2023 ホープフルステークスの予想
昨年凄い馬券が飛び出したのも記憶に新しく翌年のクラシックにコンスタントに出走したメンバーもハーツコンチェルト、ファントムシーフ、トップナイフのみと直結した?とは言い難いメンバー構成でもありました
そんなホープフルステークスですが中山芝2000mという条件のフルゲート18頭というのはそもそも多すぎるというか 笑
特に今年は損傷の少ない馬場ですので狙って外を回してくるような競馬をする陣営はおそらくほぼいないでしょう
そうなると内が詰まりバラけそうで空いたところを狙う馬でおしくら饅頭のように満足に追えることなくゴールを迎えてしまうという馬が何頭か出てしまうのは仕方がないと思って割り切るしかありません
何が言いたいか?というと内側をロスなく回るのが有利とは言っても=内枠が絶好とは限りませんということです😅
先週の有馬記念とは少しワケが違いますがソールオリエンスが全く持ち出せずに終わってしまうようなこともあるので
予想する上で重視したいのは
①現段階での完成度
②器用に立ち回れるストライド
③選択できる競馬の幅
このあたりとなります
G1昇格後に限らず中山で開催が施行されるようになってからの枠番別勝利
2枠 → 2勝
3枠 → 1勝
4枠 → 2勝
5枠 → 2勝
6枠 → 2勝
勝ち馬でコントレイルやダノンザキッド、レイデオロとその後に活躍した馬も名を連ねますがこのレースくらいしか輝かなかった馬の方が多いということからも
10頭立て前後で非常に大器っぽい競馬を東京や京都でしてきました〜的な馬はあまり積極的に買いたくありませんし、それが新馬や未勝利のレースなら尚更です
決着時計も2.00.6〜2.02.8で推移してきているのもただでさえ回りもタイトで道中の抜きどころが少ないタフな中山2000mがゆえに一度決まった隊列が大きく崩れることなく3コーナーを迎えるあたりと開催終盤の芝の状態が影響しているかと思います
今年に関しては芝の状態が非常に良いので時計そのものはもしかしたら速くなる可能性もありますが、極力内目を通りたいけど詰まるのは避けたいという心理がジョッキーの数だけ重なれば外の馬が上手く立ち回るのは難しくなりそうですよね
まぁ、簡単にまとめれば
①デカくて跳びの大きな馬は軽視
②外枠の好位から後方系は振られると思って軽視
③ポテンシャルはアテにならない
→→ ピンときた馬を買いましょう
って感じですかね😆
一応上位人気になりそうな馬だけ簡単にコメントします
1.ゴンバデカーブース 松山/堀
血統面の短距離思考を体型的にはクリア
東京コースで逃げと追込の2パターンで共に強い内容で勝利(前走は強い相手がゆえに恵まれた感あり)
サリオス、ヒシイグアス、タスティエーラをはじめとした堀厩舎×松山Jのタッグはここ3年の重賞勝利7/12を挙げているだけに魅力的な反面、G1では結果が出ていない点はやや気になるところ
前走の出遅れを見ると待たされる1枠1番が良い方に出ると思いにくい点をどう評価するかに尽きるかなという印象はあるものの、ポテンシャルは1,2を争う存在だけに取捨の捨の判断は簡単ではないが個人的には軽視してしまいたい
2.ヴェロキラプトル 戸崎/高野
新馬→野路菊賞の内容は良いものの相手関係が微妙とはいえ野路菊賞はコースは違えど中山2000mにラップを落とし込んだ際には向いていそうな印象はあるので注意は必要で2戦を違う騎手で危なげなく勝利している点からも操縦性は良さそう
大箱コースで頭数の少ないレースを2度と今回の多頭数で大事なのはいかにスタートで凹まずに良い位置を取り切れるかになりそう
逆に良い位置関係が作れればこの馬の器用さが活きる可能性も考えたい
6.シンエンペラー ムルバザエフ/矢作
新馬→京都2歳Sでの大物感たっぷりの走りは目を見張るものがあり頭数が揃ったレースの中でも半ば強引に割ってこれる脚力も見せた前走をどう評価するか
鞍上は昨年のイメージからもこのレースが合いそうだが、どちらかと言うと先行馬でペース配分のコントロールで結果を出してきたので追い込む展開になったときに昨年のファントムシーフのように出しきれずに終わるような懸念はある
⑪ショウナンラプンタ 鮫島駿/高野
ジャスティンパレス、ママコチャ、ジャンタルマンタル・・とにかく不運な鮫島駿Jの2023年の締めくくりにその流れを断ち切れるかどうか、期するものは他のジョッキーに比べて高そうです
新馬戦で0.4秒差と完璧に下したサトノシュトラーセは京都2歳Sでシンエンペラーと差のない競馬をしている点もさることながら、かかる馬には折り合いが難しそうなラップを容易く抜け出した内容は高く評価しています
