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横浜FM。左WGでのレギュラー争い!一体、誰が今季主に出場する?

昨季まで所属していた現名古屋グランパス所属のFWマテウスとレギュラー争いをしていたFW遠藤渓太。昨年の夏、ブラジル1部セリエAのボタフォゴFRから期限付き移籍で加入したFWエリキ。

この2選手が今季横浜FMのリーグ戦のみならず、ACLで主に左ウィングのポジションでどちらかがプレーする事になるだろう。

遠藤とエリキのプレーの違いとは一体?

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遠藤の持ち味としては、快足を活かしたドリブル突破から相手DFとの一対一の駆け引きから、中へのクロスか自ら持ち込んでシュートへと持っていくだけでなく、他にも選択肢が可能な選手。
その為、相手DFも遠藤を捕らえようとしても、動きのあるプレーにより、どうしてもマークを外してしまい、遠藤はフリーとなり彼に仕事をさせてしまう。

ドリブルからの突破力はあるものの、彼自身の課題は決定力とも言っていいだろう。
昨季は後半戦こそ、調子が上がり得点を量産し7得点4アシストと好調ぶりを見せたが、前半戦では0得点3アシストと決して良い結果とは言い切れないものだった。
1シーズン通しての結果としては7得点7アシストと前半戦の調子の悪さを帳消しにするシーズンにはなったが、今年は東京五輪もある為、更なる活躍が求められる一年になる事に違いないだろう。
また、ACLもある今季は「今年の横浜FMの左サイドウィングは俺だ!」というプレーを東京五輪までとは言わず、今シーズン一年間見せられればレギュラー争いを勝ち取るだけでなく、東京五輪U-23日本代表メンバーにも選出され、後にはサッカー選手としてのキャリアのステップアップにも繋がるのではないだろうか。

良い点
・スピードに乗ったドリブルで持ち味を発揮できる
・ミドルシュートをカットインしてから放つことができる
・得点に貪欲なだけでなく、チームの為に走り切る力がある
・スーパーサブ的役割を秘めている(もちろん、スタメン起用もありの選手)

悪い点
・得点力不足に陥る事があり、沼にハマると中々抜け出せず得点をあげられない
・所々、迷いが見えるプレーをしてしまう

一方で、エリキの持ち味は遠藤同様快足とその快足を活かした個人技からのドリブル突破から、フィニッシュに持ち込める力も兼ね備えている選手。
遠藤との違いは、アシストをするタイプではあまりないという事。また、個の力でプレーを打開する力を持っていること。
昨季は夏に加入した事もあり、戦術的にフィットするかどうかは分からなかったが、いざ公式戦に出場させてみたらJリーグデビュー戦で1アシスト、Jリーグ初アシストを記録。その次の試合では、1得点1アシストでJリーグ初得点を記録。
横浜FMの戦術にフィットするのが早かった印象。昨季終えてみれば、8得点3アシストと助っ人外国人としての役割を果たす結果となった。そんな彼だが、3トップの真ん中でもプレーをする事ができるユーティリティ性も発揮している。
しかし、エリキの真ん中でのプレーと、サイドでのプレーを比較してみると

中央でのプレー
良い点
・ボールを引き出す力が高い
・中央に位置する事でサイドの選手、あるいは、トップ下のマルコスとの連携をとり、裏へと抜け出せる
・個人技で局面を打開することが可能
・身長は低いものの、難しいボールに対してアクロバティックなプレーができる

悪い点
これといった、悪い点は特になし。

サイドでのプレー(今季は主に左サイド)

良い点
・相手DFとの一対一でストロングポイントが発揮される
・持ち味である快足をいかしたプレーが可能
・カウンター時に彼にボールを預ける事により、スムーズにドリブルで持ち運び快足を飛ばし、カウンターの成功率を高められる

悪い点
・相手チームにサイド攻撃を仕掛けられた際、エリキのサイドが手薄になってしまう
・プレー内容自体は悪くはないのだが、途中出場の遠藤と比較してしまうと、ゴールへの直結するシーンが少なく物足りなさを感じてしまう

と、上記のような違いがあるだろう。
個人的には彼を起用するのであれば、3トップの中央で起用してほしいが、今季は中央の選手として昨季加入し、今季から完全移籍加入のFWエジガル。そして、今季大分トリニータから加入したFWオナイウ。
真のエースストライカー2人が既にいる中でエリキを中央でプレーさせる事はポステコグルー監督の考えはあまりないだろう。

2選手をタイプ別で分けるとどんな選手?

遠藤渓太⇒対人戦を得意とする快速ドリブラーかつ、アシスト量産型ウィンガー
エリキ⇒個人技で相手を翻弄しつつ、持ち味の快足を武器に得点を量産するタイプの快足ウィンガーもしくは、ストライカー的な選手

今季、彼らに期待する事は?

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一番の期待はもちろん、シーズンを通しての得点やアシストだけでなく、チームの勝利に貢献する活躍。
特に、遠藤に関してはオリンピックイヤーである今年は、なんとしてでもU-23日本代表のメンバーに定着して東京五輪に出場を果たしてほしい。
その後には、夏に彼には海外へと渡りいずれかは、横浜FMを代表とする選手になっていき、日の丸を常に背負える選手へと成長して行ってほしい。
エリキに関しては、昨季の活躍も凄かったがそれ以上の得点やアシストを期待されるはず、その為今年はアジアの舞台でも彼の実力を見せつけてほしい。そして、シーズン終了後までには横浜FMから買い取りを勝ち取るような活躍を収めてほしい。


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