2024 六甲盃の予想

六甲盃もレース体系の見直しで2400→1870mへと施行変更となり例年であれば兵庫大賞典を賑わしていたであろう中距離戦線の豪華メンバーに加えて短距離戦に様変わりした兵庫大賞典からの転戦馬や南関東と高知からも強豪を迎えての一戦となりました


レースの注目ポイントは以下の通り

・他場選定馬の超小回り適性
・4月末の楽天競馬賞の振り返り
・想定するレース展開について


①他場選定馬の適性について

セイカメテオポリス
→シンメトリーかつそれなりに大箱のコースでの実績は言うまでもなく実力は疑う余地もないが笠松オグリキャップ記念でグリードパルフェとタイム差なし

その他では浦和記念や名古屋大賞典での勝負どころに入る前に一気に動きたいところで動ききれてない場面を見るに園田適性はある程度疑ってかかるべきかもしれません

ある程度位置が取れるタイプの馬ではありますが吉原Jがどの位置から動かすかでしょう
メイショウハクサンが向正面から一気に捲りにいくレースになるので先に動き出せているか、先に行かせた後のコーナリングで置かれないかがゴールの瞬間に勝ち負けできる位置にいれるかのポイントになると見込んでいます


・ユアヒストリー
→ルーラーシップ産駒で器用なイメージはあまりありませんが小回り適性は浦和戦を見る限りそれなりに高そうです
肝心な能力面も2月の大井戦をはじめとして川崎の報知杯オールスターカップだけを見ても相当高いものがあります

ヒーローコールやスワーヴアラミスやジョエルやランリョウオーらと接戦を繰り広げて展開に起因するものもありつつも着順が上に来ることがあることも考えると適性があれば凌駕する場面があっても驚けないというのがこの馬の評価となります

ある程度ナメられるような人気にでもなるなら面白い一頭として挙げたいと思いますが枠順的にやれることが限られるとは思うので捲り競馬に対して余裕を残して3コーナーを迎えられるかが鍵になりそうです


・ガルボマンボ
→高知では〜1600mと1900m〜では成績が大きく変わるように距離はあるだけしぶとさを活かせるタイプで高知の特殊形態のコースであれだけ走れて園田が向かないことはないでしょう

過去に楠賞で遠征した際は距離不足とスピードの違いで良い走りは見せられませんでしたが、中距離戦ともなれば結果は変わって不思議ありません

勝負どころで手応えが怪しくなるような場面があってもゴールまで追い切れるようなら脚を使いきった他の馬の前に再度出てくる場面もあって良い

スパッとキレる脚がない代わりに先行しつつ長く脚を使えるのが強い競馬をする際の特徴なのでゲートを出てからの位置取りがかなり鍵になるでしょう


まとめると

小回り適性については

セイカメテオポリス→×寄りの△
ガルボマンボ→◯〜◎
ユアヒストリー→△〜◯

くらいのイメージで良いかと思います



②4/30 楽天競馬賞の振り返り

兵庫大賞典が1400m戦になったことで兵庫の一線級が勢揃いした一戦

ガリバーストームとムキズによる先行争いは時計的にハイペースすぎるということもなく先行〜好位を取りきらないと上位進出は難しいような展開だったものの2周目の向正面で後方2番手にいたメイショウハクサンが一気に捲りきり3角では先頭に躍り出ました

そしてメイショウハクサンが来ることがわかっていたかのようにムキズとガリバーストームの後ろで待っていたスマイルミーシャは捲るタイミングで内に体を合わせてビッシリと叩き合いながら4コーナーの出口を目指しました

直線入口に入っても2頭の一騎打ちムードは変わることなく残り100m付近で勢いを増した(勢いがついた)メイショウハクサンがスマイルミーシャを突き放して勝利

3着には1番人気に推されたラッキードリームが入るもロングスパート身上の馬には内で溜めて外に持ち出すのに手間取るという展開に嫌われた側面もあることから、新子厩舎の本番仕上げに加えてある程度真ん中から外の枠が当たることで巻き返しは可能と見て良さそう


