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2020/03/23 1年ぶりの歓談

先日卒業生から連絡があり、1年ぶりに食事に行くことになった。

前任校の初年度(当時は非常勤講師だった)に授業を持った学年に彼女がいた。この学年の人たちとは、ありがたいことに今でも付き合いの続いている人が何人かいて、少し特別だ。

今日会った彼女ともだいたい年に1度、今時分に会っていたのだけれど、今年はようやく諸々の遠慮なく話をすることができるようになり、嬉しかった。彼女自身思うところは色々あるのだけれど、それでも目を次に向けていることが何より嬉しかった。

子供の頃から周りと自分とで作り上げたイメージとか理想とか、または意地とか固執とか、そういう自分を知らず知らずのうちに縛るものを手放すのは難しい。それらから離れて、新しいほうへ一歩を踏み出した彼女を応援したい。心から幸せを祈る。

公開する文章を書くときには、便宜的に「卒業生」という言葉を使うけれど、卒業して何年も経っていて、彼女はすでに「生徒」ではない。年齢こそ離れているものの、ひとりの人として話ができ、人として立派だと思える彼女を説明する言葉をわたしは知らない。とはいえ「友人」とも違うだろう。その人が、わたしをいまだに(それ以外の呼び方がないにせよ)「先生」と呼んでくれる。それに見合う人間でいたいと思う。これは、彼女と同じく今も付き合いを続けてくれる他の卒業生も同じだ。

こういう縁を結べていることだけでも、凄く幸せなことですよねえ、ほんと。

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《2020/03/23 補記》
タイトル画像は2軒目で撮らせてもらった、彼女の素敵なジェルネイル。リラックマがかわいい。昔から爪が素敵な人が好きなので、惚れ惚れと見せてもらった。わたしも綺麗な爪にしてみたいなと思うことがあります。


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