前走の東スポ杯2歳Sが淡々と流れるものの決着としては先行残りのレースとなり、上がり最速の良い脚を使ってはいるものの右にモタれるように走り続けて鞍上も立ち上がり気味に延々と左ムチしか使っていないのはかなり気になるところではありました
この馬も残り200m地点からの加速からポテンシャルそのものはなかなか高そうですし、新馬戦の内容と比較した際に走りのバランスも違うのでもしかしたら右回りでこその馬かもしれません
人気的にはかなり狙い頃ですし積極的に買いたい存在ではありますが捌きに苦労しそうな頭数からも後ろからなる場合でもゲートはある程度決めておきたいところです
13.レガレイラ ルメール/木村
この騎手と厩舎コンビなのでそれだけでも魅力はありますがレース上がり33.1のヨーイドンのアイビーSをどう評価すれば良いのか正直難しいところがあります
上がりが同タイムのダノンエアズロックと被るような進路取りになったのでそこの差と言ってしまえばそれまでではありますが、そもそもの瞬発力という意味で劣っていたようにも見えました
函館の新馬戦がかなり強い内容だったので中山のコース替わりも良い方に出るイメージはありますしゴチャつかないようにルメールJが上手く乗ってくれそうな気もしますが人気ほどの強さがあるのか?となると現時点では何とも言えないところです
兄のドゥラドーレスもこれから出世しそうな存在ではありますが出の甘い牝馬で反応などからもまだまだ先に良くなりそうなイメージが高いのは間違いないですが、中山2000mのルメールJの重賞制覇は2021年の京成杯のグラティアスまで遡りますしG1では2019年のサートゥルナーリアでの皐月賞以来となります
中山2000mに絞れば複勝率は60%超えなので安定感は非常に高い騎手ですが東京コースほどの信頼度は実は無いので今回軸にするのはやや危険な気はしています
16.センチュリボンド 武豊/庄野
右回りの2000mにこだわるような使われ方をしてきたという点は評価しますが内容がそこまで良いとは思えないのが正直なところです
ホープフルSは前半から飛ばしていくようなラップ傾向にはならないとは思いつつも強力なラストの脚を誇る各馬を抑え込めるだけの展開利を生み出せるかどうか
この枠だからこそハナか番手の形にこだわるしか無さそうな点が読めることから人気的にも簡単に逃げ切りを許してくれるとは思いにくくほぼ評価していません
気になる馬
18.ミスタージーティー 坂井/矢作
63.4 - 58.6(12.5-11.7-11.7-11.2-11.5)の超後傾の新馬戦を先に抜け出したハヤテノフクノスケ目掛けてゴール前で捉えたのは着差こそありませんがかなりインパクトのある一戦でしたし、近くにいた後方ポジションの馬は後方のまま対応できず終わっていることからもただのヨーイドンではないと評価しています
ハヤテノフクノスケが次走でかなり強い勝ち方をしたのもありますが登録段階から狙いたかった一頭なので問題に感じているのは枠だけです
有馬記念やジャパンカップをはじめとして今年不利とされた大外枠の馬の活躍も目立ちますので、このレースが大外枠不振とあっても今年のトレンド的には狙ってみる価値はあるかもしれません
10.シリウスコルト 三浦/宗像
今年の新潟2歳Sで上がり上位3頭
1着アスコリピチェーノ 33.3 → 阪神JF1着
10着ジューンテイク 33.1 → 朝日杯FS4着
5着シリウスコルト 33.2 → ホープフル?着
と、いうことでこの理論が当てはまるようならこの馬が好走しても不思議はありませんし芙蓉Sでしっかり勝ちにこだわる競馬をして結果も出しました
心配なのは鞍上がG1では、、という点くらいなので2,3着あたりには入れておきたいなという思いはあります
9.タリフライン マーカンド/古賀
心配材料は色々とありますが少なくとも新馬戦の内容だけの評価なら高いものをつけて良いと思っておりますので、鞍上が得意な平場のダートではありませんが期待してみる手はあっても良いかもしれません
大柄ではないサトノダイヤモンド産駒は今のところそこそこの間隔をおいて出走した方が結果も出ていますし気楽に狙える程度の感覚で馬券には入れておきたいところです
以上から
◎⑪ショウナンラプンタ
◯⑥シンエンペラー
▲①ゴンバデカーブース
△△⑬レガレイラ
△⑨タリフライン
△⑩シリウスコルト
☆⑱ミスタージーティー
この辺りで馬券は買いたいと思います
⑪→①⑥⑨⑩⑬⑱→①⑥⑨⑩⑪⑬⑱
36点だけは買うとして
①⑥⑱→①⑥⑪⑱→①⑥⑨⑩⑪⑬⑱
45点みたいなのを買うかどうか
低めできたらアレですがここだけ狙いで資金配分を上手くやるなり三連複を買うなり、見するレースにしてしまっても良い気はしています
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?