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映画パンフレット感想#5 『テルマ&ルイーズ 4K』
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公式X(Twitter)アカウントによる紹介ポスト
-ˏˋ 🏎️パンフレット完成🏎️ˎˊ-
— 映画『テルマ&ルイーズ 4K』全国順次公開中! (@thelma_louise4k) February 14, 2024
✔️ イントロ&ストーリー
✔️ スタッフ&キャスト情報
✔️ コラム
遠山純生さん(映画評論家)
児玉美月さん(映画文筆家)
ゆっきゅんさん(DIVA)
etc…
¥800(税込)
お買い求めは上映劇場にて🛞💨
お楽しみに! pic.twitter.com/yKKZAzFqLN
感想
A4サイズのパンフレット。私の体感では、映画パンフはB5かそれに近い特寸サイズが最も多いと思う。それ故、久々に手にするA4はとても大きく感じる。上記で紹介した表紙の見開き「テルマとルイーズの顔アップ」や、公式ポストのGIF画像でも確認できる見開き「グランドキャニオンを飛翔するサンダーバード」(BTTFのデロリアンみたい!)は、A3サイズでダイナミック。しばらく目を奪われてしまった。ページを開いた瞬間に映画の世界に再び飛び込めるし、映画を観てすっかり好きになってしまった二人に再び会える楽しさがある。
全体のテキスト量はそれほど多くはない。旧作のパンフにしては、トリビア・裏話的な情報も少ない。でも800円という価格は妥当だとは思う。また、テキストが少ないながらも、寄稿は精鋭。3本とも異なるアプローチでそれぞれに熱量があり、楽しみながら読んだ。前述した通り、A4・A3の大きいサイズで多数のスチール写真を堪能できる魅力もある。
遠山純生氏の寄稿では、ロードムービー・犯罪逃避行モノ・女性の旅映画などの系譜に触れた上で、本作の立ち位置が明らかにされていて、興味深く読んだ。また、児玉美月氏の寄稿には心を揺さぶられた。ラストシーンの解釈は自分では考え至らなかったことでその発想に胸を打たれたし、結びの文章には胸を熱くした。また、旧作映画に見られる「現代では再考すべき問題を内包する描写」についても真摯に指摘されているのも毎度のことながら敬服した。
ゆっきゅん氏の寄稿も含め、「映画を観終わった後に友達と感想を語り合う」気持ちで読むといいかも。映画を、テルマとルイーズの二人を好きになった人におすすめしたいパンフレット。
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