第90回 東京優駿(日本ダービー) 前走と前走着順、人気の相関性について


昨日は騎手の継続騎乗・乗り替わり(テン乗り)についての記事を投稿しました
↓↓↓↓
東京優駿 乗り替わりとテン乗り分析
https://note.com/pinksdevil/n/n8415a761f55d

まぁ、昨日の記事からどんどん作っていって最終的に今年の日本ダービーを予想していきまっしょいてな話です

本当に騎手の重要性については傾向が如実に出やすいことは記事を読んでいただいた方は理解していただいたかと思います😊


今日は過去20年の前哨戦と当日の人気に主にスポットを置いて好走馬の特徴を紹介していきたいと思います


過去20年の前走について

❶皐月賞 14-12-12-130
→ 勝率8.3% 連対率15.5% 複勝率22.6%

❷京都新聞杯 2-3-1-37
→ 勝率4.7% 連対率11.6% 複勝率14.0%

❸NHKマイルカップ 2-1-1-41
→ 勝率4.4% 連対率6.7% 複勝率8.9%
☆今年は該当馬ナシです🐴

❹毎日杯 1-0-0-6
→ 勝率/連対率/複勝率 全て14.3%

❺桜花賞 1-0-0-2
→ 勝率/連対率/複勝率 全て33.3%
☆今年は該当馬ナシです🐴

❻青葉賞 0-4-4-43
→ 勝率0% 連対率7.8% 複勝率15.7%

❼プリンシパルS 0-0-2-21
→ 勝率/連対率0% 複勝率8.7%

馬券絡みがあるのは以上の7つのレースからのみ
❸NHKマイルと❺桜花賞からの参戦組がないことから5つの前哨戦から紹介していきたいと思います

❶皐月賞組について

今年は11頭がエントリー
優先出走権を取らずともボーダークリア

皐月賞組以外から上位人気に推される

スキルヴィング 青葉賞1着
ハーツコンチェルト 青葉賞2着
サトノグランツ 京都新聞杯1着

この3頭あたりを加えて皐月賞組の再戦組との直線は見応えある競馬になることでしょう💫

2022年
1着 ドウデュース → 皐月賞3着(1人気)
2着 イクイノックス → 皐月賞2着(3人気)
3着 アスクビクターモア → 皐月賞5着(6人気)
4着 ダノンベルーガ → 皐月賞4着(2人気)

→1〜4着を皐月賞組が独占
5着は青葉賞のプラダリア


2021年
2着 エフフォーリア → 皐月賞1着(2人気)
3着 ステラヴェローチェ → 皐月賞3着(6人気)

→次点が6着タイトルホルダー
1,4着が毎日杯組
5着は桜花賞のサトノレイナス


2020年
1着 コントレイル → 皐月賞1着(1人気)
2着 サリオス → 皐月賞2着(2人気)
3着 ヴェルトライゼンデ → 皐月賞8着(4人気)

→皐月賞と同じ1,2着
4着がNHKマイルのサトノインプレッサ
5着は京都新聞杯のディープボンド


2019年
2着 ダノンキングリー → 皐月賞3着(3人気)
3着 ヴェロックス → 皐月賞2着(4人気)
4着 サートゥルナーリア → 皐月賞1着(1人気)
5着 ニシノデイジー → 皐月賞17着(6人気)

→3強もしくは1強を追う2頭の競馬に注目が集まったが1着は京都新聞杯で逃げる競馬をした伏兵のロジャーバローズ
注目は皐月賞で大敗したニシノデイジーの13人気からの巻き返しでの掲示板だろう


2018年
1着 ワグネリアン → 皐月賞7着(1人気)
2着 エポカドーロ → 皐月賞1着(7人気)

→次点が8着のステルヴィオ
3着には単勝227.3倍のプリンシパルS1着のコズミックフォース
4着に青葉賞2着のエタリオウ
5着に毎日杯1着のブラストワンピース


2017年
1着 レイデオロ → 皐月賞5着(5人気)
2着 スワーヴリチャード → 皐月賞6着(2人気)
4着 マイスタイル → 皐月賞16着(14人気)
5着 アルアイン → 皐月賞1着(9人気)

