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障害者採用枠で転職活動しました

4度目の転職活動をが終わって感じたこととか書いておく。
まずエージェントを利用して正式に「障害者採用枠」で応募したのは2度目。

前回、ハローワークとエージェントから紹介される仕事の質の違いに驚いた。
仕事の内容はもちろんのこと、給料から福利厚生まで全然違った。
ハローワークで探すと障害者採用枠の仕事は工場や運転手が多く給料も年収240万そこそこ。
とてもじゃないが身体の健康を維持しながら暮らしていくのが難しいものばかりだった。

エージェントから紹介される仕事は一般事務で年収も300万以上のものが多く、
いわゆる名前を知っているような大手と呼ばれる企業が多かった。

どうしてこんなにも違いがあるのかというと、ハローワーク経由で応募があった場合必ず一度は
会わなくてはいけない。
けど、エージェントを通せばある程度のふるいにかけることが出来る。
大手はその手間をアウトソーシングしているのだ、 もちろんエージェントを通した採用にもお金
がかかる。
そのお金を払うことができない企業がハローワークを通じて求人を出している。
そりゃ給料も低いよな。

こういうことをもっと早くから知っていたかったなと思う。
情報は武器だ、そして無知は死に値する。
それを強く感じた一件だった。
うちは両親が自営でそういう社会的な情報にかなり疎かったのもあってここまで来るのに本当
に苦労したな。

そして4度目の転職は前回の履歴書や職務経歴書に手を加えただけなので手間はかなり省けた。
何があるのかわからないし、しっかりと残しておくといいと思う。
ちなみに、私は前回の転職活動で作った面接練習の回答シート(エージェント担当の手直し)
まで残っててかなり助かった。
そのおかげで企業分析をかなりしっかり出来たし、自己分析とSPIの勉強時間に充てることもで
きた。

働きながら転職活動をするのはかなり大変、その上今回は遠方。
時間は決められている、大事なのは配分。
何に重きを置くかで結果は全然変わってくる。

私が大事にしたのは一般事務の障害者として今後どう働き役立っていくかということ。
あと前回同様転職する理由の明確化、まあ元々かなり明確なのでここはあまり私の場合は苦労し
なかったけど。
大変だったのはもうこの年齢になって社会人歴15年越ともなってくると色々と欲が出てきてそ
のバランスをとること。
やりがいも年収も生活も福利厚生も一緒に働く人たちのことも、何もかも好条件じゃないとね
え・・なんて。
でも、全部を望むことは決してわがままじゃない、当たり前のことなんだっていうのは今回の転
職で得たとてもいい意識の底上げだったな。

とにかく色んなこと悩んだし考えた。
女に生まれただけけで一生低賃金でいいのか。
障害者ってだけで一生やりがいもない仕事でいいのか。
パートナーと暮らす上でこの金は誰のための誰のものなのか。
私は私として生きて誰と過ごすことを選ぶのか。
この問いかけにその時その時でしっかり向き合いクリアにしていくのはとても大変だったけど、とても充実した日々だった。

今回は応募件数5社とかなり絞っての
スタートだったが、ありがたいことに全て同時進行で進めた。
内定も2社から頂くことができてかなりよい転職活動をすることができた。
これもひとえにエージェントの担当者と泣き言と迷いばかりの私の話を聞いてくれた彼氏のおかげ。
あと、私の行動力ね(いきなり自画自賛)

でも、私の行動力はちゃんと準備があったから。
備えあれば憂いなしってことで最後にあってよかったものを書き残しておきます。
・交通費(私はだいたい10万くらいかかりました)
・有給(内定もらうまでに1ヶ月で5.5日休みました)
・現職の理解(私はかなり前広に上司と相談し急に休むリスクなども伝えていました)

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