見出し画像

フィルターバブルとエコーチェンバー

アマゾンプライムで、『沈黙の艦隊』
シーズン1を無料視聴できます。
友人のFacebookの投稿で気付いたように
記憶していますが、これは是非観てみたい!
そう思って、スキマ時間で観始めたところ、
結局ほぼ一気に観てしまいました。

主役は、今や俳優として引っ張りだこの
大沢たかおさん

『VIVANT』『ドラゴン桜』をはじめ、
ドラマや映画にこれまた引っ張りだこの
阿部寛さんと一緒に、Men’s Non-noで
モデル
をされていたのが懐かしい、、、
なんて言うと歳がバレますね。

兎にも角にも、大沢さんも阿部さんも、
今やベテラン本格派俳優
ですから、
なんだか不思議な気がします。

さて、その『沈黙の艦隊』の中で、
潜水艦が何度となく魚雷を撃ち合う
場面
が出てきます。

敵からの魚雷の命中精度を下げるため、
あえて海底に沈んでいる船に魚雷を当てて
衝撃波を発生
させたり、
艦への衝撃を抑えるために艦の周りに
「ポリマー」を射出
したり、
といった場面が出てくるのですが、
その度に水中を無数の「バブル」が覆います

このバブルを見ていて、
ふと「フィルターバブル」という
言葉を思い出しました。

ご存知の方も多いと思いますが、
この言葉は、インターネット上において
個人の過去の検索履歴や好みに基づいて
情報が選別される現象
のことを指して
います。

別名「エコーチェンバー」とも呼ばれる
この現象により、ネットユーザーは
自分の意見や興味に合致する情報
ばかりに接する
ことになるため、
異なる視点や情報に触れにくくなる
わけですね。

最初に「フィルターバブル」という言葉を
聞いた時、「バブル」という言葉の響きの
せいか、今ひとつ「エコーチェンバー」
同じ意味だということをすんなりとは理解
できませんでした。

「エコーチェンバー」は、
「エコー」=やまびこ、こだま
「チェンバー」=(小さな)部屋、空間

という意味の言葉をつなげたもので、
閉じた空間の中で同じ情報がこだま
しあって増幅していくイメージ
が、
割と容易に頭に浮かんだのです。

「フィルターバブル」の方は、
「フィルター」=濾過する道具
「バブル」=泡

の組み合わせとなっているわけですが、
どういう状況を示そうとしているのか、
今ひとつイメージがつきにくかった

ですね。

それが、『沈黙の艦隊』の映像で、
無数の「バブル」が潜水艦を
覆う様子
を見た際に、
あぁ、この泡が情報で、他の情報から
潜水艦を遮断してしまうということか!

と合点がいったのです。

この「フィルターバブル」ないし
「エコーチェンバー」は、既に多くの
方がその存在に気付いて、自衛策
取っています。

それでも、完全なる対策というのは
かなり難しい、いや、不可能
と言って
良いでしょう。

まずはその存在を知ること
そうやって、その弊害から少しでも
逃れる試みが大切だと思う次第です。

上記リンク先の総務省発表の白書内に、
両方の言葉の定義を端的に示しつつ、
その問題点について説明してくれて
いるので、ご興味ある方はそちらも
是非参考にしてください。



己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。