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バンタン三種の神器



はじめに


何とも奇妙なタイトル。
これは、先日Twitterのスペースにて仲良くしているフォロワーさんたちとのトークテーマとして掲げたものである。
今の自分にとってバンタンの楽曲で三種の神器に例えるのならばどの楽曲になるのだろうか、というもの。
トークテーマを発案したのは自分だが、やってみたら中々に難しい。
というのも、バンタンの楽曲はどれもこれもこの三種の神器に当てはまってしまうからだ(元も子もないこと言うな)
そんな中、必死に絞った楽曲とその理由を折角だからnoteにまとめて見ようと思い、筆を執っている。

さて、ここでの三種の神器について記しておく。
そもそも、三種の神器とは何か。
日本国民ならば何となく知っていると思うが、八咫鏡、天叢雲剣(別名:草薙剣)、八尺瓊勾玉のことである。
まぁ、簡単に言うと鏡と剣と勾玉(雑すぎんか)

今回のバンタン三種の神器では、
鏡を「自分の世界を明るくしてくれる曲」
剣を「自分の世界を切り拓いてくれる曲」
勾玉を「自分の世界を守ってくれる曲」
として扱う。

もし、少しでも興味が湧いた方はご自分の今のバンタン三種の神器を考えてみては如何だろうか。
そして、私にこっそり教えてくれたら嬉しい。
それでは、私のバンタン三種の神器を語っていく。
Let's Go!!



バンタン三種の神器


まずは鏡の自分の世界を明るくしてくれるもの。
私はAnswer:Love Myselfを選曲した。

選択理由としては、単純に愛って世界で一番暖かい光だと思うから(すごく浅はかでごめんなさいね)

愛の形って人それぞれだとは思うけれど、どれをとっても大切で尊ぶべきものだ。
愛の形ってシーグラスに似てると私は思っている。
激しく摩耗したもの、まだ鋭く尖っているもの、くすんだガラスのもの、透き通ったガラスのもの、傷が深く着いたもの、歪な形のもの、整った形のもの……色も形も大きさも様々でどれをとっても同じ形はひとつとない。
一見、厚くて丈夫そうに見えるものも実際はとても脆くて壊れやすい。
綺麗だが、粗雑に扱えば怪我をする。
そして、暖かな陽の光に当てればとてもキラキラしていて眩しい。
愛ってそういうものなのかなと勝手に思っている。

LoveMyself。
これは生涯、私にとっての課題となる愛情表現の仕方。
家族や友人、動物、自然、芸術、ファッションなど様々な対象に向ける愛の中で、自分に向ける愛情というものが一番難しいからだ。
アラサーだし、社会人を長くやっているため自分の機嫌のとり方やテンションの上げ方は熟知している方だ。
けれど、それはLoveMyselfじゃなくて、ただその場を凌ぐための、自分の感情を諌るためのテクニックなだけなのだ。
技術としてじゃなくて、もっと根本から自分を愛するということ、自分を認めるということは私には中々ハードルが高い。

昨日の僕 今日の僕 明日の僕
学んでいる途中さ 自分自身の愛し方を
一つ残らず 余すところなく 
全てが僕なんだ
Answer:Love Myself  日本語翻訳

でも、こうやってバンタンも迷い進んでることが何の変哲もない一般市民の私と何ら代わりがない存在であると知れば、寄り添ってもらって手を繋いで歩いている気になるのだ。
あくまで進む道は自分で選択すべきものであるけれど、その道で躓かないように光で照らしてもらっているような、そんな感覚。
愛をもって、愛し方を模索するを私照らしてくれるそんな曲。
だから、これを世界を明るくしてくれるものに選んだ。



続いて剣の自分の世界を切り拓いてくれるもの。
何となく察している方もいるかと思うが、Outro:Wingsを私は選曲した。

前回の記事(それが私のWings参照)で散々熱く語ってしまったのでWingsについては割愛……と言いたいところだけど、ちょっとだけ。

前述したように進む道は自分で選択すべきだと私は思っているのだけれど、どうしても進めない時、一緒に大きな壁をぶち壊してくれるような立ち位置にこの曲がある。
楽曲自体が世界を切り拓いてくれるわけではなくて、楽曲と共に自らの世界を切り拓いていくという言い方がしっくりくる。

私は一度底を経験している。
しかしながら、ジョングクに相反して(ジョングクとARMYのproof参照)私自身は強くも優しくもない。
突き放すような言い方に聴こえるかもしれないが、最後は結局自分自身にかかっていると思っているからだ。
勿論、誰かに寄り添って慰めてもらうことも大事だけどそれじゃ解決にならない。
失恋した時にカラオケで歌いまくるとか、思いのままに暴飲暴食するとか、感傷に浸って泣きまくるという情動的な行動ではなく、次の恋をするために合コンに参加しまくるみたいな問題解決をしなくてはいつまでも失恋を引き摺るようなアレだ(どれだよ)

