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「ウィルキンソン タンサン ティー」のわかんない。

2019年4月に発売したウィルキンソン タンサン ティーが大好きだった。

成分表をみても「水/炭酸、香料」としか書かれていないのに、結構しっかりと紅茶の味がして美味しい。たぬきに化かされたような気分になる。味覚の95%は鼻で感じているという話を実感する。

好きすぎて、箱買いで常飲するほどで、ゴミ箱の一部がウィルキンソン タンサン ティー専用の墓場と化した。ついに自分にとっての炭酸水の「答え」が登場したか…と、しみじみ喜んでいたのも束の間、何の前触れもなく、近所のコンビニから姿を消してしまった。

「答え」を「間違い」だと突きつけられたような悔しさで、「近所のコンビニの店長とはセンスが合わないし、もし一緒にお酒を飲んでも暗い気持ちで帰ることになるんだろうな。」などと身勝手なレッテル貼りをしていたが、近所のコンビニだけではなく、Amazonを始め、各通販サイトでも取り扱いが徐々に減りはじめた。

数日後、メーカー販売終了。完全に姿を消し、今(2020年3月現在)はもう手に入らなくなってしまった。コンビニの店長のセンスと合わないのではなく、自分のセンスが世間と合っていないだけだった。

今は、2番目に好きなウィルキンソン タンサン レモンを買っているけど、いまだにウィルキンソン タンサン ティーのことが忘れられない。初恋を引きずりながら、妥協で別の子と付き合い続けてるみたいでよろしくないので、今はレモンと全力で向き合っている。しかし、ティーが復活したら全力で手の平を返すと思う。なんかレモンが可哀想になってきた。

自分が一番だと思っているものが、世間と合わない時、なんともいえない気持ちになるし、わかんないことがいっぱいある。


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