2022 梅見月杯の予想

2/4 梅見月杯の予想
名古屋10R
ダ1900m 16:00発走

[レースに際して]
2/2の競馬を観ていると極端な逃げ絶対有利の馬場がようやく終わりの兆しを見せてきてはいたが、2/3の名古屋競馬は8/11が逃げ切りによるもの

逃げタイプは言うまでもなく逃げ主張の方が良い一方で速いペースになり競り合いが続けば先団は総崩れになるシーンも珍しくない

昨年覇者のノーブルサターンを含めて南関東から2頭と兵庫から3頭の遠征馬を地元東海勢の7頭が迎え撃つ


[レース展開]
前走でようやく自分の競馬に徹して復活勝利の地元トミケンシャイリは当地で1400mとは言えイグナイターを封じ込めた切符の良い逃げが魅力なだけにゲートが不安定ではあるが行ききる選択をしなければ厳しい
兵庫テーオーエナジーは笠松オータムカップの内容から自分のペースで行ききることができればというところ
近走は番手から追いかけて先頭に立とうとした時に手こずったり更に外から内から来られた何かにやられるという内容が続いているのでトミケンシャイリはかなり邪魔な存在となる
他では大井のスギノグローアップもゲートから押して押して出て行くだろうが上記2頭には初速では敵わない公算が高く逃げに関してはトミケンかテーオーのいずれかになりそう

先行・好位にはスギノグローアップ、ウインユニファイドで昨年の名古屋大賞典でクリンチャーには離されたものの9歳でも兵庫ジンギとタイム差無しでノーブルサターンには2.4秒先着とまだまだ走れるところを見せていたウインは愛知への移籍初戦で果たしてどこまでの体勢を整えてきているか
ここにクインザヒーロー、名古屋得意なノーブルサターンらも加わって追走する形になりシェダルは前半は折り合いに専念して2コーナー過ぎから一気に押し上げを開始する
ナムラマホーホはいつも通り強い馬を見渡す後方でレースが動いた時に同時にもしくは一拍置いて一気に追い上げるはず
スマイルサルファー、メイプルブラザー、サンデンバロンは先行各馬を見ながらの位置になるか思いきって後方待機かの選択になるだろうが、この中でやれるとすれば兵庫スマイルサルファーが展開の恩恵を受けた時に3着に顔を出すところに来られるかどうかくらいか

まず注目はハナ争いでトミケンのハナ、テーオーの番手がすんなり決まるようなら前での残り目には注意は必要だが、スタートしてからのコーナーまでの260m余りでなかなか隊列が決まらずにコーナーを過ぎてからの正面スタンド前でまた動きを見せる馬が居れば前の馬はシェダルとナムラマホーホの餌食になるという見方でまず大丈夫だろう


[予想]
◎シェダル
あくまでも園田での2戦の内容の評価とはなるがシェダルは前有利な馬場傾向でも何ら苦労することなく2角過ぎから軽く促しただけで捲りきる競馬を披露しており、出遅れた前走にしても巻き返して位置をとることも全く苦にしなかった
あの内容なら先行ペースの上がりやすい名古屋コースであればより末の破壊力は活かしやすくなり長く追える吉村になったことでより味が活かせると見て絶対的な本命とする

◯ナムラマホーホ
シェダルが早めに動く形になればなるほど逆転候補筆頭はこの馬になると見ている
弱いと言うと語弊はあるが展開があまり動かないレースだと格下の馬にも遅れを取ることもあるが、名古屋17-4-2-3(1900mは3-0-0-0)で3度の着外も4着と不発時でもきっちり寄せる
中5週以上空いた時にこの馬としての凡走はやや多いだけに今回は中4週で使える点もプラスに働きそう
個人的にチャイヤプーンを撃破した東海菊花賞がこの馬の理想の競馬だと思うので、展開の恩恵が受けられそうなここなら全力発揮は可能なはず

▲ トミケンシャイリ
出遅れや悪戯に脚を使い続けたとは言え、秋の鞍でイグナイターを完封した内容は圧巻だったし単騎ハナなら別馬のようなポテンシャルを発揮するし、名古屋に限れば9-1-0-0と遠征競馬で結果が出ていないだけという見方もできる
外から一気に主張が叶えば後続が差し届かずの展開も十分にあり得るので、もしも前残りの1着を狙うのであればテーオーエナジーよりもこちらだろう
あとは同型に先を行かせないように乗りさえすればというところ

△テーオーエナジー
全盛時と比較してしまうと衰え自体は否めないもののジンギとの追い比べに入ろうとした園田金盃は乗り方でもう少しなんとかできたようにも感じたので、主戦の田中なら「何とか」ができると見込む
3コーナー前の向正面で完全にシェダルに捲り切られた前走にしても、あの展開で0.7秒差で全体時計も今の園田馬場なら上々
注目したいのはいずれのレースでも逃げた馬をきっちりと沈めていることは評価できるので、今回も番手の形になっても逃げた馬をきっちりと沈める役割までは果たしてほしいという期待も込めたい
名古屋1900mのスタートは内の馬はやや外に寄り外の馬が内に絞るような形になることが多いので4枠という枠自体はかなり死に枠というのは若干気がかりではある

△スマイルサルファー
明け4歳世代は昨日の白鷺賞でエイシンイナズマが3着に入ったように全体のレベルは他の年代と比べればかなり高い
西日本ダービーの時計でこのメンバーに渡り合えるか?となると疑問はあるものの、前が崩れた時にシェダルとナムラマホーホに次ぐ候補を考えた場合にウインユニファイドとノーブルサターンよりも色々な面で不安が少ないこの馬がフレッシュさで凌駕可能と考えた

△ノーブルサターン
昨年圧勝したようにこの地では良い競馬をしている7月の大井や11月の川崎での内容を考えればここでなら十分やれる
東京大賞典は12着でもデルマルーヴルやノンコノユメから0.5〜0.6秒というところだけを見ればむしろ力が上でも驚きはない
ただし昨年圧勝したこのレースに強力な兵庫勢が居なかったのも事実で、一昨年の東海菊花賞では5ヶ月の休み明けというハンデはあったにしてもタガノジーニアスに全く歯が立たなかったという事実もある
昨年ほど順調に戦績を積み上げてきたというわけでもないだけに必要以上に中心視することは避ける形となった

シェダルを逆転するかとなると逃げ・先行馬が1着というのはかなり難しいと思うもののトミケンがベストレースをした時のみその可能性はある
逆にスタートで失敗したりテーオーエナジーらにベタ付けでついてこられたりする形になってしまうと厳しいという見立て



ウインユニファイド
昨年の名古屋大賞典での2.01.5という時計や対戦相手の比較から実力はもちろん認めているが昨年11月に帰厩して12月末のベテルギウスSを使おうとした際に蹄の怪我の再発で回避したためにここが11カ月ぶりの競馬となる
→1/6のサラブレッドオークションで320万円ほどで売却し購入者の中国人の方がどういう意図で購入したかは謎
→1月20日に名古屋入厩からきちんとした追い切りは1本

常識的に考えると出走手当+着賞金でもあれば御の字のところなだけに力は認めても久々と怪我の完治に疑問があるところと10歳で購入した馬を無理に使わないと推測して回ってくるだけになると思う
それで走られたら諦めもつくのでバッサリ切ってしまうこととした


買い目
9→2→12
9→2→4,8,11
9→12→2
9→12→4,8,11
9→8,11→2,12
2→9→4,8,11,12
12→9→2,4,8,11

9→2→12と9→12→2のところはかなり厚めに、他は元返しのところと微増くらいで1万円で金額を決める予定

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