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広い視野の持ち主?横浜FM・渡辺皓太の凄さとは

横浜FM所属の渡辺皓太選手の凄さについて、自分なりにまとめてみました。彼が横浜FMに加入してから早くも1年が経過。それでは、一体どんな選手なんでしょうか?

・プロフィール


名前:渡辺皓太(わたなべ こうた)
ニックネーム:こーた、(なべこ、なべこー ※非公式)
生年月日(年齢):1998/10/18(21)
出身地:神奈川県
背番号/ポジション:26/ミッドフィルダー
身長/体重:165cm/61kg
利き足:右足
経歴
川崎市立西生田小学校(F.F.VIGORE/東京ヴェルディジュニア)-川崎市立西生田中学校(東京ヴェルディJrユース)-神奈川県立菅高校/中央高等学院(東京ヴェルディユース)-東京ヴェルディ

・夏に加入してから彼はどうだった?
2019年8月8日。この日、名門東京ヴェルディからある一人の若手選手が加わった。
「はじめまして。東京ヴェルディから移籍してきました渡辺皓太です。Jリーグを代表するクラブでプレーできること、とてもわくわくしています。チームのことを理解し、少しでも早くピッチに立って戦力となれるよう頑張ります。応援よろしくお願いします」
(横浜F・マリノス公式サイト引用)
強い意気込みを感じさせるコメントを発表した。
横浜FMに加入すると、その2日後の22節アウェイ鹿島アントラーズ戦で移籍後初のベンチ入りを果たすと、出場こそはなかったものの、加入間もなくしてベンチ入りしたことから期待値の高さが表れていた。
すると、続く23節ホームC大阪戦では、移籍後初の先発で出場すると、試合こそは1-2で敗戦を喫してしまいましたが、後半84分まで本職のボランチで出場を果たした。
その後は、後半途中からの出場が続いたがチームの勝利に貢献する活躍を収めると、チームは15年ぶりとなるJ1リーグ優勝を達成した。
2019年(東京V時代を含む)のデータを見ると、攻撃に関する数値は東京Ⅴ時代ではパスの数値が高かったが、横浜FM加入後出場時間数が減ったのも影響しているようにも受け取れてしまいますが、逆に東京Ⅴ時代から継続できているのが守備時のボール奪取数値は出場時間が長ければ長い程数値の高さを維持出来ている。
特に、24節名古屋戦では出場時間が23分と短かったのにも関わらず昨季の奪取数値では、東京Ⅴ時代のJ2第12節長崎戦で記録した17.13に次ぐ12.18。
攻撃に特化した選手の印象だったが、データをもとにしてみると中盤での刈り取り屋の一面を横浜FMでも覗かせた。(※Football LAB参考)

では、渡辺皓太という一人のサッカープレーヤーはどういう選手なのか
165cmという小柄ながらも当たり負けしないフィジカルの強さや、足元のテクニックを武器に相手選手を翻弄。しかし、彼の凄さはこれだけじゃない。

凄さ①
戦術理解度の高さ
上記でも述べたように、新加入。それもシーズン途中であるのにも関わらず、加入後僅か2日でベンチ入り。続く試合では先発出場。
さすがに、どれ程横浜FMの戦術面を彼が理解しているのかは分からないが、即戦力として機能すると見抜かれている彼のレベルの高さが分かるはず。

凄さ②
広い視野が持ち味?高いサッカーIQ
今の横浜FMの攻撃を組み立てるビルドアップの面で今最も欠かせない存在。しかし、組み立ての面だけでなく、ペナルティーエリア付近でのチャンスシーンでは隙さえあればミドルシュートを打ったり。あるいは、彼本来のパスの精度の高さを活かせる逆サイドへのロングパス。実際にこのサイドチェンジを起点に得点が生まれた試合がある。
それは、第16節C大阪戦。
左サイドに展開された中でマルコス、ティーラトンを通じて中央のサントスへ。ボックス付近でパスを受けたサントスは体勢を崩しながらも右サイドやや内側の渡辺へ。そこから、伊藤、小池を通じて再び渡辺へと戻される。ボールを受けた瞬間視線を上げて逆サイドのマルコスを見る。
アーリークロス気味の早い弾道のサイドチェンジを行い、マルコスがタッチライン際から折り返しエリキが頭で合わせて得点が生まれた。
広い視野とその場の状況を把握した上でなければ、精度の高いサイドチェンジは生まれなかったと考えてもおかしくはない。

凄さ③
状況判断能力
彼の状況判断能力の高さが生まれたシーンは、第11節清水エスパルス戦の後半86分に挙げたこのゴール。
ペナルティーエリア付近での攻撃の流れから、扇原、高野と展開された中でペナルティーエリア付近に位置していた渡辺は清水DF陣最終ラインの空いたスペースを見つけると、高野から早いクロスに頭で合わせ横浜FM加入後初得点を記録する。

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