見出し画像

「インプレゾンビ」にご用心

最近、「X(旧Twitter)」について
学ぶ機会があった折に、
「インプレゾンビ」なる言葉を
初めて聞きました。

「インプレゾンビ」とは、
Xで広告収益を得ることを目的とし、
インプレッション(=閲覧回数)を
増やすためにひたすら迷惑投稿を
行うアカウントの俗称

この物騒な名前は、ミュートやブロック
などの機能を利用しても、
また別の投稿に似たようなアカウントが
ゾンビのように湧くことに由来
します。

ただただSNSで投稿を繰り返せば、
「濡れ手で粟」の収益が得られるとの
ことで、手を染める輩が後を絶たない
わけですね。

こちらのWikipediaに、かなり詳細に
解説がなされていて参考になります。

ここ最近、TVをはじめメディアで
かなり話題になっていたタイミング

だったようで、ググってみたら直近の
ニュースがたくさん出てきました。

例えば、日経クロストレンド誌に
よる、X日本法人代表へのインタビュー
記事がこちらにあります。

NHKでも、かなり突っ込んだ特集を
したようですね。

こちらの特集では、何とナイジェリア
インプレゾンビとして日々「無意味」な
投稿
を行っていた人が、
とある呼びかけに応じる形で、徐々に
「意味のある」投稿を行うようになり、
ついには「インフルエンサー」化した
という内容です。

これら一連の話を読んでみた所感を
少しばかり書かせてください。

一つには、「お金になるネタはあらゆる
ところに落ちている」
のであり、それを
狙う「落穂ひろい」も一定数出てくる
のは仕方ないだろうな、ということを
感じました。

ルールの穴からこぼれたものを、
目ざとく見つけて自らの利益にする
その鋭い視点と行動の素早さには、
一目置かざるを得ません。

次に、それだけ素晴らしいアイデアを
編み出してしまう力があるのなら、
それをもっと別のところに使えないの
だろうか
、ということも強く感じた
ところです。

Xの収益化プログラムのアルゴリズムを
踏まえて、インプレッションを楽に
稼ぐ方法を考え出せるほどの頭脳なら、
もっと別の素晴らしいアイデアを考え、
社会に貢献していただきたい

そう思わざるを得ません。

最後に、このインプレゾンビを撲滅、
あるいは激減させるために、X社も
かなり本腰を入れて対策をしてきた
ことが伺え、少し見直しました。

なんて言うと、随分偉そうに聞こえる
かもしれません。
ただ、正直なところ、昨日の投稿で
書いた「フィルターバブル」のことも
あって、Xに対する信頼感が今ひとつ
でした。

その信頼感が、多少は回復しました。
なんだかんだで、情報拡散力においては
非常に強いX

引き続き、使いやすさを維持するための
投資を惜しまず、プラットフォーマーと
して頑張っていただきたいところです。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。