→レイデオロは当日2番人気で皐月賞が年明け初戦のぶっつけ本番(今では当たり前になりつつあるが)だった影響が大きい
3着は青葉賞1着のアドミラブル(1人気)


2016年
1着 マカヒキ → 皐月賞3着(2人気)
2着 サトノダイヤモンド → 皐月賞3着(1人気)
3着 ディーマジェスティ → 皐月賞1着(8人気)
4着 エアスピネル → 皐月賞4着(4人気)
5着 リオンディーズ → 皐月賞5着(2人気)

→皐月賞の上位5頭がそのままダービーでも掲示板を独占、他路線組との力差があったと言えばそれまでだが過去10年ではこの結果はこの年だけ


2015年
1着 ドゥラメンテ → 皐月賞1着(3人気)
3着 サトノクラウン → 皐月賞6着(1人気)
4着 リアルスティール → 皐月賞2着(2人気)
5着 コメート → 皐月賞10着(15人気)

→これほどまでに強かったドゥラメンテがこの年は結果的に1強だったと言える危なげない勝利
2,3着にはサトノの2頭で抜けた馬が勝つ場合には皐月賞の2〜5着が馬券内に来れないお手本のようなレースかも


2014年
1着 ワンアンドオンリー → 皐月賞4着(4人気)
2着 イスラボニータ → 皐月賞1着(2人気)
4着 タガノグランパ → 皐月賞17着(16人気)
5着 トゥザワールド → 皐月賞2着(1人気)

→ある程度皐月賞の上位組が力を示した中で低評価だったタガノグランパが馬券内には来れなかったものの好走した


2013年
2着 エピファネイア → 皐月賞2着(2人気)
5着 ロゴタイプ → 皐月賞1着(1人気)

→1着のキズナは弥生賞5着の後の毎日杯と京都新聞杯を連勝する強行ローテで皐月賞の上位組を撃破した
キズナが3歳春に爆発的に成長したという部分もあるかもしれないが、主戦だった佐藤哲Jの落馬負傷によりコンビを組んだ武豊JはラジオNIKKEI杯→弥生賞と結果は出なかったが十分に馬とのコンタクトが取れて結果に繋がったとも考えられる


皐月賞組については3着内の馬若しくは6番人気くらいまでの支持を集めていた馬は日本ダービーでの好走が目立つ

また、過去10年で皐月賞組が最も奮わなかった2013年の1頭のみを除けば馬券絡み2頭が6回,3頭が3回と軸にするのであれば皐月賞組から選択するのが最も無難ということになる

過去20年に遡っても皐月賞経由の馬が馬券絡みしなかったことは無いので1頭軸または2頭軸で考えている人にはまず皐月賞組からの軸選択をオススメしたいです

タフなレースで4コーナーでは後方2番手の大外回しから鋭く差し切ったソールオリエンスが無敗の二冠なるか

はたまた騎手が初騎乗の時にしか勝利のないファントムシーフの巻き返しか

タフなレースで前付けして途中は勝利を確信する走りを見せてくれたタスティエーラが雪辱を果たすか

異例のローテで参戦するドゥラエレーデが牝馬クラシックで大活躍のドゥラメンテ産駒として牡馬としての意地を見せるか

競馬はレースが答え合わせだとしたら考えている時が1番楽しいものです😊


❷京都新聞杯組について

ここでは各年の日本ダービーで最上位入線した京都新聞杯組を紹介していきます

2022年
11着 アスクワイルドモア(13人気)
→ 京都新聞杯1着から

2021年
11着 レッドジェネシス(13人気)
→ 京都新聞杯1着から

2020年
5着 ディープボンド(8人気)
→ 京都新聞杯1着から

2019年
1着 ロジャーバローズ(12人気)
→ 京都新聞杯2着から
※1着馬のレッドジェニアルは8着(11人気)

