SIGMAさんに電話をしてみた

メイドインジャパン、メイドイン会津をうたう光学機器メーカーSIGMA。

最近はfpに高画素のLが加わったり、昔ながらのようなガッチリしたIシリーズというレンズを増やしたり
なにかと個性的で面白い動きをしている。

ただ、気になること。
SIGMAさんの製品は定価が安価な気がするということ。

他国を製造国にしてコストダウンをしているメーカーさんの商品に対して、SIGMAさんの製品が、「割高だよね、ぼったくりだよね」と言われない、そう変わらない値付けをしていること。
国内製造でやっていくと、その分、高い値付けになるので、言われるはずなのだ。高いよねと。

良品をより安くということは、悪くはないのだけど日本のものづくりとして、どういうことなのか、メーカーさんのお話を聞いてみたかったのだ。

それで、その辺りの話を電話で教えていただいたのだ。

会社、工場、振る舞う範囲をコンパクトにして、かかる経費をシンプルにする中で、お客様が買いやすい品物になるようにしている、それでも、もう少し安くならないかというご相談もあるとのこと。

野菜のように、生産者と消費者が近くなり、余計なものが入らないことは安全と、より安く手に入るということになる。そう言った意味では、悪くない、そのとおりである。

だけども、本当に適価なのだろうか。

ジャパン自社製造が、ずっと続く、
持続可能ビジネスモデルになっているのだろうか。
微妙に安売りになってしまっていないだろうか。

私は仕事が自転車と撮影なのだが。

自転車に関しては、残念ながら日本製という流れは、
とうに無くなってしまった。
また、自転車メーカーが直販するということが
現実的には無理なので、
(やっている通販メーカーもあるけれど)
メーカーが直販することで買いやすい定価にするという逃げ道がない。しかし自転車という商品も、カメラと同じく
お客様はお値打ちな商品を求められるので結果的に中間業者や、販売店にしわよせがいく。

とにもかくにも、
メーカーが無くなってしまっては
元も子もないので
業界さんたちが元気に商売上々であってほしい
そう願ってやまない。

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