2022 ジャパンカップの予想

[過去データについて]

枠番別(10年)
→とにかく内枠強し!


4枠までに入れなかった場合はごちゃつきにくい7,8枠というところだが単勝回収値は唯一の100超えで全ての率が他の枠を上回ることからCコース使用で圧倒的に1枠優勢のデータ
雨が降った後のレースで先週より内側の芝には損傷があるものの不利に作用するほどの痛みはないことから外<内の認識で良さそう

今年は1枠を海外馬が埋めたことでシムカミルもオネストも警戒はしておきたいし、特にシムカミルが東京コースで行ったスクリーニングの動きなどを見てもやれないことは無さそう



外国馬 0-0-0-28
→外国のレース実績はアテにしにくく、どちらかと言えば日本向けの血統背景かどうか+参戦過程(凱旋門賞参戦は個人的にマイナス評価)に注目したい


6歳以上0-0-1-47
→ボッケリーニやハーツイストワール、外国馬のグランドグローリーらには厳しいデータ
あっても3着までのイメージ


1番人気の4歳馬
→過去10年 3-1-0-0でシャフリヤールには激烈押しデータだが2番人気になった時は一気に推しデータではなくなる点は注意

ディープインパクト産駒
→4-4-3-22と最も勝ち馬を輩出

※牝馬のディープ産駒3-2-0-7
連覇したジェンティルドンナをはじめショウナンパンドラといった勝ち馬を含めて好成績も該当なし

ダービー馬のディープ産駒1-1-2-5
マカヒキとワグネリアンで数字を落とすが1-1-2はコントレイル2回とシャフリヤールとワグネリアンで少なくとも通用するのは4歳までとシャフリヤールはギリギリのイメージ


牝馬の成績 5-2-1-15
→上で触れたディープインパクト産駒以外ではアーモンドアイが連覇以外は1-0-1-8と数字を大きく下げてしまうが更にその近くでもウォッカ、ブエナビスタ等が勝利しており力のある牝馬にはとにかく注意が必要なレース


ハーツクライ産駒2-1-2-11
→スワーヴリチャード1-0-1-0とシュヴァルグランは1-0-1-1とリピート好走しており4,5歳時の好走で3歳馬のダノンベルーガ、6歳のハーツイストワールは条件からややずれるがこれから完成形へ向かうダノンベルーガの方が候補として妥当な感

東京2400mというコース適性的にトニービン持ちとしてここに加えるのはボッケリーニになるが枠的な問題はかなり大きそう

年齢別では4,5歳優勢で変わらず4歳の実績は優秀だが5年連続で3歳馬は1〜2頭が馬券内に飛び込んでおり牡馬はダービー馬、牝馬は三冠で好走という明確な基準はありそう



[注目馬について]

⑭ダノンベルーガ 牡3 川田将/堀
→天皇賞・秋はイクイノックスとは誘導のスムーズさの差だったことを考えるとシャフリヤールに先着した3着は上々
明らかに上積みが見込めて秋二戦目を左回りにこだわってここに設定

完成はまだ先な気もするしGⅠ未勝利の3歳馬は40年未勝利でキャリア6戦目でのVはエルコンドルパサーとアーモンドアイの7戦目を上回る最少記録となるとなる
枠的にも外すぎる感はあるので勝ちきるまではどうか?というイメージはある

この秋は古馬混合のGⅠで馬券内に3歳馬が絡まなかったのはエリザベス女王杯のみで同世代のイクイノックス、セリフォスは圧倒的なパフォーマンスで古馬を撃破してGⅠ馬に輝いたのことも心強い



⑮シャフリヤール 牡4 C.デムーロ/藤原
→昨年のジャパンカップでは内ラチにぶつかるトラブルに見舞われた影響もあって1,2着までは届きそうにない3着で前走の天皇賞秋は58kgを背負っていることや海外帰りなどの影響があったにしてもあまりにも見せ場のない5着

距離が延びることがプラスにならなさそうなダノンベルーガと比較すると距離が延びて海外帰り2戦目で57kgとなるこちらの方が向き不向きで言えば分があるようには感じる
追い切りの動きに明確な良化ポイントを探すのは難しかったがフォトパドックだけを比較すれば◯

ここは報奨金込みで6.8億ボーナスがかかるレースで陣営としても取れないと今後の使い方にも大きな影響は出そうだが、個人的にはこの馬のキレは古馬になってから大きくなりを潜めて別のタイプの馬に仕上がってきた印象もある
スローのヨーイドンにはならないと思うものの、長く脚を使う形の勝負もどうなのか?

