2024 スパーキングレディカップの予想

昨年のこのレースはnoteでの予想公開はしていなかったのでどんなレースだったか?と振り返ると

◎⑨スピーディキック
◯⑦レディバグ
▲⑤ノーブルシルエット
△①グランブリッジ
△④タガノクリステル
☆⑥エナハツホ

だったみたいです
(記憶が定かじゃないのでスクショ見返したら購入馬券がこんな感じのカス当たりでした)




ノーブルシルエット来たら儲かる

みたいなイメージで買ってたことはなんとなく覚えているので期待値探しはエナハツホとノーブルシルエットにしていたようで、おそらくノーブルシルエット頭からも買っているので余程展開の恩恵や馬場傾向が前有利のイメージだったのは想像に難くありません



まずこのレースは別定戦ということで
①実績ある負担斤量の重い馬
②伸び代を含めて恵量と感じる馬

この軸選びに成功するかどうかでしょう


過去の負担重量が重かった馬57〜58kgの成績を15年ほど振り返ってみると


2023年
グランブリッジ 58kg→4着

2022年
ショウナンナデシコ 58kg→1着(1.3倍)
※2着レディバグには辛勝
サルサディオーネ 58kg→3着
レーヌブランシュ 57kg→6着

2019〜2021年
56kgが負担最高

2018年
ラビットラン 57kg→3着
ワンミリオンス 57kg→4着

2017年
タイニーダンサー 57kg→3着
ホワイトフーガ 58kg→4着(1.4倍)
タマノブリュネット 57kg→7着

2016年
ホワイトフーガ 58kg→1着(2.0倍)

2015年
サンビスタ 58kg→3着
メイショウマンボ 58kg→6着

2014年
アスカリーブル 57kg→9着

2011年
ラヴェリータ 58kg→1着(2.1倍)

2010年
ラヴェリータ 57kg→1着(1.3倍)

2009年
トーセンジョウオー 57kg→1着


2009〜2023までで5-0-4-7でした

半分強は1,3着には来るといったところです


ラヴェリータ
ホワイトフーガ
ショウナンナデシコ

このあたりは特に強かったですし毎回着順が入れ替わるような牝馬のライバルが不在と言っても過言ではないダートグレードの絶対女王として君臨してきました


では今年のメンバーはどうでしょう?


アーテルアストレア 57kg

ライオットガール 57kg

今年の三走が全て直接対決で1勝ずつ
ライオットガールの方が先着は1回多い

という結果になっています

今回の出走馬の中ではともにダートグレードを2勝しているので実績では最上位と見て良いでしょう


⑦ライオットガール

好走と惨敗が極端なタイプ
シニスターミニスター産駒ではあるものの外枠が得意というよりは好走時は自らラップを刻むか好位置に潜るような器用な競馬をするタイプ

開催時期が変更になった船橋クイーン賞で54kgで強い競馬を見せた3ヶ月後のクイーン賞で外からなし崩しに脚を消耗してアーテルアストレアからは1.5秒差をつけられての4着でした

この時56.5kgのアーテルアストレアより負担の軽かった上でのこの負け方を見ると余裕のない追走やコースロスが響いたと見るべきかもしれません

個人的には斤量負けの不安もあることと前がかなり飛ばすメンバー構成だけに好走条件に当てはまるか?となると微妙な気はします

ただ、最近は好走と凡走を隔走で経験しているので今回は走る番と見れなくないところをどう捉えるかが鍵でしょう

好走にはある程度積極的に行くか距離ロスを防ぎつつ下がってくる馬の不利を受けない立ち回りが必要になってきそうです



⑩アーテルアストレア

先述のクイーン賞で下したライオットを兵庫女王盃では捕まえきれず2着ですが悲観するような内容ではありませんでした

むしろ圧倒的に前有利に進んだ当時の馬場傾向や展開からすればこの馬の方が強い競馬をしたと言えます

課題はなんと言っても川崎コース対応になりそうで、ダートグレードで6度走って2度の馬券外が2100mのエンプレス杯となっています

2年続けて1秒以上離れての馬券圏外になっているところは気になりますし、後半失速ラップになりやすいタフな展開となる川崎コースが単純に合わない可能性もありそうです

スピードが乗れば良いところはあるのでマイルへの距離短縮が向けばという一方で、この馬の好走パターンはスローで上がりに向いた競馬になる時の瞬発力勝負です

後半失速型の2度のエンプレス杯からも3コーナーで一旦良い位置まで上がってきて伸びきれずというシーンは含んでおいた方が良いでしょう


結論→別定負担の重いこの2頭はどちらも軸にするには信頼度がやや低いと思うので1頭軸もしくは2頭軸に入れるということは避けたいと思います

この2頭以上に買いたい馬が見当たるというのが最大の理由でもあります




[レース展開予想]

