第22回兵庫ダービーの予想

園田11R
16:00発走 ダ1870m

4月の菊水賞の上位5頭が揃い踏み
再戦までに使ったレースの内容によって当時からの着順がどう入れ替わるか注目していきたい

[展開]
マンテーニャかサルバトーレミノルの逃げでインの3番手を取りたいハングタイムとエイシンイナズマはスタート次第で位置取りを決めそう
菊水賞では内に閉じ込められ続けて出せなかったサラコナンはある程度内を回りたいが同じ轍は踏まないだろうし、4,5番手の中ほどからか
シェナキングとスマイルサルファーはペース次第になるものの7,8番手以降から進出のタイミングを窺いつつ、シェナキングが捲る動きから一拍置いてスマイルサルファーも進出を開始してこの2頭が先行馬達を飲み込むかどうかという展開イメージで良さそう
ハナ争いが早めに決着した場合は残り800mを切るまでは大きな動きは無さそうなことから差し勢は基本的には厳しいレース展開となりそうだが、エイシンイナズマとサラコナンの動き出しが速ければといったところ
吉村が乗るシェナキングが後方の侭で終わるということは考えられないので、自力で動いていく展開でも勝ちきったここ2戦からも意図的に早めに動きそう
シェナキングが早く動いてくれない時にはスマイルサルファーやエイシンヒビキにはノーチャンスになることもある反面、シェナキングが4角捲り切るような形が取れればシェナキングを逆転する場面まで見ておく必要がある

[各馬について]
1.エイシンイナズマ 下原
前走・菊水賞2着(4/15)
→園田2-1-1-0で姫路コースから4戦続けて2着の甘さをイン抜けの下原で払拭できるかというところだが、ユースカップも菊水賞も勝ちに等しい内容で実質1番強い競馬をしてきている
特に菊水賞では終始同型のパールプレミアに絡まれ続けながら逃げた馬を自力で早々に潰してゴール前まで踏ん張ったことから、距離が延びてペースが緩む場面も増える点はメリットになりそう
かかり気味に走るパールプレミアが抜けたことは大きいしマンテーニャやサラコナンとの兼ね合いはありつつもゴール前まで確実に上位争いに加わるはず
あとは結果的に菊水賞以来となる面がどう影響するか次第

2.ハングタイム 竹村
前走・兵庫CS6着(5/4)
→上位との差は大きそうではあるが兵庫CSでのサラコナンとの0.7秒差をどう見るか、3着内の争いに加わるには余程何かに恵まれる必要はあるものの先行押し切り一辺倒で無くなった点は幅が出てきたと言える

3.スマイルサルファー 大山真
前走・A特別2着(5/14)
→血統的に燃えやすく距離に融通性があるとは言い難いが、休み明けからの4戦でしっかり内容は上昇しているしシェナキングが早めから追いかけたとは言え際どく迫った前走は評価したい
菊水賞4着が試練の12番枠からだったこともこの枠からの競馬ならロスも少なく更に前進が見込める可能性も高い

4.マンテーニャ 川原
前走・A特別3着(5/14)
→深い砂で時計の出にくい馬場であれば先行した時にかなりの強さを発揮する馬格も備わっていることと、無理してハナに行かなくても競馬ができる点が魅力
滅法得意な重く深い砂というよりは若干時計の出やすい砂になっているところは少々不安もあるが、無理なく先行して3コーナー手前まで先行馬が崩れない展開なら抜け出しての粘り込みにも注意したい
前回のように早めに競りかけられるとキレ負けする懸念はあるが、少頭数でシェナキングに目標にされてもあれだけ僅差だったことを考えれば多頭数の1870mになることはプラスに作用するだろう

5.サラコナン 田中
前走・兵庫CS5着(5/4)
→前走はJRA勢の後ろを回っただけでハングタイムとの差を考えると掲示板でも内容としては微妙で菊水賞は絶好位につけたと思った反面、内で包まれてもがいて終わってしまったようにスムーズに自力で動ける流れになることがまずは必要
菊水賞では1番人気に推された馬だし距離だけが敗因というわけではないが、1400mほどの安定感は無いことと自力で動いて後続も完封するイメージはここでは湧きにくい
3番人気くらいには推されるだろうし本来であれば切っても良いとは思うが、紐から外すのは少し勇気の要る作業かもしれない

