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矯正日記⑦アンカースクリュー挿入

上顎の前歯を下げるための固定源「アンカースクリュー」を5番目と6番目の歯の根っこの間に挿入してきました。

初期の矯正日記でも説明した通り、4番目の歯を抜いた隙間を前歯を下げることだけで埋めるために使用される医療用のチタン製のネジのことです。

このネジを使わず前歯を下げる場合、奥歯を固定源とするため前歯と奥歯の引っ張り合いが起こり奥歯が前に2〜3割動き前歯を下げる割合が低下します。

すごい出っ歯やとにかく前歯を下げたい意志を持つ方に使用され、他にも上顎を上に上げるために使われたりと挿入する位置によって使用方法は異なります。 

まず麻酔→ドライバーみたいな道具でネジをグリッグリッグリッと左右2本に打つ→ネジと4番目の歯のブラケットをゴムで繋げて終了。
体感5分もかからず終わりました。
麻酔のため痛くはないものの先生の手の動きが軽くホラーで釘付けでした。

YouTubeでネジを打つ位置を誤り歯の根っこに当たり麻酔が切れた後激痛で夜も寝られず翌日打ち直してもらったという地獄の体験談を聞いていたのでビビってましたが無事成功。ホッ!!!!
血は流れず麻酔が切れた後どよんとした痛みが残る程度で、これから前歯が動くことによる痛みの方を心配しています。

矯正器具を装着して2ヶ月。
見るからに変化がある中、上顎左にある八重歯が日に日に八重歯では無くなっていくに伴い唇の形も変わってきました。
独立して前に出ている八重歯に沿うよう少し歪な形をしていた上左半分の唇がその歪さを失い始める。

これが歯の矯正が整形と言われる所以で、歯だけが変化することはなく直接関わる唇や鼻の下、頬肉の見た目も変わっていきます。
また抜歯により大きく歯を動かす場合、歯が引っ込むことで鼻や顎の相対的な見え方も違ってくるのです。

とはいえ全てが良い結果に繋がるとは限りません。
好みもありますが、そんなに歯が出ていない人が抜歯&アンカースクリュー矯正をすると歯が下がり過ぎて矯正前の方が良かったと思う人も見てきました(YouTubeで)。
何事もバランスが大事です。

わたしもすごく歯が出ているわけじゃないと思っているので、矯正器具をつける前に歯が下がり過ぎはしないかと先生に質問したところ
「直子さんの場合は大丈夫。
アンカースクリューは必須。」
と言われ複雑な気持ちになりました。

何はともあれこれ以上口の中に異物が増えることはないだろう!
初ネジ挿入を祝して美味しいソフトクリームを食べて帰りました。

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