2021ホープフルステークスの予想とおまけで金の鞍賞の予想

12/28(火)
中山11R ホープフルステークス
15:25発走
芝2000m 右回り


今回あまりにも時間が無くて全ての馬の全出走レースの動画リプレイは観れていない
そんな中で上位人気馬または1勝馬の競馬の内容に注目してあくまでも簡単に予想を組み立てる


レースのGⅠ昇格後の特徴
①1番人気が4戦全勝
②6番人気以下の馬は3着内1頭のみで延べ頭数では1/42と軒並み低い数字
③リステッド競走もしくは重賞で2着以上の実績がある馬が優位
※条件戦は勝ち上がりが前提
④前走上がり3Fが3位以下の馬は不振
⑤前走3着以下からの転戦は複勝圏無し
※複勝圏12頭中11頭は前走勝利で新馬勝利は-0.5程度とする
⑥3着以下を経験した馬は0-0-0-28
⑦複勝圏12頭中11頭が1800m以上の距離を経験済み
※1600m連勝馬はジャンダルムで満たしてなくても-0.5程度

①②は人気面の話なので一旦置いておくとして③〜⑦全ての条件を満たした馬は何と0頭
それぞれの項目を1点制にして採点すると

4点  ラーグルフ、キラーアビリティ、ジャスティンパレス、オニャンコポン、アスクワイルドモア
4点− シェルビーズアイ、マテンロウレオ
3点+ コマンドライン
3点  サトノヘリオス、ボーンディスウェイ
2点  アケルナルスター、グランドライン、クラウンドマジック、フィデル
2点−  タイラーテソーロ

となる

データからは人気になるであろうサトノヘリオスあたりがかなり低い点数となってしまうがGⅠ昇格後間もないことを考えればデータをどうこう考える必要はないと個人的には思う


[予想]
◎ 5 キラーアビリティ
→ 8/28小倉の未勝利戦があまりにも衝撃的な勝ちぶりで小倉2000mの芝レース史上初めてラスト1Fが10.8秒という異次元の時計を叩き出したし、3コーナーから安全にかなり外を回しての芸当だけに内容も濃い
坂の有り無し以外でも中山コースと小倉コースの相関性は微妙なところだが、1ターンの競馬ではどうもチグハグな内容でハミ受けが悪くなるというNFしがらきの担当の言葉からもコーナー4回の中山コースでリラックスして走れれば自ずと結果は出そう
鞍上に横山武が選ばれたのも魅力

◯ 6 コマンドライン
→ 牝馬クラシックの鬼の厩舎ではあるものの牡馬クラシックでは3着が最高ということで2歳戦とは言えど牡馬GⅠというだけで少し疑ってかかってしまう
大型馬で少し反応が遅い面も気になるし、前走にしても抜け出し方は上手だったが伸び脚自体は他の馬に劣っていた
ただ、マイルでそんな形で勝ててしまっているだけに距離が伸びるのはむしろ良い方に作用しそうだし1番人気信頼が信頼に値する結果を示すレースだけに注意は必要か
僅差で破ったステルナティーアが阪神JFで、スタニングローズがデイリー杯で全くダメだったことも不安にさせられるが潜在能力は高そうで圧勝も含めて考えておいた方がむしろ良いかもしれない

▲ 3 ラーグルフ
→ キレ味勝負では分が悪いのはデビュー戦の新潟でわかっていることではあるが、ほどよく時計がかかるこのレースでパワーある走りを見せるこの馬なら馬場も合いそう
人気上位馬との力の比較ではやや劣勢な感は否めないが、ここ2走の内容からは馬場との相性でなんとかなりそうな気はする
一時期よりかなり波に乗れていない鞍上が若干心配ではあるが・・

