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タンゴという山登り

アルゼンチンタンゴダンスは山登りのようだ👣。

遠くの魅力あるその山⛰に近づきたくて山麓から登ってゆく。
知らない山だから、ガイドに付き添ってもらいながら登ることが多い。

ここでいうところのガイドはいわゆるタンゴダンス教師ね😉。

登っている最中はその頂は、ずっと見えているわけではない👀?。
ほかにも様々な山の風景を見ながら登る。

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その山の登り方は、ガイドによって道すじや順序が異なる。
多くはそのガイドがこれまで登ってきた道を紹介し、そこを一緒に併走してもらいながら登る。だから、初めてその山を登る人には合う合わないがあって当然。

ガイドによっては、途中の目的地(頂上ではない)にロープウェイで乗り付ける人もいるし、最短距離の険しい山道を行く人もいるし、傾斜の少ない道を選ぶ人もいる。ガイドも初登山者も、道を覚えるように山の魅力を楽しみながら行く人もいれば、道に生えている野草など目もくれずに登る人もいる。

登っている最中は、初登山者はどこに向かっているか実はよくわからない。
もうガイドを信じるしかない。


しかし、あまりの辿り着かなさや、その方針の合わなさにガイドを変える人もいる。もっというと、実は目指している山(やりたい踊り)がガイドと違っていたりすることもある。

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いつ、その頂に立てるのか?
もっというと、その頂とは何なのか?

ある程度の高みまで登ってくると、自分が一生懸命登っていたタンゴの山の概要がわかってくるとともに、自分の登っている山がわかる。
実はその経験自体があなたのタンゴの山であり、登ってきたものだ。

さまざまなタンゴの山を登った人は、連峰のようなタンゴになるし、孤高に一つの山をずっと登った人は富士山みたいになっているかもしれない。
もしかしたら、上る体力の問題や、ガイドとの相性、山登りのセンス、山との相性で、さほど高くない山になるかもしれない。

でも高くないからと言って、魅力がないというわけではない。
低くても、沢山の高山植物が生い茂り、花咲かすような魅力を持ち、人に好かれる山かもしれないし、飛び抜けて高いけど、草も生えないような荒涼とした人を寄せ付けない山かもしれない。

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もちろん、実はそれはタンゴの山じゃなかったりするかもしれない。
登っていったなら、そのひとはその山が好きだったのだ。それはそれで悪くない。

あなたのタンゴを見つけてゆくことが、タンゴを学び、登ってゆくことだと思う。
ひとからとやかく言われようが、あなたのタンゴである。
とやかく言われてブレるようならそこまで。

迷い、挫折しそうになることがあって、初めて自分のタンゴの山道に本当に入ってゆくのだと思う。

あとは、登りたいと思った山を俯瞰できるところまで登るまでだ。

頑張ろう。

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