2018年
9着 アドマイヤアルバ(17人気)
→ 京都新聞杯2着から
※1着馬のステイフーリッシュは10着(10人気)

2017年
参戦馬ナシ

2016年
6着 スマートオーディン(5人気)
→ 京都新聞杯1着から

2015年
2着 サトノラーゼン(5人気)
→京都新聞杯1着から

2014年
9着 スズカデヴィアス(15人気)
※1着馬のハギノハイブリッドは13着(7人気)

2013年
1着 キズナ(1人気)
→京都新聞杯1着から
※京都新聞杯2着のペプチドアマゾンもダービー4着と健闘

2019年のロジャーバローズの制覇までは京都新聞杯組はよほど内容が伴わないと馬券内に据えることを考える必要はないと思っていましたが、それ以降はレースでの余力の残し方やラップから加速競馬に対応できそうな馬がいれば積極的に買って翻弄されている感じです

2021年に参戦した馬が馬券内にでも来ていれば

奇数年だけやたらと走る京都新聞杯組

というオカルトが提案できないこともない
でもさすがに無理があるかな?と個人的には思いますが、2021,2022年の京都新聞杯はご存知の通り中京新聞杯だったんですよね

3年ぶりに京都で開催された京都新聞杯からであれば好走馬が出ても不思議はないという結局オカルトじみた結びとしておきます

今年は1着のサトノグランツに注目が集まるでしょう

継続騎乗◯
加速ラップ対応◯
デビュー戦こそ惨敗でしたが東京の2000mの未勝利戦では3着以下を大きく離す2着を挟み三連勝の勢いを持ってダービーに挑みます

皐月賞上位組とスキルヴィングに続く穴っぽい存在にはなりそうですが決して侮れない存在になるでしょう

❹毎日杯組について


2021年
1着 シャフリヤール → 毎日杯1着
※同年のグレートマジシャンも4着

この年は1.43.9という超抜時計が出る馬場
最初の200m以外は全て10.9〜11.5で登坂のラストも11.9と持続的にしっかりと脚を使った

速い時計で長く脚を使って勝負したタイプなら皐月賞組のレベルがそれほど高くなかった時は通用する可能性はあるがシーズンリッチのこれまでの他馬との対戦レースから考えると大いに疑問

シャフリヤールという勝ち馬こそ輩出しているものの毎日杯=基本的にはNHKマイルCへのステップのイメージは拭えないです

逆に2020年の毎日杯を優勝してNHKマイルCを惨敗したサトノインプレッサが日本ダービーでは9番人気ながら4着と好走したこともあるし、2013年のダービーを制したキズナのように直接ダービーでなくても毎日杯組はしばしば好走する

2018年の覇者ブラストワンピースは3連勝で東京の2400mの勝ち鞍もあったことから2人気に支持されたが5着と毎日杯組の中では裏切った方に分類されるか


毎日杯は頭数が揃わないことも多いものの阪神外回りで本質的に脚を長く使える馬が活躍しやすいことが東京コースの長い直線コースとの親和性がある方だと考えられるかもしれません

レースから中8週と外厩を上手く使うことで疲れを取って鍛え直す時間とあり、ゆったりとしたローテーションで使えることが何より魅力だと思うので

【毎日杯】というレースよりもリフレッシュして立て直せるレース間隔が個人的には◯だと思います

今年の出走予定馬
1着 シーズンリッチ 戸崎
2着 ノッキングポイント ◯◯

今年の毎日杯は1.46.7 前後半52.4-54.3
後半の方が2秒近く要すというタフな流れ
東京でキレを活かしてきたノッキングポイントには不向きなレース展開になったし、映像を振り返っても本当にもったいないコース取りをした

今回の2頭となればノッキングポイントの方が期待できそう

しかし

1.別路線組とシーズンリッチの対戦成績
2.母チェッキーノはオークスでスローの加速競馬で2400mはこなしたとは言え×モーリスならマイルのスペシャリストになりそうで体型的にもマイラーには見える