△ 2 アケルナルスター
→ハマれば良いラストは使う、では片付けられないような脚を使った前走の未勝利戦の映像を見てビックリしたというのが本音
もちろん相手関係あってのことではあるが2〜6着まで先頭から5番手までの馬がそのまま残っている展開を13,14番手から運び4角でも押し上げ自体は開始してもそのままの番手から大外を回して一頭だけ脚が違った
こういう馬はフロック視されがちなので、一度はそのフロックかもしれない疑いを気にせずに買ってみたい
中途半端な人気馬よりは余程買いたくなる存在というのが率直な印象で、もう少し外寄りの枠に入っていたらマクるような競馬にはうってつけだったのでもっと印は上げていた

△ 9 ボーンディスウェイ
→福島では惜敗も中山2000mで連勝したことと厩舎も条件戦が多いとは言え中山2000mはなぜか滅法得意
鞍上も続いて同じ騎手で人気馬に乗るとイマイチでも穴っぽい馬でたびたび大舞台で光る存在
馬自身は逃げでも控えても競馬できる自在性があって前走余裕残しの身体で勝ちきったことも評価したい
唯一の不満としてはこのレースで好走した馬の殆どが中4週以上のゆったりしたローテで挑んだ馬が多い点で評価は△に落ち着けたので本来はもっと評価したかった馬
中2週のローテのみが不安で元々このレースを目標にしていたかどうかが怪しいところだが、葉牡丹賞を無理して勝ったわけでないし美浦所属の馬だけに切ることは到底できなかった


3着候補

10 マテンロウレオ
→1番枠でかなりのスローから後半加速展開を内で延々と開くのを待ってラスト抜け出しての勝利
あそこで割れるか割れないかで底力がそれなりにあることを証明しただけに地味な内容でいるようでなかなか濃いレースをしたと思う
まだまだこれからの馬だけに過大評価しすぎた感もあるが、もしかしたらと思わせる一定以上の内容を見せた新馬戦から浮上させた
同じ1戦1勝のシェルビーズアイと比較してもローテ的に狙うならこちらだろう

12 オニャンコポン
→ そこまで中身の濃い競馬をしてきたとは思っていないが経験値ではジャスティンパレスのそれよりも上というのが率直なところ
菅原明も馬質を考えればよくこれだけ勝っているし横山武のように飛躍していくためにも目に見える結果は欲しい
名前のふにゃっとした感じとは裏腹に積極的に前で運ぶタイプの中では最上位に評価した


その他

サトノヘリオス
→ 2歳のコースレコードを中京・阪神で続けて更新しただけにそこそこ強いとは思うが、新馬戦でイクイノックスに全く歯が立たなかったこととサークルオブライフには後ろからやられていることを考えれば強い相手と走った時に脆さが出てしまう不安がある
そもそも半信半疑な上にローテーション的なことを言えば傷んだ阪神コースを使っての中1週で中山遠征に行くのは春まで待った方が良かったと感じるのであくまでも着候補程度か


ジャスティンパレス
→ルメールにはフラれる形になったが勝つための鞍上確保はできたと思う反面、超少頭数のスローの競馬しか経験できなかった点をどう評価するか
新馬戦で下したアカデミーは重賞戦線には参加できそうな素材だがそれ以外はどうも相手関係を見てもピンと来ない
今までのような楽な競馬ができるとも思えない割に過剰人気になっていることから静観が妥当か
全く同じような背景で勝ち上がってきた馬という意味では若手のホープが続けて勝たせてきたオニャンコポンの方を評価としては上につけたい
ただ、ローテは出走馬の中でも非常に理想的な使われ方だとは思う


アスクワイルドモア
→中央GⅠ完全制覇がかかる武豊ではあるがもう完全制覇したということで良いと思うというのは置いておいて、ジオグリフにあれだけ離されてしまった札幌の評価が難しい
着順的にはむしろ近くにいたトーセンヴァンノのその後を見れば実際に大したことはないというオチが妥当か
この外枠からのレースの組み立ては非常に難しいと思うので、ここ1番の藤原厩舎が渾身の仕上げをしたとして紐の一頭までしか評価は上げにくい


