2022 北日本新聞杯の予想

第30回 北日本新聞杯[石川ダービーTR]

5/25(火)   金沢12R
18:00発走 ダ1700m 

金沢の3歳戦線はこれまで絶対王者として君臨するエムティアンジェをはじめとして、こちらにも出走するスーパーバンタムや岩手に移籍したボサノヴァ、スターフジサンなどをはじめとして金沢2歳チャンピオンを決めるヤングチャンピオンに駒を進めた10/11頭が牝馬と圧倒的に牝馬上位で推移してきた

他地区からの編入馬としては川崎から移籍後の前走が時計面も含めて言うことなしの完勝で強力な存在になりそうな牝馬のスタイルユアセルフらがドッと転入して勢力図がどう変わるか

一方で岩手で5度の重賞2,3着があるリュウノガルシアを筆頭とした牡馬のダービーへ向けての逆襲があるかも注目したい

基本的にはスーパーバンタムとリュウノガルシアどちらが強いかを見極めるレースと言えそうだ



[レース展開]

逃げ ⑦
番手 ③②
好位 ⑧⑨
中団・後方 ①⑥④⑤

前走逃げたマイネルヘリテージだが向正面で早々にスタイルユアセルフに抜かれてしまったことを考えると、どちらも番手から4角先頭の形を取れる似た競馬をするスーパーバンタムとリュウノガルシアのハナ争い

最初から競り合いになるというよりはどちらかがどちらを観ながら追走して4角に向けてのスピード勝負から直線抜け出しを図るといった展開になるだろう

どちらも僅差の競馬で脆い部分が同居するので、この2頭のマッチレースは青柳も吉原も早めに勝負を決めに行く形を取る可能性がある

この2頭のスピードアップのタイミング次第でどの位置にいる馬に出番が巡ってくるかという見立てでまず問題ない

向正面から3角のペースアップでキープクライミング、スノーフォックス、スタイルユアセルフあたりの3着より上の着順があるかどうかといったところ

3⇔7の1,2着でずらっと売れる中で極端に買い目は絞りたい



[予想]

◎ ③ リュウノガルシア 牡 吉原
2歳後半で岩手で敗れた馬たちは殆ど重賞を勝利しており、金沢移籍初戦は3ヶ月半の休み明けとは言えスタートからゴールまでの1500mで延々とエムティアンジェと馬体を併せて僅かに敗れはしたもののマッチレースを繰り広げた

その後の古馬混合A2戦ではレース時計で目に見える短縮は無かったものの、前900mは前走より2秒も遅いペースだったことを考えると時計は出たと見るべき

逃げ馬が最も嫌がる視界に入るかどうかギリギリの1馬身斜め後ろを追走して3角から一気にスパートして逃げ馬断然有利の緩いペースを0.5秒差つけての圧勝で速い脚が使えることも証明したので、馬体を併せての形ではなくスーパーバンタムに延々とプレッシャーをかけるような騎乗で1着を狙うはず


◯ ⑦ スーパーバンタム 牝 青柳
2,3番手から3〜4角で進出して抜け出す形が目立つが、この馬が最も良いパフォーマンスを発揮したのは2021/11/1の逃げの形か2角過ぎから早め先頭で後続を突き放した12/23のようなレース展開なので、ある程度速いペースでも変な絡まれ方をしなければそのまま逃走が可能

リュウノガルシアが勝利したA2戦で逃げ馬のノーブルレゼルの鞍上も青柳であったことから、どの形になればリュウノガルシアにとって良い形になるかある程度把握しているはずで、変に絡まれるよりは思いきって逃げ脚を伸ばす形を取るはず

あとは◎と◯どちら向きのレース展開になるか次第といったところだが、この馬も休み明けの調整が上手くいったのでエムティアンジェに再度挑むまで負けられない


▲ ① スノーフォックス 騸 松戸
今回唯一2着も買おうと思うのはこの馬
そう身体がある方ではないものの良馬場で長い隊列で速めのペースが刻まれれば4/19のJRA交流のようにラストはインを強襲という形も取れるだけに脚を溜めて上位進出を狙う

基本的には3着付けの最有力だが、割って入るなら良馬場でスローでもハイペースでも上がりにしっかりイン突きが狙えるこの馬が最も当てはまりそう

唯一の不安は乗り慣れた騎手ではあるが藤田や中島あたりの起用があればといったところか


△ 8 スタイルユアセルフ 牝 甲賀
こちらももう一段か二段上の騎手が乗ればというところだが、前走は下した相手も色んな土地で色んな相手と戦ってきたエイシンヌウシベツなら素直に評価したい

金沢の良馬場は未知数でそこまでキレる脚を使えるわけではないので馬場はある程度渋った方が良いかもしれないが、どの位置からも競馬をしてきた経験を活かせばそこまで悪いことは無さそう


他は順当な評価ならキープクライミング、園田1700mで菊水賞馬から1.5秒あたりのストラテゴスが騎手的な魅力も込みで候補となるが点数を買って当たり金額が寂しくなるなら一点に費やす金額を上げたい

キープクライミング
→明確に渋った馬場向きというのが成績に出ており良馬場で速めに脚を使い果たした場合は脱落もあり得る
ヤングチャンピオンではそれなりに良い脚を使ってはいるものの上位となかなりの差があったのも事実で距離延長は決して良い方に出ないことを願って買わないこととした

ストラテゴス
→まだ金沢で1700mを走っていないものの園田コースで1700m戦で勝利していることを考慮すれば騎手への期待込みで良い配当が狙える人気ではあると思う
ただ、園田コースでもやや速めのペースで流れたレースではほぼ空気であったことも事実
これが絡んでくるようであれば金沢の今後の3歳戦線は買える馬がかなり限られてしまう


3連単を8点ほど買えるならこの2頭の3着は抑えておくに越したことはないが、個人的にはどうしても6点までに抑えたいので今回は見送ることとした

③→⑦→①⑧
③→①→⑦⑧
⑦→③→①⑧

この6点で7→3→1,8の場合は元返しOKの割り切りで挑みたい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?