2021 マイルチャンピオンシップの予想

阪神11R 
芝1600m外回り 15:40発走

[昨年の振り返り]
1.31.9 良馬場
12.5-11.0-11.4-12.0-11.6-11.0-10.8-11.7
前3F 34.9-4F46.9
後 4F 45.1-3F33.5

前後半分けると完全なスローの流れ
とは言え、前に行った馬で残ったのは外4〜5頭分を開けて回ってきたアドマイヤマーズのみで内3〜4頭分の剥げ散らかした馬場を通った馬は早々と脱落していった
グランアレグリアは早め5番手でラウダシオンとアドマイヤマーズの直後でギリギリ悪くないところを回ってきたが、グランアレグリアの外に持ち出して直線を迎えたインディチャンプが福永の好判断でグランアレグリアに被せるように抜け出す進路を無くしてインディチャンプの展開になったが、ルメールが一瞬空いた進路を外に切り替えてインディチャンプの外側に出すと一気に差し切り勝ち

最内にこだわって道中・直線共に最内選択で唯一好走したのがスカーレットカラーだが、これは岩田康の十八番に馬の特性が著しくマッチした結果だろう
5着のサリオス以下、ヴァンドギャルド、ペルシアンナイトは展開と位置取りの差で泣いたがペースと位置取りさえなんとかなっていればという内容でもあった
サリオスはグランアレグリアを上回る最速上がりで回ってきたものの、当時あまりにも絶不調が続いていたデムーロの判断も明確に悪かったと言える

→開催が継続している今年の阪神コースは昨年以上に外回りコースは完全な外差し馬場になっておりペースが平均から後継ラップの形になれら昨年同様の形になる可能性が高い


[現在の馬場]



直線走路は5,6頭分が明確に傷み続けているが、コーナーや向正面に関しては内回りは激しく広範囲に傷みが目立つものの外回りコースは内3頭分程度の損傷が目立つことから透位置的には内から4頭分程を通ることが距離ロスと天秤にかけた際のベストルートになりそう

時計は先週の日曜以降は造園担当の散水以外に目立った雨が降らなかったことで改善傾向にあるので1.31.8〜1.32.5程度の走破時計を競う形になるだろう


[注目ポイント]
来週のコントレイルの引退に花を添えるのはグランアレグリアか同世代のサリオスか
それとも新世代の各馬か、先週のアカイイトのような馬場を味方につけた伏兵か
上位評価になる馬とそうでない馬の差が人気でははっきり出るメンバー構成だが果たして

[展開]
サウンドカナロアの逃げにロータスランドとホウオウアマゾンの出方次第で超ハイペースはまず無さそうだが、競る形になって後続がやや離れる形も考えておきたい
4,5番手好位にダノンザキッド、グレナディアガーズが続くかペース次第で折り合い課題のグレナはガツンと前に持っていかれる悪いところが出ないか不安
グランアレグリアは最後の最後ということで後方待機というよりは昨年のようにこの好位集団の中か一列後ろでインディチャンプとサリオスはそれを見る形か
ケイデンスコールだけが昨年のスカーレットカラーのように最内潜り込みの形で最短距離での駆け上がりを狙い、一線級相手では距離に不安が残るサウンドキアラや他力本願のカテドラル、ダーリントンホールはさらに後ろから

前半46.5程度のペースで流れれば昨年同様にコーナーで徐々にコース取りがはじまりラストの直線勝負へ

どの馬が抜け出すか楽しみにしたい



[本命候補選定]

①能力フル発揮ならグランアレグリア
今さらこの馬に関してどうこう言う必要も無い
不安材料とされるローテ問題では中2週の安田記念は2着、中3週のNHKマイルCが5着と勝ち星がない
安田記念に関しては喉の状態に問題があったことからローテ的な不安はないというのがルメール談だが、東京2000m→阪神1600mへの短期間での距離短縮での輸送という点がなかなか厳しい気もする
2000mでも末を活かす競馬をしていればよかったと思うものの、ある程度前目から粘り込む形を選択した後にこの馬の最大の武器であるキレ味を求める点が気掛りではある

