私は、芸術家は幸せになってはいけないという類いの呪いと戦っている。 なぜなら人は無条件で幸せになって良いし、そもそも私達は幸せであることを気付く事が人生だと思っているからだ。 そしてその人生にある一つ一つの幸せに気付く事が出来たなら、 私達は日常をどれだけ幸福に過ごすことが出来るだろう。 幸せは人間の権利ではなく、義務なのだ。 幸せになる為にすることは何もない。 むしろ手を止めて、今あるものに目を向けるだけで幸せではないか。 しかし芸術家として、幸福感に包まれ、手を