不安材料も大いに秘めたタイプに感じるし、昨年のように内ラチにぶつかる不安は無さそうだが脚質的に先に動いてロスが多くなりそうな点は気になる


⑥ヴェラアズール 牡5 R.ムーア/渡辺
→この馬にとってはスローのヨーイドンになってもらえる方がエイシンフラッシュ産駒らしくスパッと一瞬で速い脚を使ってあとは惰性で抜けてこれそうな気がする
逆に前半から流れたり時計が速くなって長く脚を使い続けるような展開になった時は緑風SやサンシャインSのように追込み切れない不安が残るし、これまで決してレースレベルが高かったと言えるレースに使ったことがない点が不安ではある

一方で前走の内容は展開や馬場が噛み合ったと言えども休み明けであの内容→今回の追い切りの動きは更に上昇しており完全にピークを迎えた印象で出走馬の中では追い切りに関しては1番の評価を与えて良いと思う

決して東京×というタイプではなく、速めの全体時計に対応できてペース展開がハマれば十分上位での入線は可能と見るべき


③ヴェルトライゼンデ 牡5 D.レーン/池江
→前回のオールカマーは内有利のトラックバイアスがあったにしても負けすぎで鞍上次第でノーマークでかまわないと思っていたところに先週セリフォスが強い馬だったことを証明した若き名手を確保

6月の鳴尾記念は後傾60.1-57.6を2番枠からインでじっくり溜めてジェラルディーナ以下の追撃を完封したコンビでまだまだ余裕も感じられた内容だった

今回もCコース替わり後の2週目で内は非常に良い状態でダービー3着以来のコースでコントレイル世代のNo.3or4の力を発揮させられるかどうか、純然たる決め脚勝負にならない場合には内から抜けてきそうなこの馬にもチャンスは大きそう


⑧デアリングタクト 牝5 T.マーカンド/杉山
→侮れない存在であるのは間違いないが現代競馬においてこのローテが良い方に向くとは思いにくく比較的綺麗な東京の馬場で時計勝負対応も含めて好走のイメージが湧きにくい

唯一プラスの面があるとするなら昨日今日とエピファネイア産駒とキンカメ産駒の好走が続いていることで、どちらの血も有するこの馬に向かないとは言えず牝馬が度々好走するレースとしても簡単に終わった馬とは言えないかもしれない


⑬テーオーロイヤル 牡4 菱田/岡田
→アルゼンチン共和国杯はあまりにもロスの多い不利があった中で2着とはタイム差なしを考えると狙ってみて損はない馬には見える
また先行して早めに勝負を仕掛けて純然たる決め手勝負の手に持ち込ませないことで長く脚を使うこの馬が自力で直線先頭の場面を作る可能性は決して0ではないと思う

揉まれ弱いタイプなので外に馬を置かないことがポイントでシャフリヤールやボッケリーニが早めに勝負をかけてきたりすることは少し不安に感じるところもあるので、いち早く前に前に上がっていけるかが鍵になりそう


⑱ボッケリーニ 牡6 浜中/池江
→枠があまりにも恵まれなかったというのが第一声で真ん中より内なら積極的に狙いたかったという思い

兄ラブリーデイよりゆったりした成長曲線を描いて長い距離をこなせるようになった点は◯だがロスが多くなるこの枠は奇策でもなければゴール前の勝負圏は果たして?


⑰ユーバーレーベン 牝4 M.デムーロ/手塚
→昨年もう少し枠の利(⑭)があればスムーズに立ち回れてもっと際どかったはずなのでこの枠と近走パフォーマンスから表彰台以上となるとどうか

個人的には真ん中より内の枠なら本命にすることも含めて考えていただけに木曜日にボッケリーニ共々切るところまで評価を下げることになった


⑩ハーツイストワール 牡6 武豊/国枝
→東京2400m 3-1-0-1なので最も適したコースであるのは間違いないが時計対応とメンバーレベルを考えるとスローの上がり勝負になったとてどこまで迫れるか

ヴェラアズールが頭に来れる展開になってしまえばバカにできない気はする


[以下、海外馬]

