家賃1年分一括払い?!【驚きの支払い方法】

今回はフィリピンのコンドミニアム賃貸にあたり必要な家賃の支払い方法について書いていきます。


日本ですと家賃は銀行などから自動で引き落とし、少し前ですと大家さんに毎月家賃を届けるなどの方法が一般的です。


しかしフィリピンの都市部、殊コンドミニアムの賃貸ではこれらの方法は通用しません。


では何が一般的かと言いますと、

1.「1年分の家賃前払い」※1年契約の場合

2.「先付小切手での支払い」


この2つの方法がメインになります。それぞれ説明をしていきましょう。

1.「1年分の家賃前払い」

実際には1年分の家賃+2ヶ月分のSecurity deposit(敷金)の前払いになるので、14ヶ月分の支払いになります。

15万ペソのお部屋の場合、

15万✖️14ヶ月=210万ペソ  を一括で払うことになります。

大きいですよね〜!!

とても個人ですぐに用意ができる金額ではありません。


2.「先付小切手での支払い」の説明に移る前に日本では小切手自体があまり馴染みがないので、まずは簡単に「小切手」と「先付け小切手」についてご説明します。

「小切手」・・・小切手とは、銀行等の支払人に対して口座を有する振出人が、所持人(または名宛人)に対し作成者(振出人)の口座から券面に表示された金額の一覧支払いを委託する有価証券。 ※Wikipediaより        

ちなみにフィリピンでは「Check」と呼ばれる。即日現金化が可能。

少し雑な言い方をすると、持ち運びが簡単なお金です。1億円を現金で持ち運んで支払いをするなんて現実的には危ないし、できないですよね?そんな時に紙一枚で1億円だろうが、10億円だろうが簡単に持ち運びができる便利な紙です。

「先付け小切手」・・・小切手の振出日付欄に未来の日付を記入して事実上約束手形と同じように支払を先延ばしする。           ※Wikipediaより

フィリピンでは 「Post Date Check 」と言われ、頭文字を取った「PDC」という略称で会話に出てくる。記載された日付まで現金化できない。


では2.「先付小切手での支払い」について

2〜3ヶ月分の家賃+2ヶ月分のSecurity deposit(敷金)を前払いした後、残りの家賃をPDCにて支払うという形式になります。               仮に先ほどの15万ペソのお部屋を3ヶ月分の家賃前払い、残りはPDC払いで計算すると・・・

15万✖️5ヶ月=75万ペソ → 一括払い 残りは先付け小切手 

手元の現金が足りなくても、残りは毎月払いますよという信用の上で使用できます。

ただし、この「小切手」自体はフィリピンに銀行口座を持っていないと持つことができません。                        


ではどのように使い分けるのでしょうか?



個人でお部屋を借りる場合は1と2の両方を使えますが(オーナー次第)、

不動産会社に依頼をする場合、1の支払い方法がメインになります。

不動産会社の場合、お客さんの数が相当数になり、その都度支払いの滞りに対応することが困難であるため「1年分の家賃前払い」が基本になります。 私が勤めている会社をご利用のお客様も、少なく見積もって1,000人は超えており、スタッフは未払いに関する業務は一切しておりません。こう考えてみるとなかなか凄いことだと、私事ながら改めて凄いなと感じます。


でもなんで毎月払いができないのか?これについては私の考察を次回、書いていこうと思います。

それでは。

#フィリピン不動産 #コンドミニアム #支払い方法 #小切手




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