2024 桜花賞の予想

昨日行われた阪神牝馬Sは半マイルで区切れば47.4-45.6とかなりスローの上がり勝負

上位馬の上がり3Fは軒並み32.9〜33.2と桜花賞の参考になるレースだったか?と言われると鵜呑みにするのは危険かもしれません

1着のマスクトディーヴァのモレイラJはお世辞にもお行儀の良い騎乗ではありませんでしたが、直線内側が伸びない中で好位置を取りきって直線は外に持っていくというアレしかなかったという乗り方にも思えました
(捌きやすい頭数であったことも良かったと個人的には思います)

直線を迎えるまでの内側は特に荒れているというようなこともないので内枠がダメということはありません

しかし直線で最内選択はどの騎手も避けようと乗ってくるはずで直線入口から残り350あたりで捌くのに手間取っているようだとラストの争いに響きそう

未勝利戦→クイーンカップを外から豪快に差し切ったクイーンズウォークに関してはこの内枠対応を上手く捌けるかどうかが鍵になりそうです


それでは展開面から考えていきましょう
逃げ候補の馬たちを見ていきます


Fレビュー 1.20.1
勝ち馬:エトヴプレ
33.8-35.1

逃げたエトヴプレの後ろに続いた2〜4番手馬は速いペースでひしめいたこともあり14頭立ての12〜14着とかなり先行馬には苦しい速いペースを逃げ切り

完璧な仕上げに近かった(と思っている)コラソンビートを最後まで交わせる場面に持ち込ませなかった

単騎逃げに出れば1600mへの1ハロン延長も面白いと思っていましたが陣営の「逃げない(逃げにこだわるつもりはない)」宣言があり頭を悩ませます

あのレースをした後に単騎逃げの形に持ち込まないとなると前哨戦であのレースをした意味が無くなりそうでもあります

が、藤岡康Jの負傷で鮫島Jに乗り替わりとあれば積極的に行ってしまうかもしれません
⑮番枠が枠というのもあるので距離ロスを防ぐためにも行ってしまう場面は想定しておきたいところ


チューリップ賞
2着馬:セキトバイースト
46.0-47.1

これもやや速目のペースから粘り込んだように前々からのレースの方が良いというタイプ
最後はスウィープフィートの末脚に屈したもののスローで逃げてというタイプではなさそう

その他、フィリーズレビューでは逃げられはしなかったもののシカゴスティングや先行気質のキャットファイト、好位を取るコラソンビートやチェルビニアら有力馬の存在もあるのでスローの上がり勝負になる公算はかなり低いと考えます

※ここで打ち込んだデータ全部飛んだので速歩でいきます

それなりに速いペースになれば折り合い(だけ)が鍵のライトバックあたりは追走しやすくなるでしょうし、阪神JFは全てがうまく運べた感のあるアスコリピチェーノよりは他を買いたいという思いです

阪神JFは46.4-46.2とラップ的にも文句なく上位2頭の上がりも素晴らしいものがあったので阪神JF組のアスコリピチェーノとステレンボッシュはとにかく強いとは思っています

未対戦のチェルビニア、ライトバック、クイーンズウォークがどこまでやれるのかというのが今回の焦点になるでしょう

そして、阪神JF組が凡走したりライトバックがやはり折り合いを欠いて馬群に沈んでしまうというようなことになれば一頭狙ってみたい馬はいます

それはフェアリーS2着のマスクオールインです

フェアリーSは46.6-47.4での決着でしたが内枠から大外ぶん回しで余力を残していたイフェイオンを交わせずの2着でしたがコーナーから進出していく脚は素晴らしいものがありました
最初から外を伸び伸び走れる分、阪神マイルのワンターンなら外枠はむしろ良い方に出るかもしれません

もちろんフェアリーSが他路線と違いレベルが低かった可能性はあるので惨敗の可能性もあるかとは思いますが、2日続けて今日のマスクは人気薄のマスクなんてことを望んでみたいなと思います