南関所属馬だけでも前がかりになりそうなメンバー構成

ボヌールバローズ
フーリッシュポピー

少なくともこの2頭は簡単にはハナを譲ることはなさそうです

全12戦で2度しかハナを譲ったことがないボヌールバローズとここ5戦全て逃げ切りのフーリッシュポピー

これまでのテンのスピードを見ても行くのはおそらくボヌールバローズになるでしょう

ミラクルティアラとミチノアンジュとヴィブラフォンも行ければ行きたいクチですがハイペースに吊り出されるような形になるなら番手OKの形を選択すると思われます

松山Jならライオットガールも積極的に位置を取るはずなのでこの5〜6頭あたりで逃げから先行集団を形成してその後ろに位置する馬が軸的には向いていると言えそうです

スピーディキック
アーテルアストレア
キャリックアリード
ドライゼ


特に昨年惜しい2着だったスピーディキックは枠的にもロスが減らせそうなポジションにおさまれそうで勝ち急ぐことなく徐々にポジションを押し上げられるかどうか

キャリックアリードもこれだけ前が引っ張ってくれるなら無理して位置を取ることはなさそうで関東オークスで高知のグラインドアウトを素晴らしい進路取りでエスコートした赤岡Jが1発大仕事の匂いを漂わせます


このポジション付近の馬ではドライゼあたりが非常に穴っぽく怖い存在ではありますが2年前の関東オークスの映像を見返した限りではこのコース対応は難しそうなイメージがあります

昨日の川崎の後半のレースを観た限りでは後半失速ラップになったとしてもかなり後方に待機してしまうと追いつくのは容易ではなさそうですが、急激な後半失速ラップまでを見込むのであればカラフルキューブの一発に警戒はしておく方が良いかもしれません


一番このコース・距離でラップが速くなるのが2コーナー過ぎから3コーナーに向かうまでの区間になるので、ここをどう凌ぐかで結果は大きく変わってきそうなイメージのレースというのが私の見立てです


その中でも軸として置きたい馬からの馬券で今年は買ってみたいと思い以下の印となりました


◎⑧キャリックアリード 55kg 赤岡修
→ 最初にして最後の神奈川記念で自力で動いて4角早め先頭のヴィブラフォンに迫った内容が非常に◯です
ある程度の人気馬たちが早めに動かざるを得ない展開になるがゆえに溜めきったこの馬の長い末脚が活きる展開・コース適性からも自信を持って◎に推したいと思います


◯④スピーディキック 55kg 御神本
→ お手馬だらけの御神本Jが選ぶのはやはり名コンビのこの馬でした
気になるのは昨年ほどの力の維持ができているかどうかですが南関の1600m戦は4-1-0-1で唯一の着外も昨年のかしわ記念ですがヴァレーデラルナやイグナイターあたりには先着しています
また、昨年のこのレースが上がり最速で僅かな差での2着というコース適性の高さも含めて念願の古馬ダートグレード制覇を期待したいです


▲⑪ミラクルティアラ 55kg 坂井瑠
→ 馬格はキャリックアリードと同じように小さい馬ですが操縦性の高さと母のミラクルレジェンドから来る地方砂適性の高さが発揮されれば先行集団の中では最も怖い馬と言えるでしょう

外外を回し続けるようだとコーナーでの減速がきつくなる点に不安はありますが少し離れた3〜4番手でインに入れられれば抜け出すシーンも見込めそうというところです


△△⑩アーテルアストレア 57kg 菱田裕
→ 一番強いと思うのはこの馬でライオットガールと比べれば斤量負けもしにくいというイメージでこの馬の方を上位に取りました