①シムカミル 牡3 G.ブノワ/ワッテル
→当初全く意識してなかった馬ではあるが時計対応やオネストとのパリ大賞典での差と枠を活かせた時の怖さは木曜からちゃんと考えるようになった

また軽く促しただけの調整ではあったが東京競馬場のダートで弾む筋肉ダルマ(言い方はアレですが)は非常に良く見えた点で買うことを決意しました


②オネスト 牡3 C.ルメール/シャペ
→水曜の時点で馬体がガレているという話やスクリーニングから上がらない調整ペース的に状態面はどうなんだろう?という感じではあったがレース直前にルメール鞍上で最も意欲的に走ったことで怖い存在になってきた

2009のフランスダービーを制したコンビ結成で東京2400mが抜群に上手い騎手なら或いは大きな驚きもあるかもしれない


⑤グランドグローリー 牝6 ギュイヨン/ピエトリーニ
→昨年の不利を受けての5着をどう見るかだが個人的には使われ方を含めてチャンスが無いとは思わない
昨年も高速馬場にそれなりに対応しており、3着シャフリヤールと0.3秒差なら警戒は必要で陣営も昨年より良い状態と吹いている点をどう見るか

追い切りとしては馬にやる気を感じられなかった点が気にはなるがレースで動くタイプなのであれば決して侮れない


⑦テュネス 牡3 ムルザバエフ/シールゲン
→多頭数競馬の経験がない点や馬場適性に関してはフランス各馬より落ちるイメージもあり、何よりレースから中1週での空輸からの競馬というのは精神面でよほど強い馬でなければ環境適応の面でも心配

前走は確かに映像を見れば一頭だけ別次元で強い競馬をしているものの東京コースで10秒以上速くなる時計についていけるのかも含めて心配な点は多い

ドイツリーディングでは独走中のカザフスタン人騎手は騎乗馬を選択して成績を上げる上位騎手が多い中で騎乗数もダントツで多い中でシュタルケの連対率と複勝率に迫ることは騎手の魅力に賭けてみる手もあるし、1〜2月は日本で騎乗予定とのことでどれだけやれる騎手なのか見ておきたい部分はある


☆海外馬全体の扱いについて
来日が軒並み11/18〜19と相変わらず環境適応について疑問に思う点もあるが今年から明確に変更になった点として空港到着後に千葉県で6日間の検疫という過程が無くなったことは各調教師としても調整しやすくなったとコメントは出ている

白井の競馬学校6日→東京競馬場3〜4日
という部分が空港→東京競馬場で9日ほど過ごせる点は大きな変革となっているので今年から海外馬が走ることになっても驚けない

より本気に11/10前後の来日が増えればより締まったレースになりそうで今年のジャパンカップに関しては例年以上に海外馬に注目はしたい


◎③ヴェルトライゼンデ
◯⑭ダノンベルーガ
▲①シムカミル
△△⑮シャフリヤール
△⑥ヴェラアズール
紐②オネスト
紐⑤グランドグローリー
+紐⑬テーオーロイヤル

買う馬券的に一緒くたに評価するのはどうかと思うが、海外馬が内枠をこれだけ占めてしまったのでそこは積極的に狙ってみたいと思う
※テーオーロイヤルは切りたい


③⑭→①③⑭⑮→①②③⑤⑥⑭⑮+⑬
この30〜36点はまず普通に買う

①②→①②③⑭→①②③⑤⑥⑭⑮
この30点は願望込み

あとは金額の強弱の付け方だけ工夫します



+阪神12R 京阪杯

記事を作る時間はないので簡単に言うと
先週までのAコースの痛みがBコース替わりでかなり改善されたレース結果となっており、内回りレースも外差し傾向はほぼ無くなっている

イン先行かイン差しを狙う馬が多くなることと外にも逃げ馬はいるのでそういうトラックバイアスでも結果的に外差しは決まるかもしれないがイン突ける差し馬を上位に考えたいと思う

◎④スマートクラージュ
◯⑩サンライズオネスト
▲⑭トウシンマカオ
△⑥キルロード
紐⑨エイティーンガール
紐⑧マリアズハート

※タイセイビジョンは内をつければもちろん上位ではあるものの今回三浦Jということで大外選択しそうで評価から外しました

スマートクラージュは休み明けで人気が下がっているものの調教の動きを評価して◎としました

④⑩→④⑥⑩⑭→④⑥⑧⑨⑩⑭
⑭→④⑩→④⑥⑧⑨⑩

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