2022 東京大賞典の予想 ※簡易版

12/29(木) 大井9R
東京大賞典 ダ2000m(外回り)
15:40 発送

今年のダートグレード最終レースであると共に最後のJpnⅠ競走

直前でオメガパフュームの現役引退にはじまり、チャンピオンズカップの上位勢の不参加、チュウワウィザードら歴戦の古豪たちの名前が無いというのは寂しいもののJRA勢はいつだって強力メンバーを揃えてくる

ダ転向後は破竹の勢いのウシュバテソーロ
帝王賞で歴戦の古馬を撃破のメイショウハリオ
牝馬限定の枠を飛び越えてかしわ記念を制したショウナンナデシコ
JDDはレースセンスと大井への適応力を示した3歳ノットゥルノ
みやこSでこれまでの逃げ一辺倒を脱却したサンライズホープ
初ダがG Ⅰでも大負けしなかったレッドガラン

いずれも好素材で1〜5番人気の各馬の取り扱い方が全てのようにも感じる


対する地方勢はJRAから移籍してうまく立て直されたライトウォーリアを筆頭に一昨年の2着馬のカジノフォンテン、園田からラッキードリームらが参戦


強力JRA勢と比較した場合にはやや小粒な印象は否めないもののこの中から割って入る馬が出てくるかどうか見極めたい



[各馬解説]

1.ゴールドホイヤー 牡5 山崎誠
大井は走るが外枠の方が乗りやすい馬、ゲートから被されてしまう内枠が残念な印象


2.ノットゥルノ 牡3 武豊
跳びが大きく園田小回りは致命的に合わなかったが大井ほどのサイズの箱なら内枠でもそこまで気にする必要はないが小回りの内枠対応に若干難のあるタイプなのでもう少し外で追走できる枠の方が個人的には良かったと感じる

クラウンプライドやハピが2,3着に入ったチャンピオンズカップから3歳世代の実力は疑う余地もないが(7月から強い世代と言い続けた自分としては世代レベルは余裕でここでも通用すると思う一方で)この秋2戦の本馬の走りを観ると成長力には疑問も残る

実力を考えればもちろん上位なのでオッズ的には飛んでくれたら万々歳、来たら来たで抑えておくしかないかなという存在


3.ライトウォーリア 牡5 矢野貴
前回は大外枠もあって抑えめのスタートだったが速い上がりが使えないこの馬が番手追走で結果を出したのは見事
今回はこの枠とメンバー構成ならハナに行って飛ばす形になりそうだが、各馬のターゲットになるのが2番手の馬ならスイスイと行く場面も考えられるがその2番手の馬には目標にされる分だけ大きな期待は厳しいかもしれない

かつての姿を取り戻したというよりは大人な競馬ができるようになった印象だが追走してくる馬が今度は速い点がどうか


4.ドスハーツ 牡5 和田譲
こちらはJRA時代のストロングポイントが形を潜めてしまい中途半端な位置取りから中途半端な伸びに終始しているし、ペースの速い遅いに関係なくそうなってしまっている現状では厳しい


5.メイショウハリオ 牡5 浜中俊
帝王賞は9頭立てで包まれることもなく何もかも恵まれたという印象はありつつも倒した面々を考えれば格で最上位の今回は包まれやすそうな枠だ云々と言ってはいけない存在

盛岡JBCの予想で書いた通り消耗戦になりやすいアップダウンを繰り返す左回りの盛岡コースは向くはずもなかったので、チャンピオンズカップをパスしてここ一本に絞って出てきたことを高く評価したいので◯以下の印にはできない


6.ウシュバテソーロ 牡5 横山和
ダート転向後の勢いにおいてはチャンピオンズカップを制したジュンライトボルト同様にかなりの存在感を発揮しており、絶望的な位置取りから一気に追い込みきる末脚は直線走路の長い大井コースで合わないわけがない

秋4戦目となるが馬体の充実度からもデキの心配はいらず余程前が止まらないような馬場にでもならなければこの馬らしく競馬をすればゴール前で良い結果はついてくるだろう

強いて不安を挙げるとすれば1-3-2-15という横山和Jの地方での通算成績(勝率'048)で実に2013年の門別での初騎乗以来20連敗中という点で馬の力は一番だとしても頭固定にするのは若干抵抗がある


7.リンゾウチャネル 牡6 安藤洋
ラッキードリームとの新旧道営三冠馬対決も少し興味があるところだが、かなり追走は厳しくなりそうで1800mから少しでも距離が伸びることへ不安もある
個人的にはライトウォーリアを買うなら夢的にこちらを買った方が良い気はするがここまで順番が巡るとは思えない


8.ショウナンナデシコ 牝5 横山武
まず好材料としては定量戦になることで57〜58を背負ってきた強みがここなら活きる可能性がないとは言わない

逆に不安材料としては若駒の頃から寒い時期の走りが悪いことと力比べになった時の2000m対応で、この時期は見た目にも冬毛がボーボーになるタイプなので見栄えしないし追い切りも良かった頃の動きと比べると明らかに見劣る
4〜9月のパフォーマンスの高さが出せればこのメンバーでも戦えると思うが、前走のあの負け方を見てもここは手を出したくない


9.カジノフォンテン 牡6 御神本
昨年の帝王賞以降は苦しんできたがここに来て取り戻してきた感があるし、休み明け初戦は元々成績的には苦にしないものの本質的には叩いて良くなるタイプだけにタフさが要求される勝負になれば久々のダートグレード好走があっても驚けない

