2024 ヴィクトリアマイルの予想

1.騎手から狙うヴィクトリアマイル

走るのは馬
走らせるのは騎手

馬9:1人とも馬8:2人とも言われるくらいには馬の力の占める要因が大きいのは言うまでもありません

今更そんなことは言うまでもないですがこのレースに限っては騎手で買いたくなるくらいに買いたくなる騎手のお話からはじめてみます


戸崎圭太J 3-0-2-5


期待値の高さが半端ないのが戸崎J

全騎乗成績
2023年 ソングライン 4番人気7.6→1着
2022年 マジックキャッスル 11番人気→17着
2021年 マジックキャッスル 5番人気14.7→3着
2020年 騎乗なし
2019年 クロコスミア 11番人気30.8→3着+0.1秒
2018年 アエロリット 3番人気5.3→4着+0.1秒
2017年 ルージュバック 2番人気7.6→10着
2016年 ストレイトガール 7番人気17.7→1着
2015年 ストレイトガール 5番人気14.1→1着
2014年 エクセラントカーヴ 7番人気→10着

JRA入りしてから複勝率50%
人気馬に乗ったら期待薄
人気のない馬に乗った時は期待できる

ライラックはその戸崎圭太Jが乗るというだけで期待せずにいられないという人もいるのではないでしょうか?

いやいや、戸崎は期待した時こそ来てくれないんだ!!という人も多いかもしれません

でもヴィクトリアマイルに関しては神騎乗が多いとだけ伝えておきます


ルメール 3-1-1-3

これまでの主な騎乗馬たち

グランアレグリア
アーモンドアイ
ファインルージュ
スターズオンアース
ソウルスターリング
ルージュバック
レッドリヴェール

まぁ、そらせやろというか😅

2017のアドマイヤリードは天才的騎乗だったと思いますし芝の広いコースなら得意不得意を語ることが無粋でしょう



ヴィクトリアマイルで複数回馬券内に来られた騎手(今回の騎乗予定者のみ)


ルメール 3-1-1-3
戸崎圭 3-0-2-5
横山典 2-0-1-11
武 豊 1-3-0-11

以上です


横山典弘J

2010 ブエナビスタ 1番人気1.5→1着
2012 ホエールキャプチャ 4番人気7.2→1着
2020 ノームコア 5番人気→3着


ノリさんの場合はこの舞台が滅法得意というイメージはないですが歴代の騎乗馬の中では今回のモリアーナはかなり期待できる馬だと思います

一気にギア⚙️を上げる必要のある今の東京の馬場で瞬発力が活きそうな気はしています



武豊J

2006 エアメサイア 2番人気→2着
2008 ウォッカ 1番人気→2着
2009 ウォッカ 1番人気→1着
2018 リスグラシュー 1番人気→2着

化け物クラスの馬なら好成績ですね
当時のエアメサイアも安定感は半端なかったです


その他の上位人気馬での騎乗は

2007 アドマイヤキス 3番人気→7着
2011 アプリコットフィズ 5番人気→17着
2014 スマートレイアー 1番人気→8着
2022 レシステンシア 2番人気→6着

どちらかといえば人気を大きく下回る結果を得ることの方がこの舞台では多いのかな?と


ナミュールは動のイメージよりは静のイメージの騎手の方が上手く扱えそうな馬という気はしているので、あとはウォッカやリスグラシューらと同格に扱えるような馬と期待できるかどうか


まだ2度しか騎乗がない
絶対的に騎乗回数が少ない
短期免許での騎乗

というジョッキーが多いので
これまでの騎乗実績から推せるなら

1位 戸崎圭太
2位 ルメール
3位タイ 横山典弘、武豊

といったところでしょうか


モレイラJ×マスクトディーヴァはめちゃくちゃ手合いだと思うのでヴィクトリアマイルにおける前走勝ち馬の法則さえ発動しなければといったところでしょう(後で記します)


あれ??