なんといっても課題は川崎コースと外目の枠の対応になるはずなので菱田Jが焦らず前をゆったり追うようなら期待できると考えています

逆に早め早めから追うとラスト甘くなって周りと同じ脚色になるという負けパターンになってしまうと思うので評価は4番手までとしました


☆②ボヌールバローズ 55kg 吉原寛
→ 期待するのは思いきった逃げで昨年のノーブルシルエットのようなドキドキを味わいたいというところです

同型の出方次第のところはありますが兵庫GTや楠賞を見る限り小回り対応にも問題はなさそうですし、一旦前に出られてからも粘れるタイプの逃げ馬なので一気に置き去りにでもされなければ内側での粘り込みで川崎記念のライトウォーリアのような大仕事を吉原Jがしてもなんら不思議ない馬です

兵庫GTは軽斤量でも粘れませんでしたがあのメンバー相手に1秒差以内であれば悲観することはないでしょう

フーリッシュポピーとこの馬は2択でどちらかを買いたいと思っていましたが、フーリッシュポピーはゲートからのスピードという点ではボヌールバローズにはまだまだ追いついていないという観点からこちらをチョイスしています


△⑦ライオットガール 57kg 松山弘
→ 斤量と好走・凡走のパターンがハッキリしているところから積極的には推しにくいものの力を評価して印は入れざるを得ないといったところで本来はかなり買いたくない寄りの印です

単純に今回は走る番とも読み取れるので馬券には入れることにしますが配当妙味としては馬券外になってもらえればありがたいといったところです


穴①カラフルキューブ 55kg 矢野貴
→ 前が全て止まるような激流になれば3着雪崩れ込みの中の1頭として狙えるという評価で最後に馬券には入れたいと思います



消にした馬

⑤フーリッシュポピー 55kg 本田重
→ この血統というところもあって本来は買いたい一頭ですし、もしボヌールバローズがゲートで失敗してこちらが成功するようであれば船橋の時計的にも全く敵わないということはないと考えています

ただし格段にテンからのペースも上がる今回のメンバー構成となると一旦は高いレベルを経験してからの狙いとする方が妥当だとは思います

でもやれないことはないと考えるのであれば狙うならメンバーレベルが上がって低評価に甘んじる最初こそだという気もしています



⑥ミチノアンジュ 52kg 笹川翼
→ 斤量面は魅力的で前に行く馬たちが少ないメンバー構成なら考えても良い一頭だとは思いますが無理をしてハナが切れるメンバーレベルとも思えませんし、ここまで相手が強くなるとさすがに初戦から狙いがたつようなレベルには達していないと見てしまいます


⑨ドライゼ 55kg 戸崎圭
→ 広いコースの1800mでも短いと感じるところがある馬で小回りでコーナーRもキツい川崎コースで流れに乗れるとは思いにくいです

真島厩舎への転厩初戦となりJRA時代の実績からはやれないことはないレベルの馬ですが狙うなら大井か船橋まで待ちたいところです


⑫ヴィブラフォン 55kg 菅原明
→ 今回切ったメンバーの中では一番怖かった馬ですが、さすがにこの枠からだと行ききるかある程度好位の後ろくらいでインに入れるかしないと神奈川記念のようなレース展開には持ち込めないと思います

ある程度の内枠であれば買っていたと思いますが先行脚質で内に速い馬が揃った大外がゆえに今回は切るのが妥当と判断しました



三連単
④⑧→②④⑧⑩⑪→①②④⑦⑧⑩⑪
②⑩⑪→④⑧→①②④⑦⑧⑩⑪
この40点+30点のフォーメーションでも回収できれば大きなプラスになると思いますが


ある程度④と⑧は二頭軸のような買い方をして買い目は減らしたいと思います

なんでそこだけ抜けるの??という結果になりかねないのでオッズも見ながら気楽に考えた買い目で勝負してみます



〜おまけ〜

本日の園田競馬の注目馬

2R
穴⑥ベストフラワー
→ 間隔は空いたもののこのメンバー構成なら見直し可能

7R
穴②アルフェニン
→ おそらく時計のかかる重い馬場になる見込みなのでこの馬のパワーが活きる公算大

8R
◉①ラヴィアン
→ まだここでは負けない、負けられない
有力馬が他に2頭ほどいるのでこの馬たちを潰しきればこの馬からの人気薄の2,3着の目を考えてみても◯

11R
中穴③グリーンシアター
→ エイシンビッグボスとルクスランページは強いが割って入るなら1230mの流れを苦にしなかった時のこの馬が内から割って伸びてくるかも

12R
中穴⑥ムーンガーデン
→ 外目枠、好位可能と昇級でも好走条件は揃ったので


それではまた夜までそれぞれの競馬ライフをお楽しみください👋🏾





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