ただ、弱ってる人にそれを強いるのは酷な話。
けれど、それを行動に移すタイミングさえも自分が握っているのは確かなのだ。
全ては自分次第。
自分の力を少しでも信じられるようになった時、それをちょっとの力でサポートしてくれるような楽曲が私にとってはWingsなのだ。

前回の記事でも語っていたが、私は寄り添ってくれる曲では多分ダメなんだと思う。
それは自分が情動的行動を起こしやすい人物であることを自分が一番わかっているから。
そして、そこにはまると抜け出せない事もまたよくわかっているから。
泣いて感傷に浸るのは気持ちいいけれど、それはそれで沼。
拾い上げてくれる人が居ないと自分からはなかなか動きづらくなる。
だから、ほっぺたをパチンと両手で叩いて、ついでにお尻も引っぱたいて頑張れよ、早く行動しろって言ってくれるようなWingsが性に合っているのだと思う。
ドMか。



最後に勾玉の自分世界を守ってくれるもの。
私はYou Never Walk Aloneを選曲した。

私を守ってくれる存在、それは誰かがそばに居るという安心感なのだ。
人生100年と言われる時代。
自分が主人公で良くも悪くも死に向かって生きていく。
そこに誰かがそばに居てくれることがどれだけ自身を強くさせてくれるだろうか。

Ayy I never walk alone

Ayy you never walk alone
A Supplementary Story: You Never Walk Alone
より一部抜粋

君はひとりじゃないし、君がいるから僕もひとりじゃない、そう言ってもらってる気がする。
そして、この2つの言葉が私の心の安寧を保たせてくれるのだ。

誰かに寄りかかることができる安心感は勿論なのだが、誰かに必要とされるという安心感も私の世界ではとても大事なのだ。
誰にも必要とされないというのは正直寂しい。
きっと、心の奥底にこの気持ちがあるから今の仕事を自然と選んだのかもしれない。
何とも身勝手な話だけど。
でも、それで自分の心の安寧が保たれるのであればそれでいいのだ。
それが私が生きる中で選択してきたものだから。

私事の話にはなるが、自分は今カウンセラーの資格試験の勉強をしている。
この勉強をすればするほどクライアントに対してあなは独りではないという安心感を持たせること、必要とされているのだという外部からの無条件の受容と肯定を認識させることが重要であると感じた。
けれど、誰もがカウンセラーのようなスタンスで誰かのそばにいることは難しい。
だから、そういう時はただそばにいるだけでいいと個人的には思っている。
慰めるわけでもなく、背中を押すわけでもなく、ただそばにいる。
物理的には難しくたって、心の距離を離さなければいいだけなのだ。
問題解決にならないかもしれないが、結局最終的に動き出すのは自分自身なのだから、こちらが問題解決を催促する必要はないのだ。
だから、ただそばにいるだけでいい。
たった1人でもいい、そういう人がいるだけで自然と肯定され受容される気持ちになるのだ。
まぁ、これはあくまで私の体験に基づいた感覚なので異論はあるだろうけど。

自分の価値は誰かが決めるものではないとは思いつつも、やっぱり人は人を求めて人に求められることが必要な生き物だと私は思っている。
そして、この楽曲は私の精神世界をずっと見守ってくれているお守りのような存在。
私もこの楽曲のように誰かのそういう存在になれるだろうか。
なれたらいいな。





さいごに


いかがだっただろうか。
振り返るとバンタンからの愛によって私の三種の神器は構成されているように思う。
人を愛すること、人に愛されること、自分を愛すること。
そして、どれも私の生きる中で欠かせない愛だなと気づいた。

ちなみにフォロワーさんと話してて面白かったのは、選曲が同じであってもそれぞれ曲の立ち位置が違ったり、おお!こんな曲を選択するのか!とファン歴の長さによっての選曲の違いがみられたりしたことだ。
ただ、共通して言えるのは、それぞれの人生のターニングポイントで、必然かのように自分にしっくりくるピースが埋まるような感覚をみんなバンタンの楽曲から受け取っていたということだ。
バンタン、皆の世界、救っちゃってるなと思った。
きっとスペースでトークしたメンバー以外の沢山のARMYもそうなんじゃないだろうか。
そう思えてしまうのはワールドスターになっても傲ることなく、謙虚で、飾らないありのままの彼らの人間性が楽曲に投影されているからなのだろう。
我々のライフスタイルに寄り添ってくれるバンタン、ほんとありがとう。
私の世界に彩りをありがとう。

つらつらと纏まらないことを書き続けるのはあまり宜しくないと思うので、今回は潔くこれにて終了しようと思う。
ここまでご拝読頂きありがとうございました。
それでは、また……。
あんにょん♡


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