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タンゴなのかダンスなのか1

今日、私の所属するFJTA(日本アルゼンチンタンゴ連盟)の2020年度のタンゴインストラクター資格更新講習があり、そのなかで、1980年代から1990年代までの舞台ショーのタンゴをあたらめて観た。

私が、あータンゴを踊りたい。かっこいい!と思った時代の踊りだ。

立っているだけでタンゴ。
歩いているだけでタンゴ。
視線をあげただけでタンゴ。

その存在がタンゴなのだ。

その映像とは違うのだが、そんなタンゴに惚れた私がBsAsまでレッスンに通っていたRoberto&Vanina。彼らの踊りの素晴らしさを思い出す。

そして、最近のタンゴダンスは、素晴らしく技術が向上し、身体能力の優れたダンサーが、経験豊かな振付師のステップを、華麗に、ときにアクロバティックにおどる。すごい!人に見せるための技術の集大成がある。

2018年のショー部門のチャンピオンDmitry&Sagdiana


しかし、これはタンゴなのか?
個々の主張が出過ぎて2人の踊りの中のウィットが見えにくくなっているのは、
ダンス技術(タンゴ技術でない)が前面に出過ぎているせいかもしれない。

タンゴを踊るのか?
ダンスを踊るのか?

そこのところが大事だと思った今日。

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