動例:D4 のチャートで記述されている

  • ゴブリンの名前例

  • ゴブリンのデータ

  • ゴブリンの戦術例

  • ゴブリンの改造例(アルケミスト・重戦士・銃士・防御専門・スカウト)

  • ゴブリンボスのデータと戦術例

  • ゴブリン・ウォーロックのデータと戦術例

  • ゴブリン・ウォーロックの改造例(呪文の入れ替え・追加提案)


Monstrous Menagerie より引用

以上のように、ゴブリンというモンスター1つでも様々なアプローチで運用するためのアイディアがつまっている。バリエーション込みで600近いモンスターのデータが534ページ分つまってPDFなら日本円で3千円しない!(DriveTHRURPG からなら割引中!)1冊持っていて損のない本だ。
ちなみにアートは要らない「データだけ」っていうなら、実は公式サイトでデータとチャートは公開されている。

例えばゴブリンのデータはこんな風に載っている。伝承や遭遇時の振る舞いに関するチャートの情報も載っている。一部は  A5E で使う数値が残っているが、そこを無視すれば5e環境でも普通に運用可能だ。

モンスターの運用の幅を広げてみたかったら、1冊持っていると割とお得な本であるMonstrous Menagerie、非常におすすめの一冊です。

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