さいごに

GⅠとはいえまだ素質の見極めすら難解なリステッドとGⅢの間くらいのレースという感覚なので過去4年全く荒れることもなかったが、今年はコマンドラインやキラーアビリティから買うとしても相手次第でそこそこの配当は狙えそうというのが予想した上での感想

3連単フォーメーション
5,6→2,3,5,6,9→2,3,5,6,9,10,12  40点
※2,3,9についてはパドックまで見てから3着候補だけに落とすかどうかを見極めます
(どうやってパドック確認するかは未定)

あくまで年内ラストのJRAでしょっぱい勝負はしたくない!という人には2,9あたりから入る馬券は夢があるとは思います



12/28(火)
高知6R  金の鞍賞
18:15発走 1400mダート

[レースのポイント]
高知では4戦4勝のマリンスカイが川崎の全日本2歳優駿にチャレンジして不在となったことで黒潮ジュニアチャンピオンで離されて負けた馬たちにもチャンスが巡ってきた

とは言え、鬼の居ぬ間に新たな鬼も出現した模様でJRAから移籍してきたファーストリッキーが高知4戦4勝で危なげないレースを続けており、逃げてよし番手よし枠順にも左右されないタイプで時計比較でも他馬から頭1つ2つ抜けていることから逆らうよりは紐荒れを狙った方が良さそうな印象

他に前に行く馬で2,3番人気になりそうなグットクレンジングは既に楽に倒しており、リュウノアンジェラも揉まれ弱いことからデルマバロールやフィールマイラヴが前を狙いに行く形になればかなり飛ばし気味のペースで逃げることになりそう

となれば前目の馬でケアするのはグットクレンジングだけで大丈夫だろうし4番手から競馬して特に問題ない展開を経験済なのも魅力
恐らくは前を行くデルマバロールとリュウノアンジェラ目掛けて競馬をするファーストリッキーを目標に競馬を進めるだろうから、基本的にはインを立ち回った好位から後ろの馬と前が飛ばしすぎた際には後方各馬が外から迫ってくるという展開を予想する

そうなった時にあまりにも速いペースの追走になれば前を行く馬が全て止まることも考えられるしファーストリッキーも果たして無事かどうか

大きめ配当でお年玉を狙うのであれば夢は大きく後方の人気薄から買う馬券は狙ってみて良いかも

しかし、まずはファーストリッキーがやっぱり強かったという馬券で組み立てたい

まず相手候補筆頭は1300mより少しでも長い距離の方が走りが良くなるマオノウィッシュで展開が向きそうなことから上位人気の中では抑えは必要

穴目で推したいのはサンコーチ、フレッシュバンク、アムールジョイの三頭

あと一押しあればという内容が続くサンコーチは新人騎手→大一番に強いベテランの西川起用で負担重量は定量に変わる一方でプラスαはあると見たいがこの三頭の中ではおそらく一番人気はしそう

フレッシュバンクは結果的に展開が全く向かなかった黒潮ジュニアチャンピオンも含めて確実に後方から脚は使うだけに展開待ちでもハマりきった時の破壊力は魅力

アムールジョイは過去のレース内容からまともな騎手が乗れば3番手候補に十分名前を挙げられるくらいには寄せてくるので永森が確保できたことで浮上可能

このレースはドクターコパによる同厩親子対決で次男のまじもんドクターが父の壁を超えられるかという裏テーマもあるが普通に仲良く回ることを考えるべきだろうし、逆にそれが波乱を演出しかねないのかなとも感じる

リュウノアンジェラを買うか買わないかというのが1番のテーマにはなりそうだが、ファーストリッキーから買うと決めてる以上は速いペースについていけず脱落の場面を考えたい


◎ 6 ファーストリッキー
◯10 マオノウィッシュ
▲  7 フレッシュバンク
△  1 アムールジョイ
△  4 サンコーチ
3着のみ
3 グットクレンジング

6→7,10→1,3,4,7,10
6→1,4→3,7,10  基本はこの14点

予算に余裕があれば
7,10→1,6,7,10→1,4,6,7,10 
24点を夢として100円ずつ

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