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日本へやって来た華麗なるハマのドリブラー・エウベル

「海外でのプレーが夢だった」と語るブラジル人ドリブラーは、リーグ戦ここまで全28節を終了し27試合に出場。5ゴール5アシストを記録し、自身での得点よりも味方選手へのアシストを得意とする彼。
実際のプレーを見てみると、ボールを貰う前に相手のマークを外しフリーでボール華麗にコントロールし、得意であるドリブルを開始する。
ドリブル突破を図ったり、周りの選手と連携し相手DFを抜き去り自らPA内外問わずシュート、PA内でタッチラインギリギリまでボールをキープしゴール前へ折り返し、味方の得点をアシスト。

マリノスでのデビュー戦直後のSNSでは、彼への批判的な意見が多かったもののシーズン開幕前からチームに合流していた事もあり、徐々に調子を上げていき彼の武器とも言えるキレキレのドリブルを何度も見せ、我々マリノスファン・サポーターのみならず他クラブのファン・サポーターを驚かせ、脅威的な存在へとなっていった。
また、今季加入したばかりにも関わらず、何年も前から在籍していたかのような絶対的存在へと成長を見せている。
昨季までチームに所属していたエリキの穴を完璧に埋める選手へとなった。
しかし、そんなエウベルでもやはりエリキと比較されてしまう点がある。それは、ゴール数。
エリキは、19年夏にチームへと加入すると爆発的に得点を量産。その後も、コンスタントに得点とアシストを記録。
確かに、エリキの得点力は物凄いものだったが、本来その高い得点力は中央の選手に欲しいものであって、エウベルの様なサイドからチャンスメイクやアシスト得意とする選手にはあまり不要なものと言えるのではないだろうか。
「攻撃的サッカーをするのだから、圧倒的な得点力は必要じゃないか」と、思う人はいるかもしれない。
確かに「ゴールを決める」という仕事は、前線の選手なら誰しもが求められる事かもしれない。しかし、エウベルの様な持ち味を生かした数多くのチャンスメイクは横浜FMの攻撃的サッカーのみならず、前線の選手に得点力とは別にもっと求められてもいいのではないだろうか。

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現在29歳のブラジル人ドリブラー。残り10試合とされたリーグ戦でどの様な活躍を我々に見せてくれるのか。また、驚愕的なプレーの数々を披露しつつも横浜FMの逆転優勝に大きく貢献してくれる事に期待したい。

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