ただ断然人気を集めて敗れたサウジアラビアロイヤルカップで

ルメールJ「直線でギアアップしなかった。長い距離の方が良いみたい。じりじりとしか伸びなかった」と肩を落としたとあります。

以上から毎日杯組は

買うならノッキングポイント
(そもそも出走するのかどうかですが)

過度な期待はせずに3着候補程度とします


❻青葉賞組について

ここでは各年の日本ダービーで最上位に来た青葉賞組を紹介していきます

2022年
5着 プラダリア(5人気) → 青葉賞1着
当時は直線進路がもっと外目であればもっと走ったかと考えていましたが、その後を見る限り勘違いだったかな?というところ

2021年
10着 ワンダフルタウン(5人気) → 青葉賞1着
3角からは一瞬見せ場をつくりかけたものの直線を向いてほどなくして失速した

2020年
14着 ヴァルコス(6人気) → 青葉賞2着
着順こそこの結果も17番枠から好位の後ろを進み3着とは0.6秒差だっただけに枠も悔やまれる

2019年
7着 ランフォザローゼス(5人気) →青葉賞2着
3着からは0.2秒差だったため青葉賞同様内枠であればひょっとしたかも
※青葉賞1着のオーソリティが出走していたらその後の活躍から少し面白かったかもしれない


2018年
4着 エタリオウ(13人気) → 青葉賞2着
唯一後方から鋭く追い込んできたのがこの馬
当時はボウマンJが乗ることよりも1勝馬でありながら5戦連続連対を果たしていたことで推す声はそれなりに多かったと記憶している
※青葉賞1着のゴーフォザサミットは7人気で8着とまずまず


2017年
3着 アドミラブル(1人気) → 青葉賞1着
青葉賞の勝ちぶりと皐月賞の結果から絶対的本命不在として1人きに推された
ラストは上がり33.3というダントツの脚を見せたものの18番枠からの後方競馬となったのはあまりにも痛かったと言える


2016年
9着 レッドエルディスト(8人気) → 青葉賞2着
後方16番手から上がり勝負も上位馬とはキレの差で一桁着順の確保で精一杯となった
※青葉賞1着のヴァンキッシュランは14着


2015年
7着 タンタアレグリア(7人気) → 青葉賞2着
上がり4位の脚は使ったものの道中17番手からでは掲示板まであと一歩というところまで
※青葉賞1着のレーヴミストラルは9着


2014年
3着 マイネルフロスト(12人気) → 青葉賞6着
青葉賞では後方待機の馬による決着を先行して3番手から粘りこんで0.2秒差と着順以上に残した結果から低評価となった
※青葉賞1着のショウナンラグーンは6着


2013年
3着 アポロソニック(8人気) → 青葉賞2着
青葉賞はスローの単騎逃げからタイム差なしの2着であくまでも伏兵という認識だったがダービーでも道中緩める緩急を活かして粘り込んだ
向正面でメイケイペガスターがかかって3コーナーで一気にハナを奪われたことで最後は着差がゆいての3着だったがスムーズならもっと際どい結果になった可能性は高い
※青葉賞1着のヒラボクディープは13着


今年は何と言ってもデビューから全てルメールJが手綱をとって4戦全て東京コースで競馬をしてきたスキルヴィンがに注目が集まるでしょう

青葉賞が中団以下にいた馬たちに向いた流れではありましたが、2着のハーツコンチェルトとの手応えの差は歴然でした

おそらく2番人気での出走になるでしょうが条件があまりにも揃いすぎているので初の青葉賞からの勝利馬が出ても不思議ではありません

今日の枠番発表で桃色の枠にでも入らない限りチャンスは大きそうです


木曜日を迎えていよいよ枠番発表です

枠が出てから本格的に今の時点での予想をどこまで変えていくのかまたまとめたいと思います


今日はどの前哨戦の馬にチャンスがあるのか改めて見ていくページとさせていただきました

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