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Web of Scienceの検索履歴エクスポート機能

Web of Science(以下,WoS)のインターフェースが少しずつ変わっているのに使われている方はお気づきでしょうか?
ツイートメモを見てみると2019年12月ごろから変わったとこの当時の私が言っているようです(←記憶がなし。しばらくは並行稼働していたように思います)

WosのIFが変わったとメモしていました

検索履歴のエクスポート機能に気付いたのは12月に依頼された検索をしているときでした。(いつ追加されたかはまだ調べていません)

WoSに検索履歴のエクスポート機能がある!と気付いた時のメモ

さらに,検索式を報告するためにそれぞれのDBの検索式を整理していたところ,WoSからとりあえずエクスポートしていたファイルを確認していて
WoSデータベースのセグメントごとの検索対象年情報が含まれていることに気付きました

textファイル形式内の記載

WoSは契約によりcore collection内の使えるファイル(対象範囲)も異なるので,同じように見えても利用されている環境の対象年をきちんと報告することも大切です(検索の透明性と再現性の保証のためにも)

(今までは確かSearch Historyの検索式のDatabaseの箇所からコピペして記録していました)
このファイルを保存した際はとにかく,検索戦略をFIXさせて(重複チェックし)依頼者に提出することを急いでいたのでエクスポート手順を記録していなかったのですが,私の情報ゼロのツイートをSRLibrarianProblemsさんが拾ってくださり,出力手順をツイートしてくださいました。
というわけで,ここにもメモします。

Web of Scienceの検索結果(特にSRの際)の効率的な保存方法

1.WoS画面左側のメニューから時計マーク"View your search history"をクリック

WoS の画面から左側時計マークをクリック


2.Search HistoryからExportのプルダウンで保存したい検索式のファイル形式を選択(私は別ファイルに転記するのでテキストファイルとexcel形式でとりあえずそのときは保存しました)

Wos Search History画面

3.ファイル形式を選ぶとエクスポートする項目(Query content)の設定画面が表示されるので,このときDatabaseにチェックを入れると各DBのセグメント情報も保存されるようです。デフォルトのままでよいと思います(検索日や検索式検索結果数までエクスポートされる設定になっています)

Query contentの画面

4.エクスポートしたファイルを開くと指定した項目が出力されています。
この中にdatabaseの詳細(core collectionの中のEmerging Sources Citation IndexやIndex Chemicus,Current Chemical Reactions等含まれるファイルのそれぞれの検索対象年)が含まれています

たまたま気付いた便利機能でした。

Thank you for summarizing it.

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