溢れ出て、駆け抜けていく
芸術大学の通信学部を卒業して、あっという間に一年が過ぎました。また、あたらしい春。
そして、それももうすぐ終わってしまう。
一年前、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、卒業式も、卒業制作発表会も、展示も、なにもかもなくなって、最後に先生方や同期生たちに会うこともできずに、7年にも及んだ通信学部での学生生活はあっけなく終わってしまった。
実感が湧かないまま時間だけが過ぎていって、新生活の忙しさから、わたしは詩を書かなくなった。書かないということはいろんな意味で重たかった