BSSとは何なのか。

こんばんは、にしおです。
今日は、事務所の先輩であるよだれどりさんの主催ライブに出させていただいておりました。今週は特にライブが多くてありがたい限りです。
ちなみに、今日のライブは、公演後にお客さまが好きな演者とチェキを撮れる!という素敵なイベントがあるのですが、6組中我々だけチェキを所望されませんでした。”らしさ”がありますよね。

ところで皆様は、『僕が先に好きだったのに』通称、BSSというジャンルをご存知でしょうか?
平たく言えば、片想いをしていた女の子が別の男とくっついてしまう様子をただ見ていることしかできない、というものです。
広義的にはNTRの中の一つ、という見方が主流ではありますが、個人的には決定的に違うと思っております。
NTRとは既に、少なくとも一旦の幸せを勝ち取ったのちに発生する現象。
対して BSSは、好きな相手に対して自身では何一つ行動を起こさない、なんなら物語のモブとも言える状況で、好きな相手が誰かとくっつくのです。要はただの逆恨みですね。
前者のNTRは、一度つかんだ幸せが崩れ去ってゆくという点では非常に残酷で、それ故にそそる部分も大きいです。僕自身もNTRというジャンルは好きです。しかし、僕の場合はそこにリアリティを感じないと言いますか、「はえ^〜こういうのもあるんやな^〜。ええやん(^^)」という感想にとどまってしまいます。
対してBSSの場合、身に覚えがありまくる。
好きな相手がいても、僕がアプローチしたところで内心キモがられつつ適当にいなされて終わり。ならば最初から何もしないでいた方がいい。そうは思っていても、いざその人物が誰か別の男とくっつくと、嫉妬で気が狂いそうになる。
お前の顔と声と話し方がキメェのが悪いんだろ、ひよってるからそうなるんだよ。そう言ったご意見は受け付けていません。
自分に正義がないのはわかっています。その上で許せない。
でも、好きだったあの子とその相手がなにをしているんだろうということは否が応でも考えてしまう。そして、それが自分ならよかったのに、と思う。そして、抜く。
それを見事に体現しているのがこの『僕が先に好きだったのに』というジャンルです。

BSSをテーマとした作品で僕がオススメなのが、もつあき先生の『カッコつけてエロいことに興味ないフリしてたら、俺の方が先に好きだった幼馴染をエロ猿の友達に取られるお話♡♡』です。
タイトルからも分かる通り幼馴染ものなので、厳密に言えば異性の幼馴染などいない僕とリンクする部分はないです。しかし、好きだったあの子を取られたと知った瞬間の主人公の気持ち、後悔、そして嫌でも思い浮かべてしまうさまざまな様子、そういうのを全部混ぜ合わせたぐっちゃぐちゃな感情が見事に表現されています。
ちなみに、もちろん18禁です。相当激しめですので見るかたによっては気分を害される可能性もございます。お気をつけください。

同じような境遇の人間にとっては、NTRの億倍脳を破壊されること請け合いのBSS、何卒よろしくお願いします。

そしてこれを書いていて、なぜ今日自分がチェキを所望されなかったのか、その理由がよくよく分かりました。

ありがとうございました。

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