第1回 西日本クラシックの予想

西日本クラシック
園田1870m 16:15発走

ネクストスター西日本では表彰台を独占した高知勢が距離を伸ばしてもその優位が変わらないか注目の一戦

ただ地元勢も菊水賞をステップに二冠目にチャレンジしてくる大将格のオーシンロクゼロをはじめ当時とはメンバーも違う

単純な力量比較は難しい上に高知勢には無敗で距離延長の今回は試金石となるシンメデージーが遠征してくるとあって予想を難解にさせる


上位馬の評価

①ワンウォリアー 【高知】 岡村

姫路・園田とコチラの馬場への遠征は今回で3度目となりそのいずれも兵庫CS7着のリケアサブルを捕らえるには至らなかったが結果的に距離が短く脚を溜めきれなかった印象もある

高知で1600,1800戦で結果を出している点も魅力で現時点で高知の主役のプリプロオールインに迫った脚力は距離延長で見直すべき一頭

道中捲る場面が必要なこのコース対応のためには内枠対応が鍵になりそうだが高知では上手く捌いていたので個人的には軸には最適と考える



②ホーリーバローズ 【高知】 永森

今回はクラウドノイズのような同型の存在が無いので逃げの手に出て自らレースを作りたい
後続の追い上げを凌ぎ切るには色々と条件はつきそうだが単騎の展開にさえ持ち込めればというところ

目下連敗中のシンメデージーやワンウォリアーとの対戦比較ではどうしても劣るがその分着順を上げられれば配当は跳ね上がるので先行有利な馬場であれば狙ってみても


③ミスターダーリン 笹田

兵庫の上位の存在としては侮れないが名古屋の名手岡部をもってしても動かせられなかった菊水賞のことを考えると今回は劣勢か


④マルカイグアス 鴨宮

名古屋のスプリングカップはスティールアクターが強すぎたものの中団からしっかりと脚を伸ばし自力の高さを示した

道中の追走でもたつく部分があるので距離は伸びて良さそうだがスローになりすぎた場合はより位置取りを悪くする懸念もある

ただ展開が向いた場合は評価を大きく上回る走りもできるタイプなだけに兵庫の2歳チャンピオンとして無様な走りはできない


⑥シンメデージー 【高知】 吉村

これまで着差をつけられなかったレースもあるもののデビューから6連勝と負けていない魅力はある

距離の融通性は未知な部分もあるが一戦ごとにパフォーマンスは上げているので距離さえこなせば圧勝も当然考えられる

吉原Jとはタイプが異なる当たりの硬い吉村Jが気分良く動かせるかという懸念はあるもののそれなりに前の位置から上がりでもしっかりと脚を使うこの馬らしいレースをすれば7つ目の勝ちは当然とも言えそう



⑦ウェラーマン 下原

前回は内で脚を溜めたことで上がりでもオーシンロクゼロに並ぶ脚を使うことはできたので荒削りながら力は通用するところを見せた

今回はイン捌きが得意な下原Jが乗るものの上の着順に来るにはペースアップ時に置かれないことも重要になってくるのでその辺りを踏まえてインに入るか何かをマークするか注目

まだまだ良くなるのは先のイメージだがハマれば怖い一頭と言える



⑪オーシンロクゼロ 廣瀬

菊水賞は好位のインでじっくり構えて直線最内を突く実に廣瀬Jらしい好判断が光ったレースだったので今回の大外枠がまず試練となりそうだが、これだけ馬格のある馬なので内に押し込められて出られないよりはコースを選べそうな外枠の方が良かったとなる可能性もある

課題としては滑りやすい1870mのスタート地点でゲートを失敗しないこととマークする馬を間違えないことになりそう

高知勢と地元勢の比較はユースカップとネクストスターを見る限り地元勢劣勢ではあるものの前回は超大型馬の3ヶ月ぶりの実戦であったことを考慮すれば使われて上向く余地はまだまだある

こちらもシンメデージー同様に無敗の魅力があるし何より地元の期待を背負ってレースに挑むので好結果を期待したい



・展開と予想

ホーリーバローズの逃げの後ろに吉村Jのシンメデージーがじっくりと構えて昨日のメインのスマイルミーシャのような乗り方に徹しそう

ゲートが決まればウェラーマンやミスターダーリンも先行集団を形成してオーシンロクゼロはあまり後ろにならない5〜6番手あたりを追走するはず

ワンウォリアーはゲートが五分なら好位を取りたいが出脚がそこまで速いタイプでもないので後ろになった場合は最内を捨てるタイミングが重要になるだろう


向正面のペースアップは捲るワンウォリアーが起こすか先行集団が脚を削りに行く展開になるかだがマルカイグアスらは何かが捲る展開を待ちたい


◎①ワンウォリアー
勝ち味には遅いタイプだが末脚不発がないタイプでキレを活かすレースも消耗戦も経験して結果を出している点が◯
信頼度としてはこの馬が最も高い印象はある


◯⑪オーシンロクゼロ
菊水賞の勝ち方から距離もまだまだこなせそうで多少のロスがあっても力でねじ伏せる可能性を感じる
枠はもう少し内に入ってもらいたかった分で対抗評価とした


▲⑥シンメデージー
うまく乗られればこの馬が一番強いでしょうし吉村J起用が鬼に金棒にも感じます
特に2/7の交流戦は届かないような位置からの差し込みを決めたので吉村Jとはまさに手が合いそうな馬だとも思う
相手のレベルが上がっても対応できるので◎は当初この馬にしようと思ったものの吉村Jであるからこそのポカを信じてもみたい


△△④マルカイグアス
個人的にはこの馬に対する期待は大きく乱戦になれば出番はあると考えている
前回の経験を糧に低評価を覆す走りに期待したい


△⑦ウェラーマン
◎〜△△までの4頭で印は十分だと思うものの1発あるならこの馬というところ
ただ配当的に大きな見込みが無ければ買うのは控えてもというところ


配当の期待値という意味では雨馬場で先行有利に拍車がかかった場合のホーリーバローズの逃げ粘りを警戒するのが妥当とは思いつつも各馬かなり早めから寄せてくることが予想されるのでそう簡単に前残りは許してくれないと見ている

基本は◎の一頭軸

①→④⑥⑦⑪→④⑥⑦⑪
⑥⑪→①→④⑥⑦⑪
⑥⑪→④⑥⑦⑪→①

この24点の中から特に①⑪→①⑪→④⑥⑦を厚めに買いたい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?