超トップジョッキーの名前がありませんね


川田将雅 0-0-0-12


嘘みたいですが本当です

ただし、これまで1番人気に1回
それ以外は4番人気以下の騎乗しかありません

まずここが意外と言えるでしょう

主な騎乗成績です
2013 ジョワドヴィーヴル 4番人気→4着
2017 ソルヴェイグ 9番人気→5着
2020 ダノンファンタジー 6番人気→5着
2021 デゼル 4番人気→8着
2022 レイパパレ 1番人気→12着

期待通り、期待以上、期待を裏切る
いずれのパターンもあるとは思いますが決して東京1600mで牝馬の扱いが下手とかなわけではないと思っています

先週のジャンタルマンタルでのNHKマイルCは川田将雅による川田将雅が勝つためのレースをしたというか完全に掌握してましたからね

春の時期の牝馬の云々はまぁあるとしても0-0-0-12に関してはそのうち破られるだろうと思います

また、ウンブライルに関して語らせてもらうと前走の阪神牝馬Sを見る限り川田Jとは合いそうじゃないですか?

「着差以上に勝ち馬は強かった」とマスクトディーヴァに対してコメントしていた川田Jですが完全に白旗を上げたとは思えません

位置取りを含めてマスクトディーヴァに対してロスが多かった前走から比較しても、東京新聞杯から阪神牝馬Sに向けては完全に一段階以上の進化は見られたことからも期待する手はあって良いと個人的には思います



池添謙一 0-0-1-9


主な騎乗成績

2007 スイープトウショウ 2番人気→9着
2012 フミノイマージン 5番人気→15着
2013 サウンドオブハート 3番人気→14着
2016 ショウナンパンドラ 2番人気→3着
2022 ソングライン 2番人気→5着

代打屋として名高くなってきた池添Jではありますが初騎乗での成績は案外悪く継続騎乗の方が馬の力を発揮させるタイプですし、川田Jとは違い有力馬に初騎乗での代打が回ってくることもありました

スイープトウショウなどのようにお手馬でも割と・・・な成績がこのヴィクトリアマイルでの成績となっておりますので代打の池添は怖いというほど意識しなくても良いかもしれません

混戦になればハーパーの相手なりが活かされる可能性はあるかもしれませんが、スピード能力が上位に対して不足している感は否めませんのでスピード不足を補うためには余程うまく乗る必要があるでしょう



以上、買える騎手買えない騎手みたいなのをするつもりはないですがヴィクトリアマイルは割と毎年同じ騎手の争いになることが多いレースなので取り上げてみました



2.次は前哨戦を含めて状態面がどうあるかを考察してみます



阪神牝馬S組

単純にこのレースを観るとマスクトディーヴァの強さが目立つレースで着差は1〜7着までが0.5秒圏内と位置取り一つで3〜7着の0.2秒の着順は変わっていたかもしれません

1.33.0 (12.6 - 11.1 - 11.7 - 12.0 - 12.1 - 11.3 - 10.8 - 11.4) ペースはスロー

前後半が35.4-33.5の間2ハロンも12秒ほどと完全な決め手勝負となったレースです

今回出走しないので深く取り上げませんがシングザットソングが本当に勿体無い競馬したレースだったなぁと思う以外は

上位2頭は強かったと言えますし3着のモリアーナもマスクトディーヴァやウンブライルが追い出したことで離されないために早めに脚を使ってしまった分ラストの勢いは無くなりました

東京コースで極限に仕上げてきて終いに賭けるならラスト200の伸びはこのレース以上に上がってくる可能性はあります

東京新聞杯で不完全燃焼だった1,2着馬についてはしっかりと状態を上げてきたなという印象と共に本番での走りにも期待がかかります

ライラックは本質的に距離の問題があるのか、はたまたやはり輸送に課題があるのか全く良いところが無かった点は気になります


マスクトディーヴァ
→余裕残しに映るも快勝で見た目以上の強さは感じる、モレイラJだけに後方・大外からではなく位置を取りに行った分だけ逆転を許すかどうかくらい

ウンブライル
→あの枠と位置からやれることはやったが逆転となると展開的なものも含めてやや難しいかも

モリアーナ
→ウンブライル以上に展開面の恩恵は欲しいが早めからの勝負になってくれるならウンブライル以上にハマる可能性あり

この3頭については状態面もまだ上げてきそうです

ドゥアイズ
→団子で進んだ中で展開がバラける必要はあったと思いますが勿体無い競馬をした感

テンハッピーローズ
→よく走ったと思いますがマイルはやや長い印象、溜めればキレるは証明してますが上位陣とのスピードの差はあった感

ライラック
→前述の通りですが何がダメだったのかよくわからない敗戦の仕方でしたが自らがレースを作るタイプの馬ではないというのもあると思います



大阪杯組

1.58.2 (12.4 - 10.9 - 12.5 - 12.6 - 11.8 - 11.5 - 11.5 - 11.4 - 11.4 - 12.2)

