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アルゼンチンタンゴを習う②

アルゼンチンタンゴダンスを習うということは、どういうことをするのか?

私の若い頃は、もう職人の如く、見て覚える世界でした。

ま、そんな苦労もあって今となっては、タンゴを身に着けるための方法が出来上がりました。

①歩く
これは、どのタンゴ教師も言うこと。
タンゴの基本は歩くこと。

でも、私たちは普段は普通に歩いている。
タンゴで歩くということと何が違うのか?

それは、『音楽に合わせて歩く』『相手と一緒に歩く』という2点が大きく異なる。

まずは、自分が音楽のテンポに合わせて歩けること。
しかも、タンゴに必要な歩き方で(←これはレッスン受けないとわからない)

そして、次に音楽のリズムに合わせて歩けること。
ベース音の変化に合わせて歩けること。曲によって、あるいはフレーズによって変化するので、曲をよく知っていないと実際は難しい。
だから、タンゴ曲のテンポにあう、講師の提案するリズムで歩くことを行う。

まずは、この練習をすることが大事。

②ピボット
片足を軸にして体を回転させる動作。実際にはタンゴのステップの中にオーチョ(数字の8)というものがあるので、このなかで必ずピボットが行われています。

これも、タンゴの音楽のテンポにあわせてピボットすることが大事になります。
最初は同じテンポ。次にテンポを変化させてピボットします。
ピボットするためのコツは、やはり、レッスンを受けないとわからない(笑)。
教師によってその説明は様々だと思います。

以上!

タンゴの動き基本は①歩く&②ピボットの2つしかありません。
これをタンゴのステップやムーブメントに応じて組み合わせているのです。

もちろん、歩くと言っても、前後左右に動きますし、ピボットも身体の使い方のコツが必要です。

それをレッスンで、教師から習うことでタンゴらしい歩きや動きができるようになります。

そして、①歩くの最後の
『相手と一緒に歩く』
これが、実は1番の難問。

It take two to tango.

タンゴを踊るには協力が必要。
自分の感覚のように、相手は音楽を聞いていないし、身体を動かすタイミングも異なるのが普通。それを相手に合うように、チューニングすることが最大の難しさとなる。

基本的にタンゴを踊るということは、
男性が音楽を聴いて、女性をリードし、ステップの構成を一歩ずつ提案してゆく。
それを女性が、音楽と彼の意図に添うようにリードを翻訳し、その動きに華やかさを加えて踊る。男性の動きと女性の動きは多くは別の動きをする。

ステップのシーケンスを覚えても、このリードとフォローが無ければ、それはタンゴにはならない。

だから、2人で踊る機会がなければタンゴは踊れるようにはならない。

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そして、どのようにリードするのか?どのようにフォローするのか?
実はこれは人の数だけやり方がある。どれが正しいということはないですが、最大公約数的に心地よく通じやすいやり方と、そのバリエーションを身につけることががベストだと思う。これも、それを知る人から学ばねばわからない。Youtubeを見てもタンゴを踊れないのはこれがあるからだ。

レッスンで教師の指導を受けねばならないのは、この点が大きい。
タンゴ教師が男女ペアで教えることが大事なのも、この点なのです。

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