②パワーとスピード両方ならサリオス
好位から突き放す本来の競馬ができればマイル路線の主役はこの馬だったはず
サロミナの産駒であることを考えれば加齢とともに末脚のキレが増してきそうな気もするし、昨年も位置取りは最悪だったものの上がりは最速で駆け上がってきた
跳びが大きいので前が壁になったり重すぎる馬場は苦手にするが、芝が剥げた荒れ馬場を苦戦するキレ勝負の馬よりは向くはず
不安は松山に変わってからの動かなさと世代レベルの低さという面で強い3歳世代にこの馬も飲み込まれてしまうかどうか

③シュネルマイスター
同世代でこの馬に先着したのはタイトルホルダーだけだし春の時点では古馬と4kg差があったとしてもダノンキングリーとグランアレグリアから0.1秒差は大健闘だった
復帰戦の毎日王冠はダノンキングリーがああいう競馬をしてくれていなかったら果たして何着だったのか?という点は気になるが、毎日王冠での終いの脚はこの春の成長を感じさせるには十分だった
左右の回りに関しても特段問題は無さそうだし世代最強マイラーとしてここは負けられない

④グレナディアガーズ
トモの発達が2歳時からとても凄くこの秋にさらに成長した感じでもしも精神的に落ち着いて競馬できればどれだけ強い競馬ができるのか楽しみな存在
3歳馬で古馬と同斤量を背負っての京成杯AHの走りも始動戦としては十分の内容だろう
フランケル産駒では本馬以外にもモズアスコットやソウルスターリング等が阪神マイルの大きなレースで好走していることから、前がスローからミドルで流れて好位から押し切るようなイメージならマイル路線も3歳馬の支配の可能性がある

⑤ダノンザキッド
2歳時の恐ろしい強さから世代最強を早いうちから欲しいままにしたが、3歳春からの成績が散々で陣営も1600〜1800mに照準を定めた
安田隆厩舎なのでスプリント〜マイルの管理方法は百も承知だろうし、陣営が言うには成長具合はかなり良い感じになっているとのこと
骨折明けの富士Sから馬が仕上がりきっていたイメージからあれ以上となると疑問は残るものの右回りの阪神マイルは川田も抜群の成績を誇る得意コース
早くから騎乗馬をグレナディアガーズではなくダノンザキッドに決めていたことを考えても現時点でのチャンスはこちらにありと踏んでのことだろうし、グレナディアガーズに比べると折り合いに不安が無い点が最も好感が持てる
上がり勝負にせずに速い流れを作って前々で抜け出す形を目指せば末のキレ不足は補える

インディチャンプもこれだけの実績でレースも上手なので候補に入りそうだが、毎度有力馬マークの形でG1では丸2年勝利を挙げられていないことからもピークを過ぎた馬の休み明けでは狙うとしても紐での狙いか

穴候補としては最内選択で騎手が踊ればケイデンスコール、コース的に480〜520kg台までの好走が多いもののマイル路線に矛先を向けてきたダーリントンホール、一昨年のマイルCSのように最後方からどこまで追い込めるかのカテドラルといったあたりであれば3着候補の抑えで狙ってみても良さそう

[予想]
自分で言うのもアレですが◎は攻めたい傾向にあるので、◯と▲から買ったらなかなかの的中率と回収率になるはず
わかっていても本命は少し捻ってダノンザキッドにする
あえて我慢させた前走は少し裏目に出た部分もあるし、無理もさせていないので競馬の内容そのものには不満なし
阪神マイルでは苦戦傾向のジャスタウェイ産駒ではあるが、残り300m先頭からの押し切りに期待したい

相手はシュネルマイスターとサリオスでグランアレグリアは2着までで馬券を買いたい

◎ 13.ダノンザキッド
◯  3.シュネルマイスター
▲   4.サリオス
△△12.グランアレグリア
△   9.グレナディアガーズ
×   7.インディチャンプ
×   8.ダーリントンホール

3,13→3,4,12,13→3,4,7,8,9,12,13 
この30点を本線に
3,13→8,9→3,4,12,13  12点を抑え

敢えてグランアレグリア頭除けば
4,9→3,4,12,13→3,4,7,8,9,12,13
30点という買い方をしても良いか

グランアレグリアから買いたい人はそのようにしてください


以上、スカスカの内容で申し訳ありませんが親子3代で出かけている神戸動物王国よりお届けしました

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