ヴィクトリアマイルに直結しにくいと思われるものの道中から一気に流れが速くなる中でスタニングローズはラストでガス欠

ただ、休み明けで牡馬相手の中で4角先頭まで粘れるなら叩いた上積みも含めて3,4番手からの抜け出しが叶うなら怖い一頭になりそう
近走成績が良くないのは気になりつつ5歳世代のトップ牝馬はスターズオンアースやナミュールをはじめとして強い

ハーパーは4歳世代のトップか?と言われると素直には評価しにくいが有馬記念も0.7秒とさほど負けているわけではない
ただマイルは少し忙しいので中距離戦ほどの安定感が出せるかとなると話は別でこのレースでは何も良いところなく負けているのは気になるのでやはり前々で流れに乗れるかどうか


ハーパー
→クイーンカップでこの舞台の勝利経験はあるものの他の馬の不利が無ければ負けていたレースでもあるし、安定感は評価するもののスタニングローズとの比較でも明らかに下だと思うので正直買いにくい

スタニングローズ
→どこからでも競馬できる強みもあるし休み明けを叩かれた効果は確実にありそう
昨年は出遅れが響いたこともあるが一瞬のキレというよりは自分より前の馬にそれなりに頑張ってもらって後続を出し抜けるかという得意パターンに持ち込めるかどうか



中山牝馬S

1.49.0 (13.0 - 12.0 - 12.4 - 12.2 - 11.9 - 11.3 - 11.9 - 11.7 - 12.6) 49.6-47.5のスロー

捲るような競馬をして4角で手応えが怪しくなったフィアスプライドの評価が難しい
昨年の府中牝馬Sがとにかくキレたので中山のターコイズSを勝利しているものの中山マイルよりは東京のマイルの方が本来向きそうなタイプ

勝ったコンクシェルが得意な形で見事なラップを刻んだと言ってしまえばそれに尽きるレースではあるが自ら動かしにいくタイプのレースが得意とは言い難い内容になった点は気になる


コンクシェル
→東京マイルのGⅠでこれだけ好き勝手できるか?となると答えはNOだと思うし4歳世代の中でもレベルが高い部類にいるとは言えなかった馬、成長力を加味しても今回人気しすぎな面は否めない

フィアスプライド
→府中牝馬Sのように外からキレを活かす競馬が良いかもしれないがそれでも詰めきれていないのでターコイズSのように内で好位置を取って溜めるような乗り方が理想かも、枠次第の面はあるがディープ産駒の6歳牝馬となると成長力云々はかなり前に止まっていそうな気はする

フィールシンパシー
→外目からスタートで前々で流れに乗れたのは良かったと思うので本番でも外目から先手主張か番手で楽に行けたら前有利に特化した馬場になっていれば少し怖い、が力は足りない

キタウイング
→最近意外性も無くなってきたので良くても掲示板の下の方の争いに加われる気はしない


このレースから敢えて狙う馬は居ないように個人的には感じていますが敢えて一頭を選ぶというならフィアスプライドよりもフィールシンパシーの方です


ドバイターフのナミュール
→強いメンバー相手にあとわずかの惜しい競馬でしたのでここに入れば断然の存在とも言えます
富士SでモレイラJはこの馬をエスコートした経験もあるのでモレイラJはこの馬を強く意識した競馬をするかもしれません
課題があるとすれば昨年のこのレースと安田記念が結果が出ていないように牝馬特有のフケで春は集中して走れないというような要因があったり、海外転戦続き特有の疲れが残っていたとしたら今年も人気を裏切るシーンはあるかもしれません