また、このレースで改めて見直したい馬についても触れておきたい

勝負どころで先にメイショウハクサンに一気に動かれてしまったこともあり内が開くのを延々と待つ形になったサンライズホープ

向正面で一気に動けるタイプか?となると勢いがつくまでに時間を要してしまっていたので難しいところはあるかもしれないが、3〜4コーナーは抜群の手応えで回ってこれていた

百戦錬磨の川原Jが2度目の騎乗でスマイルミーシャとの2馬身半差を逆転するのは決して不可能なことではないと思って人気的に前走よりも下がるようなら強気で買いたい一頭として挙げておきたい


また、目立ちはしないものの強敵相手に掲示板を賑わす好走は繰り返しているリバプールタウン

外枠より内枠で捌けるタイプなので今回の枠で上手く立ち回りを活かせば侮れない


まとめると

・メイショウハクサンの捲りを防ぎきるには兵庫のメンバーで同じようなレースの展開を作ってしまうと厳しい

・ラッキードリームは仕上げと枠で見直し可能

・前で待つスマイルミーシャは今回はラッキードリームらも前に見ながら強敵の強襲が防げるか?という展開になりそうで厳しくなるイメージ

・サンライズホープは見直したい


こういったあたりになります



③想定するレース展開について

②で触れたような展開になると脚が十分に溜まったメイショウハクサンや実績が数段上のセイカメテオポリスに向く捲り競馬となってしまうため、ラッキードリームやスマイルミーシャによる逆転はかなり難しそうです

と、なると速いペースで捲らせない競馬を目指すしかなくツムタイザンを含めた先行各馬は早めにレースを動かして後続に脚を使わせて溜めさせない展開にしたいはずです

ラッキードリームやスマイルミーシャは有力追い込み馬たちが来る前に2周目の3コーナーを目指す必要がありますが、早くから後続が脚を使う展開になって外外に膨れて3コーナーから4コーナーを回すような形になると長い脚を使えるメイショウハクサンでもさすがに厳しい形になる

現状、メイショウハクサン打倒はその形しかないと考えているので得をするのがどのポジションの馬になるか?というと内で追い出しが待てる馬ということになります

ラッキーやスマイルは真っ向勝負なら評価したいものの前走以上に競り落とすのに時間がかかりそうな馬たちが増えていることは決してプラスにはならないと感じているので印は入れないことにしました

イメージとしてはナムラタタやドンカポノ、リバプールタウンがどの位置で内を離れることなく迫ってこられるか?ということになりますが実力差を埋めるには早めからのペースアップを内で我慢できそうなこのあたりの浮上が高配当演出の唯一の道筋かな?と思われます



それでは印です

◎⑥メイショウハクサン
◯①ナムラタタ
▲④セイカメテオポリス
△△⑤サンライズホープ
△⑧ガルボマンボ
△②ドンカポノ

スマイルミーシャとラッキードリームはスローの展開になれば残り目あり、前走よりもペースが上がり早めに追い出しがはじまりそうな今回は展開が厳しくなると見ています


◎をナムラタタにするのはさすがにスピードが違う部分があると思うので順当にメイショウハクサンを評価

◯のナムラタタは最内がとにかく得意な廣瀬Jへの信頼もありますし、兵庫大賞典の予想でも触れた通り内を突くのが上手な馬ということもあるので格負けしてしまってはそれまでですが積極的に重い印を打てる枠に入ってくれたことが大きいです

▲は園田コースが合わない形は想定しつつも実力では上のセイカメテオポリスです
メイショウハクサンが来るまでにラッキードリームとスマイルミーシャを沈めにいくような競馬を吉原Jはするのではないかと考えています

サンライズホープは最大限評価はしますがメイショウハクサンに対して逆転があるならセイカメテオポリスくらいになるかと思うので展開が大ハマりしてどこまでこれるか

ガルボマンボ、ドンカポノよりもユアヒストリーは評価していたのですが枠の並びを見て印は入れれていません

しかし3着候補には持っておきたい馬です

このあたりで馬券は組み立てようと思うので良い配当になるような組み合わせを期待してレースを待ちたいと思います


⑥→①④⑤→①②④⑤⑧⑫
①④⑤→⑥→①②④⑤⑧⑫

この30点にラッキードリームとスマイルミーシャを3着に入れた馬券を買うかどうかですが基本はメイショウハクサン頭固定で良いと思っています

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