2024 さきたま杯の予想(10:40加筆あり)

※10:40追記あり

今年からJpn1へ格上げとなり例年以上にメンバーが揃った今年のさきたま杯

マイルの絶対王者 レモンポップ
昨年の覇者 イグナイター
かしわ記念を逃げ切った シャマル
重賞未勝利ながら3億稼ぐ タガノビューティー
前走大敗も地方馬場で3連勝 サンライズホーク
昨年の3着馬でスピード魅力 バスラットレオン


こういったあたりが注目となるでしょうが


なによりも注目はレモンポップの参戦

サウジカップ惨敗の後にドバイに転戦せず帰国したのは良かったと思います

ドバイWCは長すぎ、ドバイGSは短すぎ

また馬場が合わないといった部分もあるでしょうからスピードで圧倒できるコースに絞れば国内では再度王者として君臨することになるでしょう

使い詰めるより間隔をとった方が良いタイプと陣営が話すように肉体的にも精神的にもケアには気をつけるタイプのようなので休み明けが原因で負けるということはまず無いと思います


[展開の鍵を握るのはどの馬か?]

黒船賞、かしわ記念と逃げて連勝のシャマルはもとより引けないアランバローズ、番手OKも前々で運びたいイグナイター、芝でも逃げの手が取れるバスラットレオン、行った方が持ち味は出せるサンライズホーク

前がかなり流れる展開になることは想像に難くありません


普通にゲートを出せればレモンポップは押しに押して行かずともハナが取れるスピードがある

その一方でレモンポップよりも内に入ったアランバローズとシャマルのどちらかは敢然と譲らず激しく主張していくことになると思います

※アランバローズの場合はそれでもハナには立てないだろうと考えていますし、無理に行かずとも良い競馬ができている近走内容と御神本Jということで馬のリズムを整えることを優先するはず


特に単騎で抜ければ強いシャマルは昨年の離れた後方で競走を中止したリベンジに燃える立場ですし、この2走で確立しきったスタイルを捨てるような競馬にはならないでしょう


一方で盛岡や東京という砂が軽く直線距離を長く走れて広いコースの競馬に絶対の自信を誇るレモンポップ

最長300mしかない直線=長く速い脚を使える場面が短くなるという小回り対応次第では盛岡で圧勝したような内容ほど信じられるかどうか

もし番手以降の競馬になって浦和の小回りで外に振られてしまうようなら

この馬の本当の良さは出ずに終わってしまうかもしれません


とは言え浦和コースは地方の中でも砂質(青森産)・砂厚(10cm)ともに地方コースの中ではかなりの速度が出る時計勝負になりやすいコースです

砂厚8cmの時ほどスピードで圧倒という場面はレベルが高くなればなるほど減ってきていますが絶対能力は反映されやすい類と言えるでしょう

スピードを活かしたい馬にはうってつけのコースであるが故にレモンポップが1コーナーの入りが逃げか外目の2番手で(逃げ馬の真横くらい)回ればまず負けないと思いますが

昨年のバスラットレオンが外からスピードに乗りきった頃にコーナーを迎えて外の3番手で体力を消耗してしまったように

レモンポップが惜敗もしくは惨敗することがあるとすれば不慣れな好位からの競馬や間に挟まれるようになってキックバックをモロに受けたり外外に遠心力がかかりロスが大きくなった時でしょう


むしろ配当的なロマンを感じるならそういう買い方をされることを推奨したいとも思います



前置きが長くなりましたが

JpnⅡ時代から過去10年でJRA勢のみで1〜3着を独占したのはたった一度だけ

ましてやここ2年の勝ち馬は地方所属馬と

ダートグレードレースの中ではそこそこ配当期待値の高いレースと言えます


1番人気馬は過去10年で4-2-1-3と割と信頼できるデータに感じる一方でこの5年が1-1-0-3と人気を裏切る比率が高くなってきていますね


三連単では4度の万馬券と6度の4桁配当と小波乱から中波乱なら狙えるといったところでしょうか

共通点としては


1コーナーを7番手以降で回った馬に勝ち馬は出ていないということです(過去10年)

