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“ キツい人“ たち

女装をはじめて楽しい反面、タイムラインを眺めていてキツいなぁと思う人たちも増えました。この「キツい」という言葉、なかなか絶妙だなと思ったので今日はキツい人たちについてお話しようと思います。

それはネガティブな感情の決壊

相手に対して醜い、気持ち悪い、怖い、嫌い…といった具合にネガティブな感情が鬱積してきて「ある一定量」に達したことで、受け入れ難くなってしまったときに出てくるのがキツいという言葉。単純にキツいだけならフィルター(ブロックやミュート)をかけて見えなくすればいいのですが、問題なのはいい人がキツかった時です

いい人がキツいと大目に見てしまう

SNSのタイムラインを眺めていて醜悪な姿が目に入ったあと「でもこの人いい人だし」といった具合に情が入ってしまうと「ある一定量」に対してプラス補正をかけて大目に見てしまうことってありませんか?

別段悪い人じゃなかったり、日頃お世話になっている人だったり、自分と同じような孤独や苦しみを抱えていて仲間だと思ってた人がキツい相手だった時は本当につらい。もうゲームオーバーなのにいつまで続くかわからない消化試合を続けさせられるようなものです。

そういうの、無理っていいませんか?

どんな人がキツいのか

共通点

  • 我欲を満たす為に周囲への迷惑を顧みない人

  • 自らの醜い部分を恥じらう事もせず、向き合い方を間違えていると思われる人(悪い意味で開き直っている)

抽象的でボヤけた表現に感じるかもしれないので具体例を箇条書きします。

具体例

  • 「汚い」「臭そう」と思うような写真
    →ヒゲが目立つ、陰部のアップ、贅肉でふくらんだ腹、清潔感のない髪など

  • 公共の場で行う迷惑行為
    →皆が使うスペースの専有、本来の用途以外での使用、器物の破損、女装をしながらこれらの行為をOPENな場でやると、LGBTの方々に対する理不尽なレッテル貼りの温床になり得ます。

  • 人を罵ったり軽蔑したり傷つける言葉

  • 同じことの繰り返しで「またか」と言いたくなる発言
    →お約束なら安心感がありますが「またか」と言いたくなるものは辟易しているという事かと。

  • 名乗った肩書きに対して著しく乖離があるのに、その差を埋める努力が見られない
    →おっさんが宴会のノリで女装したようにしか見られないにも関わらず安易にトランスジェンダーを名乗ったり。幼少期から性自認の不一致に苦しんでいた方々に対して失礼だと思わないのかな・・・。そんな人が乱暴な言動で人を攻撃している様を見ると、もう目も当てられない。

  • 相手に自分を「カワイイ」と言わせようとするような恣意的な言動
    →わざと自分を貶めるような発言をしたり他の人がカワイイと言われてるところを見て自分は?としつこく聞くなど

これらの判断には好みの差があるし、合う合わないがある。また人は時期に応じて価値観が変動します。ゆえに「こうすればいい」という絶対的な正解とか定義はないものです。

本当のことは誰も言ってくれない

ところで、人のこと「キツいわぁ・・・」と言っておきながら別の人からこちらが「キツいわぁ・・・」と思われているかもしれません。

自分がどこかで不誠実なことをしてしまっていないか、常に襟を正し続ける必要があります。

それに人は加齢とともに老いていきますし、自覚のないまま力不足になったり気づけないことが増えてきて誰かに迷惑をかけてしまうものです。お年寄りの運転みたいなものです。人間関係には自動車だけでなく「コミュニケーションの事故」も沢山あります。

若いうちは叱られて軌道修正をかければきちんとした歳のとり方もできるでしょう。でも年輩になるにつれて謙虚さは消えて人の言ってることがなかなか受け入れられなくなったり、さらに怒られることも減っていきます。

なぜなら、みんな気を遣うし出来ることなら、荒波を立てるようなことは避けたいから

相手が年輩なら顔を立てなきゃいけないと思ってしまうんです。だから面と向かって言わずに、その相手がいない所で「あの人キツいわぁ・・・」と悪口を言われてしまう。自分自身への戒めも込めて、こういった「やり場のない想い」が生まれてしまうことを、誰もが肝に銘じておくべきでしょうね。

仲良い人のSNS離れや、悲しく建設的でない言い争いといった、コミュニティの機能不全を引き起こさないためにも。

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