6.シェナキング 吉村
前走・A特別1着(5/14)
→エンジンがかかれば吉村の腕込みで展開関係なく良い脚を使えることから3連単や3連複の軸には最も向いている
とは言え今回も後方からの競馬で前が楽をし過ぎると早く動きすぎての差し届かずや更に後方の馬に差されることも想定の範囲には含んでおいた方が良い
エイシンイナズマ同様に2着キャラというところもあるが吉村がそこを補っているので、この馬の1,2着固定で馬券を買うのが無難といったところか

7.カールスバート 鴨宮
前走・JRA未勝利交流2着(5/13)
→母が制したダービーでの大変身を見込みたいがまだまだ馬が本格化を迎えているとは思えないし菊水賞の時にも書いたように良くなるのはまだまだ先のはず
前走はJRAとの対戦でもレベルの高いレースとは言えなかったし不利も重なっての2着ではあるが、ああいう不利をあそこで受けてしまうのも少なからず実力不足に感じてしまう

8.エイシンヒビキ 廣瀬
前走・兵庫CS7着(5/4)
→無理をしなかったと言えばそれまででも前走があまりにも何もしなかった点をどう評価するか難しい
菊水賞では前に行くしかないと思っていたが大きな出遅れで初めて最後方からの競馬になったがこれが大当たりだった
前に行くにしても後方からにしても中途半端な形ではなくアテにしづらくはなるが思いっきりが必要なタイプで馬券内に来るか?となると来なければ仕方ないと割り切って買わざるを得ない

9.エイシンピストン 木本
前走・AB特別1着(5/26)
→ここに来ての充実度に怖さはありつつも前走はアポロハクジャの早仕掛けに助けられつつ下原の好判断があったし、多頭数の競馬の経験が不足しているのでいきなりやれるか?となると疑問は残る

10.ウォニー 板野
前走・AB特別7着(5/26)
→どの馬かにアクシデントでも無ければ12着確定くらいの判断で良い、経験を積ませて出走手当が良い今回に滑り込めたのは幸運

11.サルバトーレミノル 杉浦
前走・AB特別3着(5/26)
地道に賞金加算してダービーまでたどり着いたことは感服するし1400mで快速を飛ばしてハナを切る出脚もあるので、逃げて先行馬を苦しめる存在になる可能性はある
勝ち負けとまではなかなか残り目は厳しいがこの馬がどれだけ行くかによってマンテーニャやエイシンイナズマのレースプランを狂わせる役にはなり得る

12.アウワ 笹田
前走・AB特別4着(5/26)
外枠は合わないし良いスタートを切っても自ら前に行くのをやめてしまうので、早めに内に切れ込んで前がやり合ってくれるのを待つ
でも一番の問題点はやる気になってくれるかどうかで展開が向いたレースでも自らハミを抜いてやめてしまう園田JC4着のように回った先に馬自身のやる気スイッチが入れば入着圏の走りはできる

[予想]
どれだけ前が楽をしてもシェナキングが何もせずに終わることは考えにくいので、基本はこの馬の1,2着固定の考え方で挑みたい
サラコナンを買う場合は差し馬とではなく先行馬とのセットにしたいが6→1,5→1,5の人気スジは極力外したい
前に行く馬ではサラコナンやエイシンイナズマ以上に実質ペースを作れそうなマンテーニャに期待
シェナキング目掛けたレースができそうなスマイルサルファーとエイシンヒビキまでで勝負したい

◎ 6 シェナキング
◯ 4 マンテーニャ
▲  3 スマイルサルファー
△  1 エイシンイナズマ
△  8 エイシンヒビキ
×  5 サラコナン

何か波乱の為に一頭挙げるとなれば9番のエイシンピストンくらいか

6→3,4→1,3,4,5,8
3,4→6→1,3,4,5,8
6→1,8→3,4
1,8→6→3,4

計24点から選択して購入予定

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