浦和コース全体として逃げ馬の活躍傾向はあるもののさきたま杯においては

逃げた馬の成績3-0-2-5と逃げ絶対有利とは言いきれないところがあります


これは2コーナーを過ぎてから逃げたかった馬が再加速して前を追う形になりやすいダートグレードならではの傾向と言えるかもしれません


個人的に期待値が高いと感じているのは5〜8番手から3コーナー入口から追い込んでくる馬たちで逃げた馬以上に毎年馬券対象になるのがこの辺りです


復調気配にあると言いつつもアランバローズが何が何でもハナにこだわるという競馬は今回しないと思うので

ハナを奪いに行くのはシャマル、バスラットレオン、レモンポップのいずれかになるでしょう


最も主張すべきと考えるのはシャマルですがパサパサの乾いたダートではなくダッシュのつく重〜不良での開催になることが確実なコース状況だけにレモンポップはなんとしてもバスラットレオンは外に弾く形を取りたいはず

レモンポップが泥混じりのキックバックを受けて集中して走れるか?となると個人的にはこれまでの負けパターンのレースを観る限りかなり厳しいと思います

海外での競馬でそうだったように周りが速すぎると脆くなるという経験が日本ではあまり無かったのが日本で大敗していない理由と捉えているので1600mならまだしも1400mの快速自慢揃いでリズムが崩れる場面が無いとは言えない


おそらく名のある予想家の方ならレモンポップのことはそう分析すると思います


[予想です]

と、いうことで前が止まらない馬場ではありつつも前に行った三頭による行った行ったの展開は全く想定していません


軸としての狙いは◎⑪タガノビューティー


かしわ記念で◎にした時と理由はほぼ同じですが前が流れることが確定しているだけに追い込みきれずでも3着を外すとは思いにくいです

小回りと不良対応が不安という言葉をネットニュースやらさきたま杯を紹介するSNSでの言葉で見かけたりしましたが


タガノビューティーの1.21.9はメンバー中最速の1400m持ち時計があります(浦和なのでこの辺はあまり意味はありませんがスピードが足りないということはないという意味です)

むしろパワーを要する馬場の方が苦手なタイプなのでスピードが乗れば問題なくやれると確信しています

不安な点としては

①脱落していく馬で詰まる
②一連の石橋Jの不調(と思っています)
③加齢で適性距離が微妙に延びている

といったあたりでしょうか

2コーナーを迎えた時点で絶望的な位置にいたとしても後半型のこの馬がある程度上位に食い込める流れにはなってないと不思議で頭は厳しいと思いつつも7〜8番手から迫ってどこまで来てくれるか楽しみに馬券を買おうと思います


広いコースに越したことはないですがこの馬がサンライズホークより人気しないようなら積極的に狙っていきたいです


◯と▲はレモンポップとシャマルで悩みました

ハナを主張しきってくれ!という願望込みで◯②シャマルにしました

逆にこの枠から先手が取れないようなら馬券外に沈むと思っているものの黒船賞、かしわ記念と逃げの競馬なら!と高く評価してきたことを書いてきましたし

浦和コースは昨年の残像が残るもののオーバルスプリントでリメイクを問題にしなかったように本質的に合うはずだという見解で

不良5-0-1-1と新馬戦を除けば無類の強さを誇っているので馬場が軽くなるのも大歓迎でしょう

単の期待はレモン<シャマル
しかし軸にはしづらいくらいの認識です


▲⑦レモンポップは先述の通りスピードが乗り切らなかったりロスが大きくなった場合を考えるとシャマルとはニュアンスが少し異なり圧勝か惨敗になるのではないかと思います

圧勝の割合の方が気持ち的には大きいのですが少なくともシャマルが頑張った時には良くて片方が残り悪ければ(共に一切引かないようなら)共倒れまで考えても良いかもしれません


