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001.ミドリムシさん

Vtuberの「みどりむしエレナ」さんが面白い問いをされてまして、ついつい私もこの数日、自問自答することに....その問はズバリ!!
「ミドリムシは動物か?植物か?」です。

一般の人にとっては、「そんなんどっちでもいいじゃん!」といった所でしょう...(* ´艸`)クスクス
でも、健康食品として食べるものなのでムシはちょっととか、バイオ燃料に活かせるから環境問題に役立つとか、興味も人それぞれかと思います。

私は「起源や仕組みが知りたい」タイプなので、このシンプルで奥深い問いに、完全にホイホイされてしまいました(*ノωノ)!
〔生物って何?、何のために生きてるんだ?、もはや哲学!〕いやぁ、エレナさん、面白い研究されてて羨ましいです。

みどりむしエレナさんのnote 
https://note.com/midori_elena/m/mb1d3161dcc72

でですね~、小学校を卒業して以来、私生活ではすっかり縁遠いミドリ虫さんですが、なかなか動物的な動きをしますのよ。(* ´艸`)
なので、ぱっと見で動物に分類したくなるわけですね~。(主観)

しかし、「植物か動物か」という2択の発想は、逆に視野を狭めてしまう「落とし穴」になり得ます...それに、植物や動物の「定義」を知らなくてはいけません。
そこで、いろいろ調べてみました。φ(.‘‘.)

植物...光合成する、葉緑体をもってる、維管束がある、クロロフィルab... 
動物...捕食する、自走できる??
分岐学....多系統、単系統、側系統...
ぁ~ややこし~ (; ・`д・´)!!!

地学を少々かじった私の観点から申しますと...動物に備わっている目(光受容器)も、もともと植物由来の細胞ですし、私たちの身体細胞の中にも「細胞小器官」なるモノが詰まっているわけですが、中でもエネルギーを生みだす「ミトコンドリア」のルーツは好気性細菌だったりします。

つまり、進化初期の捕食と多様性の過程で、捕食されたものが内部共生という形で生きのびている生物種が居てもよいのではないか?(推測)と言うことです(`・ω・´)

種とは「2代目以降も子孫を残せること」が定義なので、たまたま生まれた交雑種は種ではありません。

ならばその「細胞小器官」が外部から取り込まれたものか知りたくなりますよね...。
これをどう調べれば良いかですが、細胞小器官の膜が二重膜以上(多重膜)になっていたら、それはもともと「別モノ」の証拠として断定できます!

結論...(/・ω・)/ドドーン
「ミドリ虫ちゃんの葉緑体は二重膜なのかを調べてみる!」です。
もし観察結果から、葉緑体が多重膜になっていたなら、母体であるミドリムシさんは「動物由来の生物」であっても良いのではないでしょうか?!
だだし、現存ミドリムシは、共生個体であるためハイブリッドな存在であると結論づけられると思います。
光があれば光合成、無ければ動物の本能が目覚め捕食。つまり、いろんなタイプのミドリムシがいても、おかしくないことになります。

今回いろいろ調べてみましたら、同じような研究をされている方が既にたくさんいらっしゃいましたので、リンクを貼らせて頂きました。
みなさんも、これを機に生命の進化、私たち人類に至る起源を、じっくり考えてみてはいかがでしょうか?

◆ミドリムシは動物? 植物?
分子系統樹が藻類の世界に迫る:石丸八寿子
https://www.brh.co.jp/publication/journal/010/ex_1.html

◆筑波大学 生物学学類
https://www.biol.tsukuba.ac.jp/~algae/BotanyWEB/plant.html
 
◆神戸大学大学院理学研究科生物学専攻 洲崎研究室
http://www.research.kobe-u.ac.jp/fsci-suzaki/index.html

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