急にレポートを書くことになったときの1.2.3step
実家に帰ると御年77歳喜寿の父が、ノートパソコンに外部モニターを繋いで、ウンウン唸りながら英語で論文を執筆中だった。
大学で30年間、教鞭をとり定年退職した今も研究を続けている。
そんな父を持つ娘の私は論文は大学卒業のときに書いた1本のみ(今読み返すと論文とも言えないが)
文章を書くのが苦手なのに、会社からは急に「論文形式のレポート」を出せと言われ大慌て
「父さん、論文形式のレポートを1本書いてよ」
「概要が分からんと書けんよ」
そりゃそうだ。
現時点で文字化できているのはタイトルのみ。
概要があればあとは父が書いてくれるかもしれない…ととりあえず、書き始めるとある程度の文章量になった。
論文というより、何を調べたか?という観察日記のような文章すら父の手にかかるとあっと言う間に論文っぽくなるから不思議だ。
どうやって論文形式のレポートを書いたらいいのか?そして、いつかまた書く日まで忘れないうちに父直伝の論文(レポート)の書き方をnoteにメモしてみました。
論文形式の構成
まず簡単に構成について、
1-1 目的、背景
1-2 既往の研究、1-1のために今はどういうことをしているのか?いくつかある。今やっているけど提案
1-3 だからこういうことをやります!
2-1 手段、どういう方法でやったか?
2-2 実際にやったこと。大事なところだけ
2-3 考察、課題、良かった点、だからどうだったか
3-1 1-3の短い版
3-2 何を得られたか?2-3をまとめたもの
3-3 今後の展開、課題
「大事なことは3回出てくる」
ので話が被ってもいいらしい。
例えば、1-3に対して3-1はその結果をまとめたものになるし、2-3の内容から得られたものを3-2にまとめて書く。など。
まず書きやすいところから書く。
最初に構成について書いたけれど、目的・背景がしっかりと決まっていればいいけれど…まあ、書きにくいところは後回し
一番書きやすいのは、
「2-2 実際に何をやったか?」
という内容部分。作業メモや備忘録などを作成していればとりあえずまるっとコピーあんどペースト。
削るのはあとからいくらでも削れるので、まずはとにかく書き出す。
文章を見直す
内容部分がある程度書き出せたら勢いに乗って背景・目的や結果の部分を埋めて行く。
この時点で結構な文章量になったのではないだろうか?
用意するもの:蛍光ペン3〜6本
構成の各項目ごとに色を決めて、書いた文章を見直して行くと、
最初に書いたけどこれは手段だな、
随分後ろに目的が
…なんて感じに蛍光ペンで色を引いて行く。
分類し終わったら文章を再構成する。
これで、少しは文章がスッキリしたのではなかろうか?
タイトルはよく考えよ
タイトルは最後に決める人がいるくらい、論文の顔となる大切なもの…らしい。
全体を読み直してその、論文にピッタリなタイトルを考えてあげてください。
そして最後に[参考文献]も忘れずに!
これで書ければ苦労しないよ。ですよね。
実際わたしも書いたレポートを何回か添削してもらったおかげでどうにか形になりました。
あとは慣れのような気もするのでまた機会が有れば論文形式の文章を書いてみようと思います。その時はこのnoteを参考に…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?