ダービーシリーズ第3戦 東海ダービーの予報

まず今回の東海ダービーに過去のデータは不要
参考にすべき過去のデータが敢えてあると言うならばローテーションくらいだろう

競馬場の弥富移転後は初のダービー
距離も旧臨海競馬場の1900→2000m

同距離で行われた3歳のレースが駿蹄賞のみ
※通算でもまだ4戦のみ
ある程度はステップとなる駿蹄賞が参考になりそう

コースレイアウトは以上の通り
2コーナーと3〜4コーナーで多少のアップダウン

全周1100m→1180m
旧競馬場の直線194m→240m

極端に内を開けて走る傾向
→3コーナーでは内を掬う競馬も多数

単純に直線距離が長くなったことで
旧競馬場よりもペースは速くなりやすい

全体的に2周目3コーナーまでに
失速傾向の競馬場(レースが展開される)
長く前での競り合いを続けるレースでは
人気薄でも追込みが決まるレースはある

☆単純に騎手の技量が如実に出るコースになった

というのが私の認識


岡部誠の勝率及び複勝率は遥かに向上傾向

今井、丸野、宮下、加藤聡も○

大畑、柿原は旧競馬場に比べると➖

[予想]
2歳〜3歳初旬は全くもってここまでの存在になるとは思わなかったタニノタビト
駿蹄賞でのコース取りを画像と共に解説したい

ゲートから3頭が飛ばす展開
タニノタビトは大外枠からゆっくり出る
※画面にはまだ出てこず最内へ誘導
コーナーワークで8番手から3,4番手へ
深くないギリギリを通る形
向正面では岡部も早めに体勢を作って鞭は残り800地点から
あっという間に内を掬って先頭へ躍り出る
他の11頭と手ごたえが違い3コーナーでは突き放す一方
1番人気の④イイネイイネイイネはまだ5番手
各馬一生懸命に前を追うが通ったコース、位置、展開
タニノタビトと岡部の選択が完璧すぎて余裕の手応え
最終的には緩めての大差勝ちで2着に+2.0の大楽勝

勝ち時計2.09.8は4度行われた2000m戦で最速
上がり39.2も2位の40.9から-1.7と力の違いを明確に印象付けた

今回は駿蹄賞でテンからやりあったパピタ、アップテンペスト、レイジーウォリアーのうちアップテンペストは居なくなったがさらに速く強力そうな笠松の新緑賞でタイトルを獲得したリンクスターツが加わった

かなりの確率で駿蹄賞同様もしくはより激しい展開も見込まれることから余程のことがなければタニノタビトをこのコースで封じ込めるとは思えず

◉ ⑪タニノタビト 牡 岡部誠
ここは何の説明も不要で迷いも無く1着固定のみで買いますが相手は少し難しい

次に前を取るか後ろを取るかという形だが、タニノタビトがまた早めに前を呑み込む形になれば対抗評価も後ろからのチョイスとしたい

○ ⑫イイネイイネイイネ 牡 渡邊竜
九州ダービーで愛馬オリベが完璧に立ち回った中で走りすぎたイカニカンに屈してしまった吉田勝オーナーが今年二つ目のダービーで重賞3→2→2→2着のこの馬で雪辱に燃える
2歳時の脆さが無くなってきての安定感は見事で外枠はスプリングCで経験した際は早めにコースロスを無くす先行競馬で僅かに及ばなかったが、笠松の若武者渡邊とのコンビも連続2着と大きな上積みが無くても極端に崩れることは想像しにくい

以下の印は次の通り

▲ ⑥ドミニク 牝 向山牧
次も差し・追込組からのチョイスとなるが脚を溜めきれば鋭く迫るドミニクはやはり要警戒でイイネイイネイイネが外枠でのロスが大きくなった場合には逆転も十分で母のロッソトウショウは名古屋・姫路・園田で1800mの重賞3勝の名牝
トーセンブライト×母父マーベラスサンデーなので2000mも2度目で血が向かないわけがない(というのは言い過ぎかもしれないが)

☆ ①エムエスムーン 牝 村上弘
今日の天気は誤算だろうがまだ重残りの馬場
小柄な分も深い砂よりは走りやすくなる方が望ましいし前走の東海クイーンCではドミニクを抑えて上がり最速(ドミニクに-0.7)
兄姉が短距離志向の強い血脈で兄のストーミーワンダーは1400〜1700mの笠松・金沢・園田で重賞5勝の実績馬だけに若いうちにコースロスなく距離がもてば楽しみな存在になる
アドマイヤムーン×母父ワイルドラッシュなので渋った馬場は歓迎という血統背景を信頼して一つでも上の着順で馬券に絡んでほしいという願望込みで2着でも買いたい

△ ②コスモライデン 牡 友森翔
実績面では頼りないが距離延長と馬場的な面で3着の一角には持っておきたい
ゴールドシップ×母父ネオユニヴァースで全くダート血統の面影も無さそうだが浦和コースのようにネオユニヴァース産駒が不自然に活躍する地方コースはあり、ゴールドシップの良さが出るか悪さが出るかは不明だが距離適性は最もありそうなイメージで抑えは必要という見解になった

△ ③シノジマニヨラサイ 牡 戸部尚
コスモライデンという不確定要素の強い存在と打って変わって実績的に追い込んでの3着狙いで買うのはこちらだが、母キニナルーイは1600mの2歳重賞ライデンリーダー記念の覇者でどちらかというとスプリント適性が強かった馬だけに駿蹄賞のような位置取りでの距離延長は心配材料ではある

既に重賞を勝利しているリンクスターツ、レイジーウォリアーといった面々は残るとしても3着かという印象でタニノタビトに前走のような競馬をされるとかなり苦しくなる上に配当妙味も薄いので買わない選択をした

⑪→①⑥⑫→①②③⑥⑫

上記12点

11→1,6,12→1,6,12のところは多めに買います
※完全に駿蹄賞の再現ですが


日本ダービーは残ったアスクビクターモアに
九州ダービーは内を見事に掬って最後は外から差し切ったイカニカンに

今回はどういうやられ方をするかこうご期待☆

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