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【KHM】メタゲーム①【パイオニア】

2021.2.15

大規模禁止改訂を受けたパイオニア
ウーロ、テフェリー、再生、スパイと根こそぎ持っていかれた後の環境に残されたものと這い上がってきたもの
どんなデッキが結果を残し、今のメタゲームを形成しているのかご紹介いたします。


【大会結果】

紙のメタは現状調査不可能なため、MOのみがメタを知る唯一の方法です。直近の大会結果を見てみましょう
※大会結果およびデッキリストはリンク先のgoldfish様参照願います。

■【2/27 Pioneer Challenge 】
1: 4色ファイアーズ(ヨーリオン)
2: ラクドスパイロマンサー(ルールス)
3: 4色ファイアーズ(ヨーリオン)
4: ラクドスミッドレンジ
5: ジャンドサクリファイス
6: ラクドスミッドレンジ
7: ナヤウィノータ
8: 黒単吸血鬼

■【2/27 Pioneer Champs 】
1: ジャンドサクリファイス
2: ラクドスパイロマンサー(ルールス)
3: 黒単(氷雪)アグロ
4: ボロスバーン(ルールス)
5: スゥルタイミッドレンジ
6: ナヤウィノータ
7: ラクドスパイロマンサー(ルールス)
8: ラクドスパイロマンサー(ルールス)

■【2/28 Pioneer Challenge 】
1: ラクドスミッドレンジ
2: 5Cニヴ
3: オルゾフオーラ(ルールス)
4: 黒単(氷雪)アグロ
5: ボロスバーン(ルールス)
6: ディミーアコン
7: ジャンドサクリファイス
8: 黒単吸血鬼t白

【メタ環境】

ざっくり言えばミッドレンジ環境と言えます。
黒単赤単のアグロが復権するかと思いきやコンボらしいコンボもいないことからミッドレンジ全般がアグロに蓋をしているような状況でしょうか。

色についても支配的だった青緑から黒赤が中心かな?といった印象です。
ウーロの次に強いのがクロクサだからと言われてしまえば納得するしかありません。
恐らくパイオニアリーガルのカードで一番高いのはクロクサかヴァルキーです。EDH需要で高いわけではございませんので単純にパワー=金額でOK

コントロールについては群雄割拠すぎてデッキが固まらないからだろうなと。テフェリーがいなくなれば青黒がとも思いましたがこれからに期待ですね。
ボードアドバンテージの取り合いが旬のようです。
以降、入賞したデッキを少し掘り下げてみます。

【各デッキの変化】

■4色ファイアーズ(ヨーリオン)

テフェリーを失いながらも《鴉の警告》、《エシカの戦車》でジェスカイカラーに緑が増えたファイアーズ
トークンから工作員を踏み倒すメインプランは変わらずもながら、《鴉の警告》によるシルバーバレット戦略により多様なデッキへの回答を用意できるようになりました。
幸か不幸か《鴉の警告》の第三章はドローステップ後なので積み込んだカードがクリーチャーであれば手札に加えることなく、即踏み倒しも可能です。
しかしながらテフェリーを失ったことにより踏み倒しが妨害されることも多くなったのでトレードオフのようなもの

■ラクドスパイロマンサー、ラクドスミッドレンジ

思考囲い、プッシュの1マナスペルとクロクサを中心に

ルールスを採用してパイロマンサー、アルカニストで軽量スペルを連打しアドバンテージを広げるか

チャンドラ、砕骨、カリタス、ハゾレトのグッドスタッフで盤面を制圧するのか

両面土地でマナ基盤が安定したこと、禁止改訂を経てカードパワーがラクドスカラーに集中していることから今後も上位メタとして一定の地位を築いていくのではないでしょうか。

ちなみにどちらの構築でもヴァルキーをあまり見かけませんでした。
やはり踏み倒さなければ7マナPWは悠長なのでしょう
無理なく両面使えるので表面で変身したい相手が定まれば一定数入ると思います。

■ジャンドサクリファイス

両面土地でマナ基盤が安定したくらいですが、もともと困っていた様子もなかった気がします。
実力はあったもののコンボ耐性が無に等しかったのでいつの間にやらどこかに消えておりました。
昨今、スパイが去り、ロータスも霊圧が消えた状態なので生き生きしております。

サクリ台とダメージ源が複数種つまれており、ギミックへの介入が難しいです。
ギミックを止めるには生贄を封じる常在型能力が必要ですが、ヤシャーン以外にあったかどうか
RIPや力戦では波乱の悪魔が止まりません。(波乱の悪魔には波乱の悪魔ぶつけんだよ!)

■ナヤウィノータ

ミッドレンジと名ばかりのコンボデッキです
ガチャ要素とキープ基準が厳しいですが2:1交換しやすいカードも多く、ウィノータが出せないからとそのまま死ぬようなこともありません。
混沌とした環境にこそガチャは相応しい

サイドボードに《スカルドの決戦》が入ってるくらいでカルドハイムで得たものはほぼ無い
《飛行機械技師》を入れるのが最近のトレンドのようです。強いのかよくわかりません。

■黒単(氷雪)アグロ、吸血鬼

黒単(氷雪)アグロは伝統的な黒単アグロからロークスワインが抜けて、《不詳の安息地》が投入されました。
変わり谷は続投なので2種類のミシュランで戦います!
アーボーグが無いので7枚も無色土地入れたらテンポロスしそうなんですが、どのような使用感なのでしょうか。
先週はTOP8入りしなかったけど伝統的な黒単アグロの方が強い気がしてならないのですが

吸血鬼はアグロやバーンに強い黒単として機能します。
黒単アグロが有利とする相手には微有利以上を保ち、かつ、その黒単アグロ含めその他のアグロに強いといった利点があります。
なので黒単アグロが苦手とする相手には同様に苦手です。
ミッドレンジ環境を生き抜くのはちょっとつらいです

どちらもコントロールが台頭してきたら強さを発揮します。


■5Cニヴ

ミッドレンジの王様のはずが
先週はあまり奮わなかったようです。先々週はもっといたはず

5Cヨーリオンにニヴをタッチする型もあります。

どちらも白日の下にからティボルトを踏み倒すのが一つの醍醐味ですね。
《樹の神、エシカ》で毎ターンガチャするのも楽しいですね。

やはりアグロ全般に強く、大抵のミッドレンジも粉微塵に粉砕していくでしょうと言いたいところですがラクドスとの相性は結果だけ見ているとなんとも言えません。ラクドスの方が動きだしが早いので、トライオームのタップインでテンポロスしやすいニヴは…どんな感じ?

3テフェもウーロも失ったためコントロール相手がとてもつらくなりました!ガハハ

【最後に】

予想していた環境と少し違う様相にとてもわくわくしております。

もっとアグロアグロになるかもと思ったのですがミッドレンジがここまで幅を利かせるとは…ミッドレンジのカードって4~5マナ圏の強い生物使えたりするから楽しいよね!ブリンガーとかスカラベとか!

3月31日まで公認イベントは引き続き自粛となりました。
引き続きMOがメタの指標となりますが、そもそもリアルの方はメタの概念が存在しないので今は好きなデッキで遊びましょう!

それではまた

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