有力と感じている馬について

②クイーンズウォーク
→共同コメントでもあったようにオークス向きではあるもののマイルが全くダメというわけではないと厳しそうな表情と共に川田Jがコメント
未勝利→クイーンカップがとにかく強かったので速いペースになって直線バラけるのは歓迎

桜花賞で凡走してもオークスでは人気をすると思うのでオークスで人気しすぎる前に桜花賞でも狙いたいと思ったりはします
レースを見る限り馬群を捌くことにそこまで苦労しない馬なのでまともに走れば勝ち負けでしょうが内から外に全く出せないようだと馬の力と騎手の力だけではどうにもならないことも

③イフェイオン
フェアリーSはスタートを決めて意識的に前々で流れに乗りコーナーを回って周りが激しくなっても追い出しを待てたのがラストの強襲を凌げた要因かもしれません
西村Jが内枠が欲しいと言っていてその通りになったのでやりたいレースはできると見て良いかと思います


⑦スウィープフィート
武豊Jへの乗り替わりで一発回答
46.0-47.1という前傾でハマった印象も強いので前々で運んだ馬がそう簡単に潰れるかどうか
末脚自慢は他にもいるので人気的にもこの馬以外を選ぶ方がドキドキはできそうな気がします


⑧コラソンビート
1400mの方が良いレースをしている上に新馬戦でボンドガールとチェルヴィニアに水を開けられた内容からは阪神JF当時よりライバルが増えたここは果たしてどうかという印象は強いです
好走はしても勝ちきるイメージも湧きにくいので馬券的には消しにしたいところ


⑨アスコリピチェーノ
阪神JF同様に早めに栗東に入り調整されてきたので状態面にそこまでの不安は無さそうです
先述の通り全てが上手くいった阪神JFの走りを再現できるかどうか次第でしょう
無印にするのは怖くとも頭で買いたいという思いはあまりありません


⑪ライトバック
アルテミスSの走りから流れが落ち着いてのヨーイドンでは道中に折り合いを欠いてしまうので速めに流れてくれるペースが理想でしょう
エルフィンSでも折り合いは欠いた上でラストは凄い脚だったのでポテンシャルは高そうです


⑫ステレンボッシュ
阪神JFは位置取りが後ろすぎた面もあったかもしれませんがラストはアスコリピチェーノを上回る脚で迫りました
牝馬の国枝厩舎がモレイラJ起用ということなら無論勝ちにきたに決まっているので少なくとも阪神JFからの逆転は期するところ
多頭数になってむしろパフォーマンスを上げたことからもここは強気に狙っていきたいところですがあまりにも人気しすぎの面はあります


⑱チェルヴィニア
ハービンジャーの大外枠はノームコアやナミュールのように少し人気が下がってあっさり勝たれてしまうことがあるので黙って買ってしまって良いと思いますが、ナミュールは桜花賞では10着に敗れていることからハービージャー産駒の大外枠は古馬の牝馬には絶好の条件とも言えるかもしれません
ルメールJであればもっと人気もしたでしょうしムルザバエフJはなんかこう特殊なコースで先行する競馬が得意なイメージなのでその辺もこの馬に合うかどうかでしょう
高く評価はしていますがあまり買いたくないといったところです


レースまで1時間少ししか無くなるので結論です

◎②クイーンズウォーク
◯⑫ステレンボッシュ
▲⑪ライトバック
☆⑰マスクオールイン
△⑨アスコリピチェーノ

3着まで
⑦スウィープフィート
⑱チェルヴィニア

◎をクイーンズウォークにした理由は大舞台の阪神マイルの川田Jの仕事ぶりも大いに関係がありまして、2020年の桜花賞でリアアメリアの着外以降の阪神1600mのG Iで川田Jは5-1-2-0と全て複勝圏です

険しい顔で共同インタビューに答えたのもこの子はむちゃくちゃ強いけど圧倒的に勝つならオークスだと言いたかっただけと解釈しています

オークスよりも桜花賞というタイプのライトバックには今回がチャンスというところにはなると思うのでこの辺りから馬券を買いたいと思います

買い方は上手く考えて組み立てます

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