△△⑤イグナイターを4番手にするのは単純に4番目の評価というよりは◯▲のどちらかは消えた場合の2,3着の可能性が大いに高いという意味合いだと捉えています

もちろん頭で来る可能性も十分ありますし周りに迷惑をかけたとしてもドバイGSで5着に入った馬です

スピードの持続性と豊富なスタミナでコーナーでもトップスピードを維持する走りで昨年のようにインの4番手あたりから間を割って差し切った走りの再現にも期待できるでしょう


△としてもう一頭付け加えるなら⑨バスラットレオンか④アマネラクーン

前が流れるのが明確な時点でバスラットレオンはどれだけダッシュを利かせられるかが全てでしょう

昨年は外の3番手となり外に振られ続けてもイグナイター、スマイルウィからの差はわずかだったことを思えばもう少しスムーズに先手が主張できるなら面白いところです

枠の並び的に昨年と同じような展開になってしまうと昨年以上にスピードが乗る馬場で外に振られてしまうとラストまでもたせられるかどうか

3着の候補に入れるのに単勝オッズほどの魅力を感じないようならバッサリ切るまで考えたいところではあります


アマネラクーンは中団から後方待機の内で我慢し続けてラストどこまで脚を伸ばせるかという競馬になると思います

正直半信半疑だった前走のプラチナカップを想像以上に走ってくれたというところで前が流れて脚をじっくり溜められればという期待です

コース形態的に内よりも真ん中や外の方がキックバックを受けやすい浦和コースを知り尽くしている森泰斗Jならではのエスコートに期待というところになるのですが

もともと枠順発表前段階ではアマネラクーンにティーズダンク、オメガレインボーを加えた三頭で最も内に入った馬を最後の候補にしようと思っていました

ティーズダンクも一年の休みからなかなか絞れず苦労していますが本来の力をどこまでか取り戻せているならアマネラクーン以上に怖い馬です

最後に一頭大穴狙いをするならティーズダンクの3着を100円だけ抑えてみるというのはあっても良いかもしれませんが馬場があまりにも前有利すぎるなら無茶な要望かとも思います


並べてみると

◎⑪タガノビューティー
◯②シャマル
▲⑦レモンポップ
△△⑤イグナイター
△④アマネラクーンor⑨バスラットレオン
大穴⑥ティーズダンク

こういったところでしょうか


レモンポップの頭から買うならタガノビューティーの2,3着固定軸

タガノビューティー軸に馬券を買うならレモンポップは飛ぶ馬券も買いたい


そういったところでなんとか三連単20点前後で強弱をつけて買いたいと思います


最後に本日の園田競馬で狙いたい馬を何頭かだけ挙げておきます


1R④ピエナペリー
2R⑤フレイムフォース
6R③クリノターハイ
8R③モンゲーギフト
9R④オズモポリタン


園田は1番人気にならなさそうで展開が向きそうな妙味ある馬を選んだつもりですが

馬場をまだ見ていないので9:30時点で見当違いの推奨になってしまっていたらその時はごめんなさい


※10:40加筆部分

知り合いからサンライズホークは??と言われたので見解を簡単にまとめます

佐賀では逃げて大楽勝、兵庫でも叩き合いを制し名古屋ではまた逃げて勝利と前々で運んで自らのラップを刻めれば強い競馬をする馬ということは証明していますが佐賀、兵庫、名古屋で果たして本当に速い馬と対戦したか?となると疑問符がつきます

高知では急コーナーと息の入らない展開でずるずる後退したように良くも悪くもスタミナを持続的に発揮するというよりは楽な部分を作り出す必要があるのではないか?

今回のさきたま杯のメンバーとコース形態からサンライズホークに向くような展開や流れにはならず、やや外を回ることも加味するととても買えませんというのが私の見方です

なので買い目に入れませんが、切った理由を書いてないのは気持ち悪さもあったのでここに加筆しておきます。


それではさきたま杯まで競馬を楽しみましょう

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