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素人と読む旧約聖書⓪ここから始めましょう、イチから――いいえ、ゼロから

 素人と読む旧約聖書シリーズは、筆者が、作家であり絵画など美術作品に詳しい中野京子大先生の本を読んで、歴史や美術に関心を持ち、その中でも特に興味を抱いた「聖書」の分野を、皆さんにも理解してほしいという思いから始まりました。ちなみに、筆者は万物において素人なので、どうか温かい目で記事をご覧願います。
 参考にさせていただいた中野先生の著作はこちらになります。是非、購入を検討いただけたら私も嬉しいです。
 Amazonリンク:中野京子と読み解く 名画の謎 旧約・新約聖書篇
         著:中野京子・文藝春秋社

1.旧約聖書

 ただいま公開している「旧約聖書」に関する記事は、すべて『創世記』を読もう!という記事である。では、ここで旧約聖書の構成を確認する。
 旧約聖書は全39巻からなる。そのうち最初の巻(第1巻というイメージ)が『創世記』である。人類の誕生や、その子孫の物語が書かれる。

 39巻は大きく、「律法」「歴史書」「詩歌書」「預言書」の4つに分類される。『創世記』は、「律法」の内の一つにあたる。「律法」はまたの名を「モーセ五書」ともいい『創世記』『出エジプト記』『レビ記』『民数記』『申命記』の5つである。あの出エジプトを指揮したモーセが書いた書というイメージ(本当はちょっと違うが)でよいだろう。

 モーセ五書は『出エジプト記』の第20書までは物語形式で、残りはルールブックという形式である。なので「律法」とくくられている。

2.聖書

 聖書は、世界で最も読まれている本である。
 しかし、日本ではあまり馴染みがないかもしれない。それは、単に日本国内にキリスト教徒が少ないというだけでなく、公立学校の教育の場で聖書を読むという機会がないから、「子供の時に読んだね」とならないのではないかと分析する。
 無理に「聖書を読め」とは思わないが、物語調で読みやすいところもあるので、宗教を信じる信じないは別として、買ってみてはどうだろうか。全部を理解しなくとも、あなたの人生の何かの役に立つ時がやってくるかもしれない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E6%9B%B8


p.s.ぜひ、他の記事も見てださいねー。

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