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忘れちゃいけない私のきもち

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自分自身の葛藤と周囲からの反対に板挟みで辛かった高校生の頃の私が綴った感情。 やろうと思えば何でもできてそんな私を認めてくれる、自由で幸せな環境に今はいられるからこそ、それを当た…
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嬉し涙の裏側に滲む「幸せ」

つい一年半前までは 起きたくても起き上がれなくて、 頭も働かないから記憶力も集中力も続かない。 将来のことについて考えたり、自分について他人に伝えることも怖くてできなかった。 でも今は、私の「好き」と「やりたい」を認めてくれて応援してくれる人たちに囲まれて、のびのびと自分の気持ちに従って生活ができている。 徐々に起きられる日が増えて、自分についても話せるようになって、人に相談ができるようになって、論理的に思考を巡らせたり会話ができるようになった。 もう、SNSも怖くなくな

唯一の記憶

2年半前の私の目にほぼ毎日映っていた景色。 歩いてても座っていても立っていても、ずっと吐き気か頭痛がしていた。特に電車とバスの中は、その閉鎖的な空間と金属音も相まって症状悪化の温床だった。 だからずっとしゃがみ込んでいた。 電車の中や駅のホームでしゃがみ込んでいても、席を譲ったり声をかけたりしてくれた人は誰もいなかった。1人を除いて。 この頃は、頭が働いていなかったことに加えて、記憶を抹消したいという無意識の気持ちから、そもそも記憶がほぼ存在しないが、あるおじさんのこ

日常から「当たり前」がなくなって

ある日を境に私の中で何かが崩れ去った。 人生観も変わった。 私の中にある黒くて苦しい思い出を供養したくて、ずっと下書きに入れていたnoteをconclude&publishすることにした。 Collapsed週5日、学校や仕事に行くこと。 みんなと一緒に授業を聞いて、テストを受けること。 公共交通機関に乗ること。 将来について考えること。 好きなことをやること。 毎日起きて日常生活を送ること。 自分のことを伝えること。 これらの「当たり前」だと思っていた生活は、2年半前