何より中央の微妙な騎手と比較してここ一番での勝負強さは地方屈指の鞍上を迎えての2戦目で不気味さは漂う


10.サンライズホープ 牡5 幸英明
控えてみたら実はとんでもない末脚を使える馬だとわかったという怪我の功名のような2戦を経て大井コースで一体どういう乗り方をするか、行くにしても控えるにしても中途半端な形になるのだけはやめてほしいというのが個人的な願望で、控える競馬をするのであればウシュバテソーロを徹底的にマークすることで勝負に加われる気はする

せっかく二走続けてこの形で競馬できることがわかったので、個人的には逆転も信じて馬券は買いたいと思っている


11.ミヤギザオウ 牡3 今野忠
羽田盃の内側をロスなく最短距離で追い込んだ真島Jの大ファインプレーからも枠的にはやや恵まれなかった印象
羽田盃以降の案外な内容からだけでなくこれまで極端に速い上がりの脚を使えたことがない点も評価できない


12.アトミックフォース 牡6 本橋孝
連勝の勢いは認めるものの右回りは芝でもからっきしだったことを思えばダートが走れることをわかった上でも左回り専用機かな?という印象でここはあまりにも相手が強力すぎる


13.レッドガラン 牡7 岩田康
初ダートがGⅠだったチャンピオンズカップでは特に目立った爪痕を残すには至らなかったが、ダートがまるでダメというわけでないのがわかったことは収穫で勝ち馬からは1.0秒差でもここで人気をするノットゥルノとサンライズホープからは0.3秒の差であれば大井の砂質とコースがマッチすればなんとでも出来そうな差とも言える

例年通りのメンバー構成なら常識的に見送りが妥当ではあるものの今回騎乗するJRA騎手の中では最も地方コースでの期待が高まることと、JRA勢の中では最も人気薄の扱いになるのでやや高配当の場面を期待するならこの馬に期待してみる手があっても良い


14.ラッキードリーム 牡4 下原理
前走ジンギに対する圧勝はジンギが1870mの外枠で出遅れる致命的なミスによるものとクリノメガミエースが作り出した激流による部分も大きいが右回りでの走りはやはり違う

園田のエースとしてあくまでも挑戦者の立場ではあるが11戦10勝の右回りでジンギを物差しにすればやれないわけはないし、門別のJBC2歳優駿の走りからも格で負けるタイプとも思わないし大外枠もごちゃつくくらいなら良い方に向くかもしれない
展開利さえあればやれると信じて馬券には入れておきたい



[展開]
ここに来てサンライズホープが逃げに戻るとも思わないのでライトウォーリアが行ってショウナンナデシコとアトミックフォースが番手の形
カジノフォンテンが最近の走りからすると取れて3番手外というところで、ノットゥルノは可能なら早めに内から外に出すことを優先したいので好位インからジワリと外に出す進路取り

この5頭ほどを見る形でメイショウハリオ、レッドガラン、リンゾウチャネル、ラッキードリームらが続き中団〜後方にかけてウシュバテソーロとサンライズホープがどちらかを見るような形の追走となるだろう

ショウナンナデシコはノットゥルノに突かれる前に動き出す形にしたいので3コーナーで後続が押し寄せる形になれば早めのスパート合戦になる
満を持してメイショウハリオが外から追い出すところ目掛けて後方からウシュバテソーロとサンライズホープが襲いかかって直線の攻防へ移る



[予想]
JRA馬の序列
1位 ウシュバテソーロ
2位 メイショウハリオ
3位 サンライズホープ
4位 ノットゥルノ
5位 ショウナンナデシコ
6位 レッドガラン

と考えているがショウナンナデシコの取捨が一つポイントになりそうで最安オッズは約40倍となると敢えて嫌いたい
これがマイルまでのレースであれば馬・鞍上ともに抑えざるを得ないが2000mの冬の大井戦となれば自信を持って切りたいというのが個人的な感覚(6月開催の帝王賞で同じメンバーなら間違いなく買うが)です

12/29 9:00時点でレッドガランが絡んだ場合の最安が240倍ほどなので、来る可能性は低いと感じつつオッズ的にレッドガランの3着は抑えておきたい

最終的に印はこうなりました

◎⑥ウシュバテソーロ
◯⑤メイショウハリオ
▲⑩サンライズホープ
△⑬レッドガラン
△⑭ラッキードリーム

3着のみ
②ノットゥルノ
※+なら③⑧ではなく⑨カジノフォンテン


勝負するところについては現状は悩んでいるところで⑤⑥→⑤⑥の順当で配当がつかない組み合わせにそれなりの金額を投入するorサンライズホープが1,2着に来た時の妙味を取るか

これについては直前まで悩みます
サンライズホープが真ん中より外の枠に入ってくれたことは個人的には買いやすくなった印象なので順番が変わって美味しいところはちゃんと厚めに抑えたい


⑥→⑤→②⑩⑬⑭
⑤→⑥→②⑩⑬⑭
⑥→⑩→②⑤⑬⑭
⑤→⑩→②⑥⑬⑭
⑩→⑥→②⑤⑬⑭
⑩→⑤→⑥
4点×5パターン×2点=22点
もちろん金額の強弱はしっかりつけます

100円だけ買うところ
⑤⑥⑩→⑬⑭→⑤⑥⑩ 12点

見ての通り基本は⑤⑥⑩の組合せで良いところ狙いですが②ノットゥルノがきた場合は安め回収にしようと思います

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?