最後に、ここで人気になる馬がこぞって負けたレースを振り返りたいと思います


東京新聞杯

1.32.1 (12.0 - 11.0 - 11.4 - 11.7 - 11.7 - 11.4 - 11.3 - 11.6) 34.4-34.3 ペースはミドル

出遅れという明確な敗因があるマスクトディーヴァは度外視できるものの、内前有利で外伸びが全く活きなかったためにウンブライルは9着と敗れています

淡々と流れた中で最後はインを突いたサクラトゥジュールがキングJの見事なエスコートにより勝利したレースですが、東京新聞杯の馬場と比較してみたら近いものがある今回はウンブライルは買えないなどの意見をチラッとみました


同じような馬場ではないと思います
(個人の見解です)

昨日のレッドモンレーヴの外からの脚を見ればその辺は違うということは言っておきたいですね

今回の出走メンバーを見渡して感じたことは阪神牝馬S組が優位に立っていると思います

特に1〜3着馬は是が非でも買いたい


マスクトディーヴァは左回りがダメということもないでしょうから出遅れの懸念とナミュールを意識しすぎて共倒れになるようなことがない限りは凡走のイメージが湧きません


・前走勝利馬は勝てないというジンクス

過去長きにわたり前走1着馬が勝利していないというのはご存知でしょう

これまで18回開催されたヴィクトリアマイルにおいて前走から連勝で制した馬は2008年のエイジアンウインズただ1頭のみです

ウォッカもブエナビスタもアパパネもアーモンドアイもグランアレグリアもソダシも前走は敗戦からの戴冠であったことを考えると前走勝利馬がなぜここまで勝てないのか(前走が海外や牡馬混合戦になることが多いという理由が一番かもしれません)

マスクトディーヴァに関してはそれだけが不安と言っても過言ではありません

モレイラJはこの短期免許中にもう一つGⅠを勝たなければならないという明確に燃える条件もあります

かなりのチャンスで迎える今回はこのジンクスを打破できるかにも注目しています



さて、それではもう予想します


◎⑥マスクトディーヴァ
◯⑤ウンブライル
▲⑩ナミュール
△△⑬モリアーナ
△③スタニングローズ

期待したい3着候補
①ライラック
⑧サウンドビバーチェ
⑮ドゥアイズ

3着候補に置いたこの辺りは正直可能性は薄いと思います

サウンドビバーチェは走る時と走らない時の差がとんでもなくある馬なので念のためというところもありますし気温がそこそこ高そうなら期待したいというレベルです

追い切りを見て買いたくなってしまった程度なんで根拠みたいなものはあまりありませんがスタニングローズが馬券内に残れそうな展開になった時には同様に注意が必要だと感じています

⑥→⑤⑩⑬→⑤⑩⑬
⑤⑩⑬→⑥→⑤⑩⑬

この12点を基本的に厚張りします

⑥→⑤⑩⑬→①③⑧⑮
⑤⑩⑬→⑥→①③⑧⑮

この辺りはごく少額にするとしてマスクトディーヴァが3着を外すことはまずないだろうと思って馬券を買います

1,2着だけで良い気はしますけどね


今週はこのあたりで👋🏾

と言いたいところですが


栗東S

力そのものは半信半疑ですが昨年10月の桂川Sがあまりにも強かった◎ペースセッティングに期待しています

サンライズフレイムは58.5は特に気にしていませんが内枠の対応が鍵になると思います
これまでに内枠を引いたのは東京1600mの1勝クラスの一度だけで3着に敗れたレースです
パライバトルマリン、ブライアンセンスに前に行かれて追いかけきれなかったレースではありますが京都1400mの内のゴチャつき方は東京1600mの比ではありません

単純にサンライズフレイムに逆らってみたいレースだと感じたのでサンライズフレイムは3着候補のみにしてみます

このレースは◎のペースセッティング軸のみという買い方はせずにサヴァのダート短距離戻りにも注意しつつサトノテンペストなども紐に入れながら強気に45点くらい流して買ってみたいです


三連単
④⑦⑯→④⑤⑦⑯→②④⑤⑦⑪⑮⑯


それではまた👋🏾

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